服、贈り物、思い出の品も絞り込める。シンプリストが実践した「ものを手放しやすくする」思考&習慣
- 公開:2025.10.8
- ライフスタイル
厳選したものだけに囲まれたシンプルな暮らしを発信するminiさん。そのすっきりとした空間に憧れつつも、自身はなかなかものを手放せないという方もいるのではないでしょうか。今回は、かつてたくさんのものを持っていたminiさんが、服やいただきもの、思い出があるものなどを減らす決断がしやすくなったという考え方や方法をうかがった記事を再編集してお届けします。
ものを手放して叶えた、すがすがしい空間での身軽な暮らし
分譲マンション1LDKで夫と二人暮らしをしているシンプリストのminiさん。シンプルな家具や少しのアート、少し珍しい観葉植物で彩ったシンプルな空間は「静謐」と表現したくなるほどすっきり。無駄なものをそぎ落とし、本当に好きなものだけを選び取った暮らしぶりを発信しているInstagramや初の電子書籍も注目を集めています。
そんなminiさんでも、かつては雑貨を集めるのが大好きで、部屋に多くのものを溜め込んでいた時期もあったそう。それでも自分の心と向き合い、時間をかけて不要なものを手放し、いまの暮らしを実現させました。
ものを減らす大変さもよく知るminiさんに、多くの人が手放すのに苦戦する服や、人からの贈りもの、思い入れがあるものをどのように考えて減らすことができたかを教えていただきました。
そんなminiさんでも、かつては雑貨を集めるのが大好きで、部屋に多くのものを溜め込んでいた時期もあったそう。それでも自分の心と向き合い、時間をかけて不要なものを手放し、いまの暮らしを実現させました。
ものを減らす大変さもよく知るminiさんに、多くの人が手放すのに苦戦する服や、人からの贈りもの、思い入れがあるものをどのように考えて減らすことができたかを教えていただきました。
手放しにくいもの3つを減らす方法
服:あるものを着回し、本当の「好き」を見つけて絞り込む
服については一気に処分するのではなく、まずは増やさないことを心がけたといいます。「買う数を減らして、今ある服だけで着回し、傷んだら処分するというのを繰り返して減らしていきました」(miniさん、以下同)。
すると、自分がよく手を伸ばす服から好きな色やデザイン、着心地などが明確になっていき、統一感のあるコーディネートができるように。無駄な買い足しや、ほとんど着ていないものを処分する罪悪感もなくなったそうです。
「たくさんの服を手放した後は、自分に必要なもの、似合うものだけを着倒す覚悟で厳選して購入するようになりました。そうやって選ぶと、手に取るものは年に数えるほどしかありません。捨てるのも、傷んできたときのみです」
すると、自分がよく手を伸ばす服から好きな色やデザイン、着心地などが明確になっていき、統一感のあるコーディネートができるように。無駄な買い足しや、ほとんど着ていないものを処分する罪悪感もなくなったそうです。
「たくさんの服を手放した後は、自分に必要なもの、似合うものだけを着倒す覚悟で厳選して購入するようになりました。そうやって選ぶと、手に取るものは年に数えるほどしかありません。捨てるのも、傷んできたときのみです」
贈りもの:自分にフィットしないものは、感謝して写真だけ残す
人からもらい受けたもののなかには、ときに自分の本当の好みとは違うものがある場合も。miniさんもかつては捨てるのは申し訳ないと、長い間手元に残していたこともあったそうです。しかしそれでモヤモヤし続けるのは、贈ってくれた人も本望ではないはずだと割り切るように。「心のなかで感謝したら、写真に撮って手放すようにしました」
その後は、同じことを繰り返さないための心がけもしています。
「いまはミニマリストを公言していて、プレゼントやお土産は基本的に消耗品や食品しかもらいません。親しい人たちは、最初から消えてなくなるものを選んでくれます」
その後は、同じことを繰り返さないための心がけもしています。
「いまはミニマリストを公言していて、プレゼントやお土産は基本的に消耗品や食品しかもらいません。親しい人たちは、最初から消えてなくなるものを選んでくれます」
思い出のもの:本当に大切なもの以外は写真で、記憶にとどめる
旅行や行事の記念の品など、思い出のものは年々増えていきますが、保管できるスペースには限りがあります。miniさんは、かつてお子さんが作った作品や絵、賞状なども多くは写真に撮り、デジタル化して保存。現品は処分しています。
そこにあるのは「大切なのはもの自体ではなく、心に残る思い出だ」という考えです。
「大切な手紙など、心温まるものは厳選して残していますが、あとは写真で十分です。写真があれば色や形などの記憶があいまいになることもなく、思い出がしっかりよみがえります」
そこにあるのは「大切なのはもの自体ではなく、心に残る思い出だ」という考えです。
「大切な手紙など、心温まるものは厳選して残していますが、あとは写真で十分です。写真があれば色や形などの記憶があいまいになることもなく、思い出がしっかりよみがえります」
自分だけではなく「大切な人に負担をかけない」ために手放す
miniさんがものを減らそうと決断したのには、お手本とは言いがたいご両親の暮らしぶりがありました。なかなかものを手放せず、探しものに大幅に時間をとられるといった悪循環を目の当たりにしてきたのです。それだけではなく、父が亡くなったときの遺品整理では、気が遠くなるほどの作業に追われ、思い出に浸る暇もなかったそう。それが「自分は家族に同じような思いをさせないために、ものを手放そう」という思いにつながったのです。
miniさんがそうした実体験を踏まえ、ものを減らすために大切だと感じていることや、減らした状態をキープするための心がけを詳しく綴った電子書籍が好評発売中です。ものにとらわれず、空間にも心にも余白をもった軽やかな暮らしぶりを見ると、自分もがんばって片付けようという気持ちを目指したいという気持ちが高まるはず。
タイトル『9割捨てたら叶った。好きなものだけに囲まれるシンプルな暮らし』
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mini
厳選したものとの暮らしを投稿しているInstagramが人気のシンプリスト。空間も思考もシンプルにする心がけや小さな習慣なども自らの丁寧な言葉で綴られていて、心に響きます。