プロが実践するモノの整理術。「モノに溢れない家」にするためのルール&片付けの3ステップ
- 公開:2024.12.24
- ライフスタイル
モノが増えれば増えるほど「捨てる・片付け」の動作はどんどん億劫に。片付けをラクにしたいなら、モノを増やさないようにしていくことが何よりの秘訣です。正しい片付け方を知れば、家の中を片付けしやすい状態にキープできます。今回は「モノに溢れない家」にするためのルールと、片付けのステップをご紹介します。
「モノに溢れない家」にするための2つのルール
ルール1.買う時に考える・買い方を見直す
モノを買う時に、セール品や流行もの、送料を無料にするための物などをむやみに買ってしまっていませんか。買ったことに満足して、使わずにしまいっ放しになっていないでしょうか。「考えて買う」ことを意識していないと、モノが知らず知らずのうちに増えていってしまいます。
モノに溢れない家にするためには
・自分で管理できる量(適量)を意識できるようにする
・買う時に本当に必要か、自分の適量に収まるか考える
・捨てる時のことも念頭に置き、それでも欲しいか考えてみる
自分が持てる物の適量が明確になると、買う時にも一歩立ち止まって考えられ、無目的な買い物=むやみな買い物もしなくなります。だんだんとモノも増えにくくなっていきますよ。
・自分で管理できる量(適量)を意識できるようにする
・買う時に本当に必要か、自分の適量に収まるか考える
・捨てる時のことも念頭に置き、それでも欲しいか考えてみる
自分が持てる物の適量が明確になると、買う時にも一歩立ち止まって考えられ、無目的な買い物=むやみな買い物もしなくなります。だんだんとモノも増えにくくなっていきますよ。
ルール2.使いきる・減らし方を見直す
収納スペースに、使わないまましまいっ放しになっているモノはありませんか。使えそうならどんどん使い切りましょう。今使えるものから手をつけて、今後使う予定のないものは潔く手放すことも大切です。減らし方も見直してみましょう。
減らし方を見直すポイントは以下の3つ。
・洗剤など生活消耗品:ストックする在庫量を決めて、それ以上買わない
・服:「いつか着るかもしれない」と思う服は、ワンシーズン着ていなかったら思い切って手放す。リサイクルなど、気持ち的に手放しやすい方法を活用する。
・食器:来客用など、大切にしすぎてあまり使っていなかった食器は自分のために使う。使わないなら思い切って手放す。
まずはできるところからモノを減らす習慣を意識してみると、「増やしすぎないようにしなければようにしなければ」と気持ちが変わっていきますよ。
・洗剤など生活消耗品:ストックする在庫量を決めて、それ以上買わない
・服:「いつか着るかもしれない」と思う服は、ワンシーズン着ていなかったら思い切って手放す。リサイクルなど、気持ち的に手放しやすい方法を活用する。
・食器:来客用など、大切にしすぎてあまり使っていなかった食器は自分のために使う。使わないなら思い切って手放す。
まずはできるところからモノを減らす習慣を意識してみると、「増やしすぎないようにしなければようにしなければ」と気持ちが変わっていきますよ。
「モノが増えた」時の片付けステップ
①モノの量を把握する
片付ける時に大事なのは「モノの量を把握する」こと。現状でどれだけ持っているのか、モノの量を明確にしていきます。そうすると自分の適量がわかり、整理が進んでモノが減らしやすくなっていきます。
次のステップで、まずはモノの量を把握しましょう。
・整理する時は「収納スペースから全部出す」(画像のような引出し内なら全部中のモノを出します)
・使っているモノをピックアップ(選ぶ)。今は使っていないモノでも、これから使う具体的なイメージがあれば選んでOK
・捨てるモノはゴミとして出す。捨てるのはもったいない、今後使うかもしれないが、具体的に使うイメージがないモノは別の場所でまとめておく
こうして整理をしていくと、自然とモノの量も明確になっていきます。
・整理する時は「収納スペースから全部出す」(画像のような引出し内なら全部中のモノを出します)
・使っているモノをピックアップ(選ぶ)。今は使っていないモノでも、これから使う具体的なイメージがあれば選んでOK
・捨てるモノはゴミとして出す。捨てるのはもったいない、今後使うかもしれないが、具体的に使うイメージがないモノは別の場所でまとめておく
こうして整理をしていくと、自然とモノの量も明確になっていきます。
②収納スペースを確認
モノが増えた時、収納スペースの不足を解消しようと、収納用品を増やしていませんか。モノの適量を意識できていないと、収納スペースを増やしてしまい、モノがどんどん増えてしまいます。まずは収納スペースのキャパシティを確認してみましょう。
ずっと使っていないモノがしまいっ放しになっていないでしょうか。収納スペースは、使っているモノをしまう場所です。「ここにあったら便利になモノ」を意識しながら整理を進めていくと捗ります。
・片付けステップ①で整理したモノをどこでよく使うか、どこにあると便利か、収納場所を検討する
・検討した収納スペース内を見直す
・片付けステップ①で整理したモノをどこでよく使うか、どこにあると便利か、収納場所を検討する
・検討した収納スペース内を見直す
③モノの定位置を決める
家の中のモノ全ての定位置を決めることで、片付け(収納場所へ戻す)動作がとてもラクにできるようになります。定位置を決めるポイントは以下の通りです。
・よく使うモノから優先的に「使っている場所・出し入れが便利な場所」へ定位置を決めていく。
・収納スペースに収まる分だけ持つように意識してみる。モノの量も増えにくくなっていきます。
・それでも収まらない時は「使用頻度の高いモノ」を優先する。
・モノが増えてきたときや、ライフスタイルの変化のタイミングなどで、定期的に見直す。
・よく使うモノから優先的に「使っている場所・出し入れが便利な場所」へ定位置を決めていく。
・収納スペースに収まる分だけ持つように意識してみる。モノの量も増えにくくなっていきます。
・それでも収まらない時は「使用頻度の高いモノ」を優先する。
・モノが増えてきたときや、ライフスタイルの変化のタイミングなどで、定期的に見直す。
買い方や捨て方などの習慣をすぐに変えることは難しいかもしれません。でも「ラクな暮らしをしたい」「探し物をしない」など理想の暮らしをイメージしながら取り組んでいくと、意識も少しずつ変わります。生活しているとどうしてもモノが増えてしまいますが、ご紹介した片付けのステップを進めていくことで「モノに溢れない家」なり、快適に暮らせるようになります。ぜひできるところから取り組んでみてください。
photo / 伊藤美佳代
住宅収納スペシャリスト/整理収納・照明アドバイザー
伊藤美佳代
整理収納アドバイザー1級・住宅収納スペシャリスト
整理収納アドバイザー2級認定講師(ハウスキーピング協会認定)
住宅収納スペシャリスト認定講師(ハウスキーピング協会認定)
インテリアコーディネーター
防災備蓄収納2級プランナー
instagram @ito_mikayo
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