日本で最も温泉地が多い北海道で美肌の湯を巡る
- 公開:2016.3.20
- 旅行・お出かけ
全国に約3100か所以上ある温泉地の中で温泉地の数が最も多いのは北海道。ひと言で温泉といってもロケーションやお風呂によって魅力は様々です。泉質で期待できる効果も異なるはず。そこで数ある北海道の温泉地の中でも、美肌効果が期待できる女性にもうれしい「美肌の湯」や「美人の湯」として評判の温泉をご紹介します。
「美肌の湯」として名高いおぼこ荘
函館中心部から札幌方面へ約95km、北海道南部の渡島半島のちょうど中ほどにある八雲(やくも)温泉。その中で、道央自動車道 八雲ICから車で約20分、峠を上った雄鉾(おぼこ)岳の麓にひっそりとあるのが八雲温泉おぼこ荘です。
宿には特性の異なる2本の源泉
「山間の一軒宿なので野鳥も多く、安らぎと癒しを求めて訪れる方も多くいらっしゃいます」。そう話すのは若女将の三瓶真紀さん。宿自慢の温泉について「源泉が2つあります。内風呂はお湯が柔らかくて、肌がつるっとしていて、大露天風呂は鉄分が多く、体の芯から温まり湯冷めしにくい温泉です。癒されますよ(笑)」と素敵な笑顔で出迎えてくださいました。
おぼこ荘は男女別に内風呂と大露天風呂があり、それぞれ泉質が異なります。内風呂はナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性 中性 高温泉)で、大露天風呂はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性 中性 高温泉)。とくに内風呂は「美人の湯」と呼ばれ肌にもやさしく、冷え性や疲労回復、慢性皮膚病などにも良いとされています。
おぼこ荘は男女別に内風呂と大露天風呂があり、それぞれ泉質が異なります。内風呂はナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉(低張性 中性 高温泉)で、大露天風呂はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(低張性 中性 高温泉)。とくに内風呂は「美人の湯」と呼ばれ肌にもやさしく、冷え性や疲労回復、慢性皮膚病などにも良いとされています。
肌にやさしい湯は源泉掛け流しで贅沢に
大きな岩組みの内風呂は地中深くからくみ上げた温泉が掛け流し。温泉分析書には源泉の温度は45.5度、湧出量600L/分。源泉温度が高いため加水はしていますが循環なしとのこと。温泉は微淡黄色で澄明。弱炭酸味、ほとんど無臭と記されていました。
クライマックスは渓流沿いの大露天風呂
内風呂から50mほどスロープを下った渓流沿いにある大露天風呂。円形に組まれた岩風呂には黄土色の湯を満たし、湯量が豊富であることがわかります。
近くに看板が立て掛けてあり、岩組みの露天風呂で使われている岩は約250トンの噴石なのだそう。すぐそばを鉛川が流れ、川のせせらぎを聞きながら温泉に浸かる野趣溢れるロケーションにテンションがあがります。湯に浸かると目線が温泉と同じくらいにまで達し、自然と一体化した気分です。内風呂よりも若干熱めですが山間の自然に包まれて飽きることなくいつまでも浸かっていられそう。
温泉だけじゃない、鮮度抜群の海の幸で料理も自慢
八雲町熊石産のエビを使ったエビづくしプラン。(料理は季節によって変ります)
町の鮮魚店が宿を経営しているため、食事には近海でとれた鮮度抜群の海産物が並びます。八雲町は唯一太平洋(内浦湾)と日本海の両方に面し、一年を通して海の幸が豊富。酪農業と並び養殖業が盛んでホタテの生産量は日本一を誇り、アワビやエビなど旬のものが味わえるのも魅力です。
町の鮮魚店が宿を経営しているため、食事には近海でとれた鮮度抜群の海産物が並びます。八雲町は唯一太平洋(内浦湾)と日本海の両方に面し、一年を通して海の幸が豊富。酪農業と並び養殖業が盛んでホタテの生産量は日本一を誇り、アワビやエビなど旬のものが味わえるのも魅力です。
朝食にはホタテのお味噌汁も
北海道新幹線開通でちょっと足を伸ばすのにも最適
八雲温泉おぼこ荘までは北海道新幹線の新函館北斗駅から車で約1時間半。レンタカーなら大沼公園など周辺の観光スポットを巡る拠点としても最適です。本来の道南の魅力を感じるひと味違った旅を楽しめること間違いなし。ぜひ足を伸ばしてみてください。
グループの場合はJR八雲駅からの送迎もしてくれるそうなので事前にご確認を。
photo / 渡邊 孝明
八雲温泉おぼこ荘
住所:北海道二海郡八雲町鉛川622
https://www.facebook.com/obokosou/