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作る人も食べる人も幸せになる、北海道産ナチュラルチーズ専門店「チーズのこえ」が清澄白河に登場!

オシャレ系カフェが軒を連ねるなど、最近注目の街・清澄白河。この地に北海道産ナチュラルチーズだけを集めた「チーズのこえ」が開店したのは、2015年11月。地元の方はもちろん、口コミで各地からお客様が集まってくるお店を訪ねてみました。

作る人も食べる人も幸せになる、北海道産ナチュラルチーズ専門店「チーズのこえ」が清澄白河に登場!

北海道産ナチュラルチーズのラインナップは国内随一!!

北海道産ナチュラルチーズ専門店「チーズのこえ」が清澄白河に登場

白地に北海道の地形をかたどった硝子がはめ込まれた店頭の壁。ひと目で、ここは北海道に関する何かがある!というのがわかる外観です。店内に入ると、正面にはホールからカットした量り売りのチーズ類が。横には瓶や箱などのパッケージに入ったチーズ、あるいはその加工品などが所狭しと並んでいて、チーズ好きなら目移り必至のラインナップ。それだけではありません。北海道産ワインや、チーズを添えて食べたいクラッカー、砂糖の原料「てんさい」で作った黒蜜なども並びます。うかがった日は、隔週土曜日に開催される「清澄白河おやさい市場」が開催中。北海道を中心とする各地から珍しい野菜が集められ、ここがチーズ専門店であることを一瞬忘れそうになりました。

道内でも手に入りにくいチーズを含め、取り扱いはのべ300種類以上

北海道産の「チーズのこえ」が清澄白河は300種類以上のチーズがある

北海道には、100を超えるチーズ工房があるそうです。中でも、「チーズのこえ」がお付き合いをしている工房は30以上。道内でもなかなか手に入らないと言われるチーズを含め年間を通して300種類以上 のチーズを取り扱っているのだとか。店主の今野徹さんは北海道出身。畜産大学に在学中から、酪農、そしてチーズ工房とは関係が深かったそうです。「北海道には、たくさんの美味しいチーズがあります。でも大半が知られずに埋もれてしまっていました。それじゃいけない。このままじゃ、結局『チーズは、フランス産に限るね』で終わってしまうという危機感から、このようなお店をオープンすることにしたんです」と今野さん。開店して約10ヶ月。予想以上の反響で、北海道のチーズの美味しさに目覚めたリピーターも多いそうです。

チーズには、牛の食べた草の香りが。楽しみ方は自分流でOK

楽しみ方は自分次第。北海道産ナチュラルチーズ専門店「チーズのこえ」

そもそも、北海道のチーズの特徴、美味しさはどういうところにあるのでしょうか?「北海道の酪農は、専門的な言い方をすると飼料自給率が高いんです。だだっ広い牧場で、牛は人間の消化できない草を食べて、牛乳や肉など人間が食べられるものに変えてくれる。つまり、地球に優しい酪農なんです。実際に北海道のチーズは、草の香りがするんですよ」(今野さん)。国産のチーズは、やはり日本人の口に合うような気がします。ブルーチーズをいただいてみましたが、何とも言えないコクがあり、口の中で優しく溶けていきました。「チーズは日本ではカットしてそのまま食べるというのが主流ですが、お料理にもどんどん使ってほしいですね。削って振りかけるとか、溶かして食べるとか。溶かしたときの香りの違いも味わっていただきたいです」。もしかしたら、チーズの食べ方に正解というものはないのかも知れません。自分で食べ方を見つけるというのも楽しみのひとつなのでしょう。

食卓からみんなを幸せに。奥深いチーズのこえの代弁者として

食べれば幸せになる清澄白河に誕生した、北海道産ナチュラルチーズ専門店「チーズのこえ」

今野さんの前職は農林水産省。その頃から、最近の日本では食が蔑ろにされているということに危機感を持っていたということです。「チーズだけを売りたいとは思っていないんです。お店を訪れる人の食卓を幸せにするような提案をしたい。チーズは、そのツールのひとつで、この場所に関わった人、チーズを作った人も、買った人も幸せになれるような提案をしていきたいですね」(今野さん)。「北海道ナチュラルチーズ・コンシェルジュ チーズのこえ」という店名には、そんな思いが込められているのだそう。「今日はこんなワインに合わせたい」、「こういう料理を作る予定なんだけど…」「誰々にプレゼントしたい」そんなさまざまな思いに合わせた提案。チーズを単なる食べ物のひとつと考えるのではなく、もっと奥行きのあるものとして、その「こえ」の代弁者でありたいというのが今野さんの願いなのだそうです。

チーズをきっかけに食卓をさまざまに彩る提案を発信

「チーズのこえ」ではチーズと一緒に味わいたい商品も販売してる

お店にうかがった数日前、今野さんは台風被害に遭った北海道の被災地を訪れていました。「玉ねぎやジャガイモなどが台風にやられて、値段が高騰すると言われています。だからと言って、安い輸入物を買うのかというと、それは違うんじゃないでしょうか。買って支えていくということが、私たち消費者にはできるんですよ」(今野さん)。そんな農家からのジャガイモや玉ねぎを「清澄白河おやさい市場」で販売したり、静岡のお茶農家の抹茶とのコラボソフトクリーム、また「はちみつとチーズの勉強会」などをはじめとするイベントなど、チーズをきっかけとしたさまざまな食卓を彩る試みが、今後このお店からどんどん発信されていきそうです。興味のある方は、HPやfacebookでチェックを。

photo / reeeko

北海道ナチュラルチーズ・コンシェルジュ チーズのこえ
東京都江東区平野1丁目7-7 第一近藤ビル1F
11:00~19:00
不定休

http://food-voice.com/

この記事を書いた人

reeeko 食べることと飲むこと、そして読むことが大好き(ついでに寝るのも)。以前は本なしで電車には乗ることはできなかったけれど、最近はスマホで読書できるようになったか...

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