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布を通して心地いい生活を提案する。テキスタイルブランド「COOVA」のストール

“心地よく過ごすことを布で提案したい”をキーワードに、ストールやラグ、ブランケットなどのテキスタイルを独自の発想で表現する「COOVA(コーバ)」。織目ひとつにも様々なこだわりが詰まったアイテムの中から、これからの季節にぴったりなストールをご紹介します。

布を通して心地いい生活を提案する。テキスタイルブランド「COOVA」のストール

こだわりのテキスタイルデザインで表現される「COOVA」の織物製品

布を作るには、手で織るか、機械で織るかを選ぶ
織り上がる布のあり方と、
その作られ方にはとても深い関係があると思う
私は、その両方のあいだにあるような
布のあり方に可能性を感じる

使う人が自由に使い方を発見し、
暮らしの変化や、装いにあわせて
ともに成長し続けられるような布

考える人
作る人
使う人
それぞれにとって創造的であるような
そんな布を作りたいと思っている
出典:http://coova.co.jp
「COOVA(コーバ) 」は、デザイナーの瀬谷志歩さんが、織物工場での勤務を経て誕生したテキスタイルブランド。

「COOVA」の布は、手で織られた布と、機械で織られた布の中間のような、味わい深い独特の雰囲気の表現にこだわり、工場の織機を用いて作られています。

瀬谷さんは、生産性がいいということではなく、表現するという意味で“機械で織ることの可能性”に魅力を感じていると言います。そんな様々な可能性を表現できる大切な場所、“工場(コウバ)”がブランド名の由来になっています。
「COOVA」のファブリックは、石畳みの道や、暮らしの中に身近に存在する風景、地域性や民族性などの文化からインスピレーションを受けて作られているそうです。

アイテムのひとつひとつをじっくり眺めていると、幾何学模様の織目の中にも物語が込められているような、独自の雰囲気を感じることができます。

これからの季節に取り入れたいオリジナルストール

隅にちょこんと飾ったタッセルがアクセントのストールは、シルクとリネンで織り上げた、独特の光沢感が美しい一枚です。

冬に暖かく、夏に涼しく感じられるというシルク混の一枚は、涼しさを感じ始めた今の時期にぴったり。洋服を一枚羽織るような感覚で使いたいなと思いました。

さりげなくあしらったタッセルは、エスニックな雰囲気になりすぎないようにと、質感とサイズを試行錯誤してデザインされたのだそう。動くたびにフリフリと揺れる姿がとっても素敵です。

size:116×110cm
material:麻 57% 綿 43%

17,280円(税込)

ガーゼストール

見るからにモッチリふわふわな素材感は、思わず触れたくなってしまう一枚。こちらは、ウールを使ってガーゼの心地よさを表現しています。裏表に厚みが異なる生地を合わせて作られていて、使うごとに空気を含んだ、しなやかな使い心地になるそうです。首に巻いたり羽織ったりするのに便利な程よいボリューム感がgoodです。

size:62×170cm
material:毛 57% 綿 43%

22,680円(税込)

民族ブランケット

定番で作られている人気の民族ブランケット。様々な柄で表現されている織目はどこかの民族の伝統的な織物のよう。

こちらのストールは、「シャトル織機」という昔ながらの織り機でつくられているそうですが、現在主流の織り機が一日200m織り上げるのに対し、シャトル織機は8mほどなんだとか。

“機械”としては、効率が悪いかもしれませんが、じっくりと時間をかけて織ることで、生地に空気をまとったかのような、自然な膨らみが表現できて、暖かみのある風合いを作り出すのだそうです。このようなところが、瀬谷さんの言う、“機械で織ることの魅力的な可能性”なんですね。

size:82×180cm
material:ウール 100%

25,920円(税込)

縮みタータンチェック

寒くなるとなぜか恋しくなる、タータンチェック。ベーシックな柄ですが、生地をギュッと縮ませて、全体に起伏をつけた表情ゆたかな風合いに仕上げています。軽いのに暖かくて、暗くなりがちな秋冬のコーディネートに差し色として合わられるのも素敵ですね。

size:55×160cm
material:毛 62% 綿 38%

20,520円(税込)
衣類や台所用品、寝具、街の工事現場に行けば建物やや資材を囲む特殊な布など…。普段はあまり意識していなかったけれど、布というものは、私たちの生活に溶け込んだ不可欠なものです。

「COOVA」のHPやSNSなどを拝見させてもらうと、瀬谷さんのテキスタイルへの深い愛情やこだわりがとってもよく感じることができます。ファストファッションのように手頃なものを身近い期間で使い倒していくのではなく、革製品などと同じように、“育てる布”もあると思います。「COOVA」のアイテムは、使うごとに様々な表情を見せ、暮らしの中にシックリと馴染んでいく様子が、まさに“育てる布”だと感じました。

ひと織りひと織りに愛情が込められた布製品。暮らしに溶け込むアイテムだからこそ、長く愛用できるこだわりの一品をチョイスしていきたいなという気持ちになりました。
この記事を書いた人

SERI 生成りの素朴な風合いがすき。環境にも人にも優しいナチュラルなアイテムを集めています。蚤の市に目がなく、古き良き日本のヴィンテージ雑貨などが集まるイベントには...

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