現代のライフスタイルに寄り添うこだわりと職人技が詰まった、ムーンスターのスニーカー「FINE VULCANIZED」

「MOONSTAR（ムーンスター）」で思い浮かべるのは学生時代の上履き。元々はゴム産業の町として栄えた久留米で、地下足袋を生産をしたことが靴作りの原点なのだそう。今回ご紹介する「FINE VULCANIZED（ファインヴァルカナイズ）」シリーズのスニーカーは、職人の技術によって、現代のライフスタイルに寄り添う心地良い靴を目指して誕生した、こだわりが詰まったシリーズなんです。

MOONSTARの「FINE VULCANIZED」シリーズのシューズは、こだわり抜かれた職人技によって生み出されています。その１つが生地。

“KURUME CLOTH”というキャンバス素材を使用して作られていて、この素材は地元・久留米で江戸時代から続く伝統的な“久留米絣（くるめかすり）”という綿織り物を、現代のスタイルに合わせてオリジナルで作られたものなのだそう。しなやかで、使い込むごとに美しい風合いに仕上がっていくのが特徴です。

もう１つのこだわりは、スニーカーには重要なソール部分。国内でごく限られた工場でしか生み出すことができない“ヴァルカナイズ製法”という特殊な製造方法により作られていること。これにより、しなやかで柔らかく、壊れにくい。そして美しいシルエットが保てるという素晴らしい特徴を表現しています。

この２つのこだわりは、熟練の職人の技術がなくては表現することができない、とても手間暇をかけて生み出されるものなのです。

スニーカーだけど、アウトドアブーツのような新しさを感じるデザインに一目惚れしたのがこちらの「ALWEATHER C」。“PARAVUL COAT”という、生地の耐久性を高める特殊なコーティングがされたキャンバス地の先端にラバーを張り合わせ、雨天時や野外イベントなどでも活躍できる全天候に対応したスニーカー。スタイリッシュなデザインでありながら、天候を気にせずコーディネートできるのは嬉しいこだわりです。

16,000円（税抜き）

アッパー部分にスエードを使用し、その他はキャンバス地で仕上げた異素材切り替えがおしゃれなスリッポン。サイドゴアがついて脱ぎ履きしやすく、これからの季節にピッタリなスエードは厚めの物を使用しているので、履きこむごとに自分の足に馴染んでいく過程を楽しめます。

9,800円（税抜き）

型の良さが引き立つシンプルなデザインの「LITEBASKET」は、オリジナルで作られた女性らしいシルエットの木型をベースに誕生した１足。スニーカーといえばスポーティーなイメージですが、バランスの良いデザインにこだわることにより、やわらかで繊細な雰囲気に仕上がっています。女性らしいワンピースなどとコーディネートしても、自然と馴染んでくれそうですね。

7,900円（税抜き）

MOONSTARでのスニーカー製造が始まって以来、変わらぬデザインで愛されている、最もベーシックなデザインの「LOWBASKET」に、カラーデザインをソールのゴム部分に加えたものがこちらの「LOWBASKET G」。半透明のゴムの厚さを調節し、独特な色のグラデーションを表現しています。ベーシックなデザインにプラスされた、味わい深いアクセントがとっても素敵ですよね。MOONSTARのスニーカー製造の歴史と共に磨かれた職人技が随所に詰まった１足です。

最近、セレクトショップなどで見かけることが多くなったMOONSTARの「FINE VULCANIZED」シリーズのスニーカー。どのデザインもとてもおしゃれだなぁと思っていて、よく見ると見慣れたMOONSTARの文字。

私は幼稚園から学生時代まで、MOONSTARのバレーシューズ…特に黄色いゴムが付いたものにこだわって履き続けていたので、それ以来の懐かしさと、今までにない新しいMOONTSTARのイメージを感じて、私の中ではとても心惹かれるシリーズになりました。

作り手の愛情がたっぷりと詰まった上質なスニーカー。あの頃履いていたバレーシューズも、きっと劣らぬ履き心地の良さだったと思うけれど、またMOONSTARのシューズにお世話になりたいと思いました。