町工場から生まれる新しいモノづくり。ジャパンメイドに触れるイベント「町工場 東東京」

「東東京」と呼ばれるエリアをご存じでしょうか？
墨田区、台東区、葛飾区、荒川区など東京23区の東側エリアを示す「東東京」はモノづくりのメッカ。東京都心との距離の近さを活かしながら、古くから金属加工、ゴム製造、繊維、皮革関連など多様な分野の中小企業が奮闘してきました。

そんな日本のモノづくりを支える中小企業10社が集結するイベント「町工場　東東京」が2020年11月16日（月）から11月29日（日）まで開催されます。長年培われてきた高い技術を活かしつつ、時代に沿ったモノづくりへの挑戦を、実際に商品に触れながら体感できますよ。

かつての中小企業は、自社で商品開発を行わない下請けやOEM生産が中心でした。
そんな製造中心だった町工場が、オリジナルの自社商品の開発・販売までを行う自立型のスタイルへと変容しつつあります。

世界的にみても高い技術を誇る日本の町工場がつくる、時代に合ったモノづくり。聞くだけでちょっとワクワクしてきませんか？
そんな商品をすこしだけご紹介していきます。

墨田区でレザーアイテムの製造・販売を行う「SAKURAWAQS（サクラワクス）」。60年来の熟練職人たちが革の選定から縫製、磨きまで行います。画像は、漆黒の色合いが美しい「TOKYO GA-MA テトラシリーズ」のがま口アイテム。きめの細かい高級牛革を使用した、かっこよさのなかにも上品さを感じさせるデザインです。大小とサイズにより雰囲気が変わりますが、計算されたフォルムはレザーの匠ならでは。

創業明治元年の老舗桐箱店である「箱義桐箱店」。贈答用や雑貨用の桐箱を数多く取り扱っています。
そんな素材への深い造詣と、高い技術で生み出されたのが「スマホと使える桐スピーカー」。桐箱らしさを残しつつ、モダンな印象のデザインが特徴です。

古くから琴などの和楽器の素材として使用されてきた桐は、多孔質で音響性に優れた素材。桐だからこその豊饒な音質を楽しめる逸品です。

目にも鮮やかなこちらは、ホーショーの「cohanaお箸飾り」。三角形に折られた紙の飾りは、箸先を保護する箸袋やデコレーションに、食事中には箸置きとして使用できます。
レースのように繊細なカッティングや色彩は美しく、包装や梱包資材などを扱うホーショーの高い加工技術が伺えますね。

画像は伊勢神宮に奉納された「ISEMITATE」のシリーズ。普段使用している箸や割りばしに着けるだけで、祝いの席やおもてなしの場を華やかに変えてくれますよ。

今回ご紹介したアイテムは、体験型ストア「b8ta Tokyo-Yurakucho」にて実際に手に取ることができます。イベント期間中は日替わりで、パスケースつくりなどのワークショップが日替わりで実施されるのでそちらも注目ですよ。詳しくは公式HPよりご確認ください。