予約殺到＆行列必至の名店が渋谷に集合！アジア各国の本格カレーを味わえるグルメイベント

数あるエスニック料理のなかでも、日本で長く愛され、現在も絶大な人気を誇るカレー。インドやタイなどの国によって特徴が異なり、さまざまなスパイスで味や香りに変化が出るため、その奥深さははかり知れません。
そんなカレーが大好きだという方やこれまでにない味に出会ってみたいという方にイチ押しのイベントが、東急プラザ渋谷で開かれています。

それが、「もしも食堂～WORLD CURRY FESTA（ワールドカレーフェスタ）～」。音楽界屈指のカレーマニアとして知られ、数々のカレーを食べ歩き、レシピ本の出版やカレー店経営も行ってきたホフディラン・小宮山雄飛さんが、全国から厳選したカレーが集うグルメフェスです。
それはいわゆるご当地カレーのようなものではなく、アジア各国の本格的な味を日本で再現しているお店のもの。カレー通には知られているものの、お世辞にもアクセスがよいとは言えない場所にあり、地元の人でなければなかなか行くことができない隠れ家的なお店ばかりです。それでも連日行列ができていたり、予約が埋まっていたり、食べログのユーザーから高い支持を得た「食べログ カレー 百名店」に選出されるところもあり、その人気は絶大。距離的にも数的にも口にするのが難しい貴重なカレーを、このイベントでは渋谷駅からすぐの場所で堪能することができるのです。

早速、出店している4店舗のメニューをご紹介していきます。
イベントは2期に分かれており、前期は1月25日（水）まで、後期は3月31日（金）まで。3店舗は、前・後期でメニューが切り替わります。

富⼭駅から⾞で30分の住宅街にあるというのに、カレーマニアがわざわざ向かう「ザイカ・カレーハウス」はグルメ雑誌でよく特集される名店。多くのパキスタン⼈が暮らす富山県射⽔市で絶大な人気を誇るパキスタン料理店「カシミール」の元料理⻑、ムハンマド・サキラインシェフが開店しました。シェフ自ら振舞うカレーは、まぎれもなくパキスタン本場の味です。

イベントの前期に味わえるのは「マトンカラヒ」。独自にブレンドしたマサラを使用し、大量の玉ねぎとマトンを炒め煮したカレーです。ホロホロと柔らかくなったマトンから、トマトの旨味が溢れ出します。付け合わせのヨーグルトサラダ「ライタ」を加えながら、ぜひ味変も楽しんでください。

マトンカラヒ（マトンの炒め煮カレー）
1,265円（税込）

後期の「チキンキーマアルー」は、ジューシーな鶏ひき肉とほくほくのじゃがいもが混ざり合うカレーです。こちらも大量の玉ねぎを数時間かけて炒めてあり、その旨味や甘味にカシューナッツペーストと生クリームのコクが加わったリッチな味わい。前期と同様にライタで味を変化させられます。

チキンキーマアルー（鶏ひき肉とじゃがいものカレー）
1,265円（税込）

続いてのお店は、埼玉県の大宮駅からバスと徒歩で計20分ほどというアクセスながら、カレーマニアとメディアが詰めかける「紅茶屋さん」。紅茶の輸⼊業を営みながらスリランカ料理教室も開く店主・加地さんが素材の味を活かして作るカレーは、毎⽇でも⾷べられるほどヘルシーで優しい味わい。ランチのみの営業で、1⽇5名限定の予約席が1ヵ月先まで埋まる人気のカレーをこの機会にぜひ。

前期のメニューは、現地に伝わる伝統医療アーユルヴェーダの考えをベースに、素材の自然な味わいを大切にした「スリランカチキンカレー」。ライスに添えられたナスの和え物「モージュ」や玉ねぎの和え物「シーニサンボール」、豆の煎餅「パパダン」などと少しずつ混ぜながら、さまざまな食感や味を楽しめます。

スリランカチキンカレー
1,265円（税込）

後期は、島国らしく魚をメインにした「スリランカフィッシュカレー」。ココナッツミルクとゴラカ（酸味料）を加えた、クリーミーななかに爽やかさを感じる独特の味わいは唯一無二のもの。こちらにもナスの「モージュ」をはじめとした付け合わせたがずらりと並んでいるので、混ぜ合わせて個性ある味わいをご堪能ください。

スリランカフィッシュカレー
1,265円（税込）

3つ目のお店は、兵庫県芦屋の住宅街に本店があるタイ料理店「バーンタイ」。神戸周辺でカレーを食べるならここと決めているファンも多く、連⽇お昼前には席が埋まってしまう⾏列必須の⼈気店です。タイ人のシェフが新鮮な⾷材を使って作り出すカレーは、ハーブの⾹りと刺激的な⾟さが癖になります。

前期に提供されているのは、真っ赤な色と、円錐型になったライスも目を引くレッドカレー「ゲーン ペッ」です。赤唐辛子をはじめとした数種類のスパイスに、レモングラスやコブミカンなどのハーブをブレンド。ココナッツミルクの甘味に際立つ辛さを、色とりどりの野菜と香りのよいジャスミンライスがより一層引き立てます。

ゲーン ペッ（ココナッツミルクのレッドカレー）
1,265円（税込）

後期に登場するのは、青唐辛子をベースにしたグリーンカレー「ゲーン キャオワーン」。ココナッツミルクのまろやかなコクと甘味が感じられるタイの代表的カレーも、レモングラスなどのハーブが香ります。ほんのり甘くふっくらしたジャスミンライスとの相性は抜群で、スプーンを持つ手が止まらなくなるおいしさです。

ゲーン キャオワーン（ココナッツミルクのグリーンカレー）
1,265円（税込）

かつて小宮山さんが渋谷にオープンしたテイクアウト専⾨店「Lemon Rice TOKYO（レモンライス東京）」も出店しています。南インドの家庭料理であるレモンライスにアレンジを加えた斬新なカレーは、2018年の開店後瞬く間に話題となり、各地のカレー店にレモンライスが広がるきっかけとなりました。現在はECでの販売と催事への出店などがメインとなった人気店の味を、発祥地の渋谷で味わってみませんか。

イベントの前・後期共通で振舞われるレモンライスは、その名のとおりレモンが香るフレーバーライス。まずは単独で、レモンライスそのものの味をお試しください。その後、玉ねぎの漬け物「アチャール」やパクチー、エキゾチックチリソース（辛味）と混ぜ、さらにチキンカレーと合わせて味変を。最後は自由にミックスし、お好みの味を探求してみてください。

レモンライス
1,265円（税込）

ご紹介したカレーが食べられるのは、幅広いアイテムを取り扱う人気の商業施設・東急プラザ渋谷6階にある「もしも食堂」。約2か月毎にテーマやメニューをがらりと変えるシェアキッチンで、予約困難な人気店のシェフや新進気鋭のシェフなどが監修した絶品料理をお手軽価格で味わえるレストランです。

WORLD CURRY FESTAは、3月31日（金）まで開催。前期は1月25日（水）までと残りわずかとなっているので、気になる方はお早めにどうぞ。カレー以外にも、青パパイヤのサラダ「ソムタム」（写真左）などの付け合わせを単品で注文できるので、現地に行かずともアジア各国の食を楽しめるチャンスです。ぜひ期間中に足を運んでみてください。