味のある表情に料理が映える。「Kinilu」で見つける、土の温もり感じるやさしげな器特集

2020年6月、作り手さんと使い手の方々を繋げられたらという想いでにオープンした器のオンラインショップ「Kinilu（キニル）」。
ちょっといまいちかなという料理も、作家さんの器に盛ればたちまち見映えのあるものになり、不思議とおいしくなる。そんな魔法に魅せられた店主さんが、大好きで心からおすすめしたいという器を販売しています。

そのなかから今回は、白っぽい色味の器をピックアップしてご紹介。白と言っても、土の質感が残された味のある器で、すっと食卓に馴染みながら、料理を引き立ててくれるものばかりです。

シンプルな楕円の器は、栃木県の益子で制作をしている佐藤敬（たかし）さんによるもの。土の温もりを感じられる素朴さにあふれ、柔らかい雰囲気が魅力です。

余計な装飾がない分、ほんのり黄色がかった温かみのある色や、鉄点と呼ばれる大小の点に味わい深さが存分に感じられます。ほどよいリム（縁）の広さが添えられた野菜を、深さがソースをしっかり受け止めてくれるので、ハンバーグのようなメインディッシュにぴったりです。
写真は、魚料理やワンプレートにも使いやすい中サイズ。少しコンパクトな小サイズもあります。

【佐藤敬】黄粉引　楕円皿　中
約27.0cm×約17.0cm×3.0cm　3,850円（税込）

こちらは、滋賀県の信楽に工房を構える古谷浩一（ふるたにひろかず）さんの八角形の器です。古谷さんは、どんな料理も引き立ててくれ、自由に使うことができる「白い器」にこだわりをもって制作する方。器の下の面には素朴な土味が見え隠れし、味わい深さを添えています。

こちらの器は、少し深さのある八角形のフォルムが額縁のように料理を切り取り、食材の色を引き立てます。どこか気品が感じられると同時に、手仕事ならではの緩やかなラインが優しい印象の器です。
写真の小のほかに存在感のある大サイズもあり、グレー釉やサビ釉といった色も展開されています。

【古谷浩一】八角深鉢　小　鉄散
約21.5cm×約15.0cm×約4.0cm　3,300円（税込）

続いては、同じく滋賀県で作陶をする山本雅則さんの平皿。こちらの大きな特徴は、ひとつ一つ手作業で施された「しのぎ」と呼ばれる縞模様です。

波のような凹凸によって陰影が表れ、より深みが感じられる器となっており、ぐっと目を引きます。そのおかげで中央に盛られた料理が華やかに見え、シンプルな野菜や果物、お菓子も特別な雰囲気に。
こちらのほかに一回り小さなサイズ（5寸）や深さのあるリム皿やカレー皿もあり、クールな黒も素敵です。

【山本雅則】リムプレート（平皿）　7寸
約21.0cm×約3.0cm　4,620円（税込）

Kiniluではほかにも、丼ぶりやスープボウル、カップ、タンブラーなども販売。色は白だけではなく、黒や茶など、ほかの器とも合わせやすく味わい深いものが揃っています。

サイトやInstagram（@kinilu_utsuwa）には、実際にその器を使い、おいしそうな料理を盛りつけた画像あります。見ていればきっと、「私もこんなふうに使ってみたい」とイメージが湧いてくるはず。大切に選ばれた器のなかから、あなたの暮らしに迎えるアイテムを見つけてみてはいかがでしょうか？