地方への移住を考えているあなたに。地方暮らし・都会暮らしのメリット&デメリット
- 公開:2021.6.27
- ライフスタイル
コロナ禍によりテレワークが浸透し、会社近くの都心部に住む必要性がなくなった今、東京から地方へと移住する人が増えています。地方暮らしと聞くと、自然に囲まれたのびのびとした生活をイメージしますが、実際のところはどうなのでしょうか?今回は、東京から地方への移住経験がある方の体験談をまとめました。
家族三人でスタートした地方暮らし
今回お話を伺ったのは、元読者モデル、現在は美容を中心にライフスタイル・食事・保護犬などの記事を執筆しているライターのochapichan(オチャッピチャン)さんです。
彼女は元々、東京がホームタウン。ご主人のお仕事の都合で、都内から電車で約40分下り、そこから車で20分ほどのところに、ご夫婦と三歳になるお子さんの三人で移住したそう。
彼女は元々、東京がホームタウン。ご主人のお仕事の都合で、都内から電車で約40分下り、そこから車で20分ほどのところに、ご夫婦と三歳になるお子さんの三人で移住したそう。
地方での暮らしのリアルとは
実際に始まった地方での普段の暮らしは、どのようなものだったのでしょう。
五感を刺激される健やかな暮らし
「朝は騒がしいほどの鳥のさえずりで目覚め、夜7時になるとシーンと静まり返る。今までは旅行の時にしか味わうことのなかった五感を刺激する生活となりました。家と家との間隔も広く、幼い子どもとの育児生活ものびのびと楽しんで過ごすことができました。」(ochapichanさん、以下同様)
自宅近所には、たくさんの緑に囲まれた大きな公園がいくつもあり、道も広く綺麗に整備されていたそう。毎日たくさんの日光を浴びて一日がスタートする、という健康的な環境。後に、家族として迎えたワンコとのお散歩コースには、小さな野菜の直売所があり、新鮮な野菜を安く手に入れることができたのだとか。
すくすくと成長する子ども。そしてライフスタイルの変化…
「子どもが幼稚園、小学校低学年の時は毎日のようにたくさんのお友達が遊びに来て、家が壊れるかと思うほどに遊び尽くし、庭ではワンコが自由に走り回り、畑でオーガニック野菜を作り、実に開放された我が家でした。夏はプールやバーベキューをし、まさに子どもと共に地方暮らしというものを満喫しました。」
そのような素晴らしい環境の中、お子さんはすくすくと成長していきます。そして、中学へと進学すると共にご家族のライフスタイルに変化が起き始めました。
まず、ご主人が都内勤務に変わり、通勤時間が大幅に長く。また都内の学校に進学したお子さんは、電車通学のアクセスを不便と感じるように。さらにochapichanさん自身、「仕事がしたい」と思うようになったのだそう。
家族三人それぞれのライフスタイルや気持ちの変化に、地方生活の限界が訪れ、
「そろそろ戻ろうか…」
という結論に。
そのような素晴らしい環境の中、お子さんはすくすくと成長していきます。そして、中学へと進学すると共にご家族のライフスタイルに変化が起き始めました。
まず、ご主人が都内勤務に変わり、通勤時間が大幅に長く。また都内の学校に進学したお子さんは、電車通学のアクセスを不便と感じるように。さらにochapichanさん自身、「仕事がしたい」と思うようになったのだそう。
家族三人それぞれのライフスタイルや気持ちの変化に、地方生活の限界が訪れ、
「そろそろ戻ろうか…」
という結論に。
都会暮らしのリアルとは
その後、都内へと移り住んだochapichanさんご家族。
今度は、駅から徒歩10分程の以前よりコンパクトな自宅でミニマム生活が始まりました。
地方から都会へのリターン生活で、ご家族それぞれに様々な変化が…。
今度は、駅から徒歩10分程の以前よりコンパクトな自宅でミニマム生活が始まりました。
地方から都会へのリターン生活で、ご家族それぞれに様々な変化が…。
生活の変化
地方暮らしの時と比べると、住居スペースが狭くなったため、荷物は必要最低限。以前は1週間分の食材・日用品を少し遠くのスーパーへ車で行き、まとめ買いをしてたそうですが、都会暮らしでは沢山のお店が近くにあるので、今必要なものを今購入するスタイルに変え、無駄なものは家に置かないようにしたそう。
「部屋数が少なくなった分、掃除は非常に楽に。また地方暮らしでは子どもの車送迎にかなりの時間が拘束されていたのですが、こちらでは自転車や徒歩・バスなどで済むので、車を運転することがなくなりました。このような生活スタイルの変化により、自分時間が増加し、より自分のやりたいことに没頭できるようになりました。」
「部屋数が少なくなった分、掃除は非常に楽に。また地方暮らしでは子どもの車送迎にかなりの時間が拘束されていたのですが、こちらでは自転車や徒歩・バスなどで済むので、車を運転することがなくなりました。このような生活スタイルの変化により、自分時間が増加し、より自分のやりたいことに没頭できるようになりました。」
子どもの変化
お子さんは、物心がついてから駅に近い自宅は初めて。今まで活用していなかった自転車を毎日乗り回し、足りないものや必要なものをochapichanさんには頼まず、自分で買いに行くようになったのだとか。また電車のアクセスが便利になった為、通学時間を読書タイムにあてたりと、すんなりと都会暮らしに順応していったそう。
ワンコの変化
「散歩は一日二回でそのまま変わらずですが、近くの公園がたくさんのワンコのお散歩コースとなっているので、そのコミュニティに入れていただき、ワンコにたくさんのお友達ができました。」
今までは、野原をお散歩していてもすれ違うワンコとは、挨拶程度。都内では、たくさんのワンコと触れ合うことができ、公園に向かう時のワンコはイキイキとしているそう。
「朝夜たっぷりと犬友と触れ合い遊んでいるため、家では、よく食べ、よく寝ています。」
今までは、野原をお散歩していてもすれ違うワンコとは、挨拶程度。都内では、たくさんのワンコと触れ合うことができ、公園に向かう時のワンコはイキイキとしているそう。
「朝夜たっぷりと犬友と触れ合い遊んでいるため、家では、よく食べ、よく寝ています。」
今の自分に合った場所で自分らしい暮らしを
結果、ochapichanさんご家族のライフスタイルによりマッチしていたのは、地方暮らしより、都会での暮らしでした。
「ただ今の私達は、地方暮らしを体験した上でできているので、幼い子どもと緑の多い環境でのびのび子育てを経験できたことは、多いに喜ばしいことです。」
そんなochapichanさんの言葉を聞くと、多様化したライフスタイルが多くなった今、一か所に生涯住み続けるということより、今の自分、今の家族にとって一番居心地のよい、負担の少ないところに移り住むというのもストレスフリーの生活を送るための選択肢のひとつなのかもしれないと思います。そして、それが一番の自分らしさに繋がってくるのではないでしょうか。
「ただ今の私達は、地方暮らしを体験した上でできているので、幼い子どもと緑の多い環境でのびのび子育てを経験できたことは、多いに喜ばしいことです。」
そんなochapichanさんの言葉を聞くと、多様化したライフスタイルが多くなった今、一か所に生涯住み続けるということより、今の自分、今の家族にとって一番居心地のよい、負担の少ないところに移り住むというのもストレスフリーの生活を送るための選択肢のひとつなのかもしれないと思います。そして、それが一番の自分らしさに繋がってくるのではないでしょうか。
photo / Shutterstock
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