狭い部屋でも2人で心地よく過ごすには?1LDKのインテリア&レイアウト実例3選
- 公開:2024.12.14
- インテリア・生活雑貨
1LDKの限られたスペースでも、快適な空間を作って二人暮らしをしている方々の実例を3つご紹介します。リビング・ダイニングを中心に、広く使える家具の選び方やレイアウト、インテリアの工夫がいろいろ。二人暮らしに限らず、心地よく過ごせる部屋を作りたい方はぜひ参考にしてください。
背の高い家具を置かない。北欧ナチュラルインテリア
最初にご紹介するのは、44平米の1LDKに暮らすお二人の例。少しずつ集めてきた北欧のデザイナー家具を中心に、ホワイトやナチュラルな木の色など明るい色でまとめたインテリアを楽しむ部屋です。
リビングは、ハイサッシの大きな窓の前にソファと2段の本棚だけを置き、光を遮らない明るい空間に。ここで昼間は日光浴を、夜間にはプロジェクターを使った映画鑑賞を楽しむことが多いのだとか。
本棚はMINATO FACTORYにセミオーダーしたもの。金属の釘を使わずに木材だけで仕上げられたアイテムです。そのなかに、衣食住やアート、小説類などカテゴリーに分類して本を収納し、お気に入りの小物をディスプレイ。天板には写真や香水瓶、花を飾っています。
キッチンとリビングの間のアルヴァ・アアルトの円形テーブルには、個性的なロープチェアを合わせています。その脇のデスクで使っている、丸みがかわいらしいオフィスチェア・オールスターも、食事の際にはダイニングチェアとして活用することで省スペースに。
寝室の一角には、IDEEのSTILT TABLE(スティルト テーブル)とボーエ・モーエンセンのJ39 Shaker Chair(シェーカーチェア)でワークスペースを設置。二人が別々に仕事に集中できるスペースも確保しています。
異素材を組み合わせてメリハリを。ジャパンディスタイルのインテリア
続いては、40平米の賃貸マンションの1LDKで二人暮らしをする方々の部屋です。窓にはカーテンではなくブラインドを取り付け、厳選したモノトーンや木製家具を配置。北欧や韓国、そして日本のアイテムも織り交ぜたスタイリッシュなジャパンディスタイルに整えています。
キッチンを含めて11畳ほどのリビングでは、ユニークなフォルムやキルティングのロゼトーゴのソファを主役に。玄関から入ってきたときに視線が集中するフォーカルポイントの窓辺には、テレビボードのほかに、大きな観葉植物やイサム・ノグチの和紙製の照明・AKARIといったメリハリが出るアイテムを配置。角の全身鏡は、部屋を広く見せてくれます。
5畳ほどの寝室は、リビングにある間接照明とリンクした和紙製のペンダントライトが映える空間。ベッドには6cmから脚の高さを選択できるすのこのベッドフレームを選び、家具を低めに。デスクには必要最低限のものだけを置いてすっきりさせています。
IKEAのドーナツ型のLED照明・ヴァルムブリクストがアクセントになったダイニングスペースには、直径80cmの丸テーブルをセット。椅子には軽やかさを重視してチェスカチェアとYチェアをセレクトしています。また、ラタンやペーパーコード、スチールなど、複数の素材の組み合わせでおもしろみを出し、のっぺりとした印象になるのを防ぐ工夫もしているそう。
家具をゆったり配置して動線確保。ナチュラルモダンインテリア
最後にご紹介するのは、45平米の1LDKで飼い猫と一緒に暮らすご夫婦の例。インテリアを取り扱う会社で働いていたという二人が、互いの北欧風の家具を持ち寄ったナチュラルモダンな部屋です。
リビングには、キャビネット付きテレビボードやキャットタワーといった背の高い家具を並べ、本や雑誌などをひとまとめに。その手前には、テレビボードと同じ色味のローテーブルを置いています。
ソファは、MOMO NATURALのDAY SOFAです。座面は幅も奥行きもゆったりとしていますが、背もたれは低めで圧迫感がなく、引き戸を外した隣の部屋との空間を緩く区切っています。
ダイニングには、MOMO NATURALのラウンドテーブルに、デンマーク・HAYのABOUT A CHAIRなどを合わせています。周りには大きな家具を置かずに、キッチンからリビングまでの動線をしっかり確保。
居室は寝室として使用。大きな家具はベッドとキャビネットをひとつだけに絞り込み、ポストカードや植物などを少しだけディスプレイ。無駄なものがないシンプルな空間に整えています。
コンパクトな1LDKでも、二人でゆったり心地よく
1LDKのコンパクトな間取りでも、圧迫感のない家具で広く見せ、動線もしっかり確保することで、二人でゆったり暮らすことは可能です。みなさんも参考に、居心地のよい部屋を目指してみませんか。
photo / goodroom journal
新しい部屋で、はじめよう。goodroom journal