1日たった30秒!「呼吸するだけ」で理想のお腹を手に入れる。ドローインの基本と正しいやり方
- 公開:2025.6.16
- コスメ・ビューティー
「お腹がぽっこりしてきた」「姿勢が崩れやすい」「くしゃみでヒヤッとする」といったお悩みは、加齢だけが原因ではなく、“インナーマッスルの衰え”が関係しているかもしれません。そこでおすすめなのが、手軽にインナーマッスルを整えられる「ドローイン」です。今回は、ヨガ講師、美容整体師の筆者が、1日30秒から始められるドローインのやり方を解説していきます。
体型崩れと不調の原因は?
心地よく年を重ねたい。そんな想いと裏腹に、「疲れやすい」「お腹が凹まなくなった」「尿もれがある」など、日々の中で小さな違和感が増えていませんか?
それは、体幹部の深層の筋肉(インナーマッスル)が弱っているサインです。
お腹まわりを内側から支え、コルセットの役割をしている「腹横筋(ふくおうきん)」、子宮や膀胱などの内臓を下から支えている「骨盤底筋(こつばんていきん)」といった筋肉が弱くなると、姿勢が崩れ、ぽっこりお腹が目立ちやすくなります。尿もれなどのお悩みも増えることに。
それは、体幹部の深層の筋肉(インナーマッスル)が弱っているサインです。
お腹まわりを内側から支え、コルセットの役割をしている「腹横筋(ふくおうきん)」、子宮や膀胱などの内臓を下から支えている「骨盤底筋(こつばんていきん)」といった筋肉が弱くなると、姿勢が崩れ、ぽっこりお腹が目立ちやすくなります。尿もれなどのお悩みも増えることに。
そこでおすすめなのが、呼吸の力でお腹をへこませて、体幹の深い筋肉を刺激するメソッド「ドローイン」です。
鍵となるのが、「横隔膜(おうかくまく)」という筋肉の動き。横隔膜は、胸とお腹の境目にあるドーム状の筋肉で、呼吸をつかさどっています。息を吸うと横隔膜が下がって肺が広がり、お腹が自然に膨らみます。息を吐くと横隔膜が上がって肺を押し縮め、お腹はへこみます。
ドローインは、この吐く動作でお腹をぐっとへこませることで、お腹の深い部分にある腹横筋や骨盤底筋を刺激し、体幹を引き締めていくトレーニング。呼吸にあわせてお腹を凹ませるだけで、体幹が目覚め、姿勢やスタイル、疲れやすさにまで変化が期待できます。
ここからは、1日30秒から始められるドローインのやり方をご紹介します。
鍵となるのが、「横隔膜(おうかくまく)」という筋肉の動き。横隔膜は、胸とお腹の境目にあるドーム状の筋肉で、呼吸をつかさどっています。息を吸うと横隔膜が下がって肺が広がり、お腹が自然に膨らみます。息を吐くと横隔膜が上がって肺を押し縮め、お腹はへこみます。
ドローインは、この吐く動作でお腹をぐっとへこませることで、お腹の深い部分にある腹横筋や骨盤底筋を刺激し、体幹を引き締めていくトレーニング。呼吸にあわせてお腹を凹ませるだけで、体幹が目覚め、姿勢やスタイル、疲れやすさにまで変化が期待できます。
ここからは、1日30秒から始められるドローインのやり方をご紹介します。
①寝たままできるドローイン
最初にご紹介するのは、寝たままできるドローインです。仰向けで体がリラックスした状態で、インナーマッスルを集中的に刺激できます。寝る前や起床後など、ちょっとした時間に取り入れやすく、習慣化しやすいので、忙しい方にもおすすめです。
やり方
1. 両膝を腰幅に立てて、仰向けで寝ます。両手は体の横に置きます。
2. 背中全体を床につけ、リラックスします。
2. 背中全体を床につけ、リラックスします。
3. 腰を床から10cmほど持ち上げます。(この時点ですでに腹横筋、骨盤底筋が目覚める!)
4. 息を鼻から吸いながら、お腹を丸く膨らませます。
※写真では、動きがわかりやすいように、両手を胸に当てていますが、実際には体の横に置いたままでOKです。
4. 息を鼻から吸いながら、お腹を丸く膨らませます。
※写真では、動きがわかりやすいように、両手を胸に当てていますが、実際には体の横に置いたままでOKです。
5. 口をすぼめ、息を長く吐きながらお腹をへこませていきます。
6. 6秒ほどかけて息を吐き切り、吐ききったところで3秒ほどキープ。
7. 再び息を吸います。この呼吸を30秒ほど(3回ほど)続けましょう。
6. 6秒ほどかけて息を吐き切り、吐ききったところで3秒ほどキープ。
7. 再び息を吸います。この呼吸を30秒ほど(3回ほど)続けましょう。
②膝立ちでドローイン
次にご紹介するのは、膝立ちで行うドローインです。膝立ちの姿勢は、立位に比べて骨盤の動きが安定しやすく、骨盤が過度に前傾や後傾しにくいのがメリット。普段から正しい姿勢がとりにくいという方におすすめです。
やり方
1. 両足を腰幅に開き、膝立ちします。
2. 両手を頭の上で組み、上に伸びます。お腹を伸ばしておきましょう。
2. 両手を頭の上で組み、上に伸びます。お腹を伸ばしておきましょう。
3. みぞおちあたり(肋骨の前側)に両手を置きます。
4. 息を鼻から4秒かけて吸いながら、お腹を膨らませます。
(このとき、肋骨の開きも感じます。腰を反らないように注意しましょう)
4. 息を鼻から4秒かけて吸いながら、お腹を膨らませます。
(このとき、肋骨の開きも感じます。腰を反らないように注意しましょう)
5. 顎をひき、目線をおへそに向けます。
6. 口をすぼめ、息を長く吐きながらお腹をへこませていきます。
7. 6秒ほどかけて息を吐き切り、吐ききったところで3秒ほどキープ。
8. 再び息を吸います。この呼吸を30秒ほど(3回ほど)続けましょう。
6. 口をすぼめ、息を長く吐きながらお腹をへこませていきます。
7. 6秒ほどかけて息を吐き切り、吐ききったところで3秒ほどキープ。
8. 再び息を吸います。この呼吸を30秒ほど(3回ほど)続けましょう。
1日30秒ドローインでお腹凹む!
たった1日30秒のドローインでも、続けることでお腹まわりのインナーマッスルがしっかり鍛えられ、ぽっこりお腹の改善や姿勢の安定に効果的です。寝たままや膝立ちなど、自分に合った姿勢で無理なく取り組めるのも嬉しいポイント。毎日のちょっとした習慣が、疲れにくい体と引き締まったお腹を作る第一歩になりますよ。
photo / Yukari,shetterstock