必要な物だけをポケットに詰めて。荷物も頭も整理できるパッカブルな服「pacla」

一般的なタブレット程のサイズのこちら、何に見えますか？シンプルなポーチ、それとも折り畳まれたエコバッグかレインコートでしょうか。
いえ、実はこちら、小く畳まれた洋服なんです。

広げると、プルオーバーシャツやイージーパンツが現れます。折り畳めるとはいえ、決して簡素な服ではなく、アウトドア要素を含みつつスタイリッシュさも感じられるお洒落なウェアです。

この服のデザインを手掛けているのが、廣瀬雄太さん。アパレル関係の会社でお仕事をする傍ら、paclaに関する活動をしています。

廣瀬さんは以前、アパレルメーカーの社員をしていました。当時、業界の大量新商品投入による在庫過多や、着る側とのコミュニケーションに欠けた一方通行な商品など、様々な問題点に疑問を抱いていたそう。
そんな中、「自分が本当に信用できる、自分にとっての最適な服を自分で作ろう」と、洋服の製作を始めました。

何度も試行錯誤を重ねた結果、自分が行動する時に楽になる服。物も悩んだ頭の中も整理できて手ぶらになれる服。そんな、廣瀬さんにとっての最適な服が完成しました。
その完成品をSNSで発信したところ、大きな反響があったため、受注販売を始めることに。
シリーズ名は、「packable（パッカブル）」と 「tebura（手ぶら）」を合わせて「pacla（パクラ）」と名づけました。

「paclaに関わる行動すべては、ぼくが納得できるアパレルの形とはなんなのか、という事を考えるための経済活動なんです」と語る廣瀬さん。
アパレル業界で感じていた違和感や疑問に対するアンチテーゼとして、ごく少ない品番数での展開や、分かりやすい商品にこだわり、着る人とのコミュニケーションを大切にしています。

paclaシリーズには、大きな特徴が3つ。

1つめは、手ぶらで行動できること。
ミニマムな見た目でありながら、スマホ・ミニ財布・ワイヤレスイヤホンなどの最低限の必需品を携帯できる専用のポケットがあります。
写真の「プルオーバーシャツ」には、胸元・裾部分の前後・サイドなど、びっくりするほどたくさんのポケットが。

2つめは、撥水性・速乾性・耐久性に優れた生地を使っていること。
急な雨に濡れたり、暑くて汗をかいてもすぐに乾くので快適。ナイロン素材ですが、加工により天然繊維のような見た目と肌触りで、夏のアウトドアシーンはもちろん、普段使いしても違和感がありません。

そして、3つめは冒頭でもご紹介した通り、小さく畳めるパッカブル仕様であること。
折り畳み方はとても簡単。プルオーバーシャツの場合は、写真のように袖を中央に集めたら、半分に折り畳んで後ろのポケットにくるりと収めるだけ。旅行やお泊りの際に持ち運びしやすいのが嬉しいですね。

タスランナイロン プルオーバーシャツ 2.1.0　18,700円（税込）

写真のノースリーブワンピースは、くしゃくしゃっと丸めて巾着袋に収納できるようになっています。小物がしっかりと入るポケットには、スナップボタンが付いているので、中身を気にせずアクティブに動き回れますよ。
何より魅力的なのは、機能的でありながら「着てみたい！」と思わせる素敵なデザイン。ストンとしたシンプルなシルエットに、ウエストのギャザーが目を引くポイントに。幅のある肩部分と、開きすぎていない首回りのおかげで、ノースリーブをより上品に見せてくれます。マキシ丈の裾をバサバサと言わせながら歩けば、気分が上がりそうですね。

タスランナイロン ノースリワンピース 1.0.0　25,000円（税込）

現在展開しているアイテムはプルオーバーシャツ・シャツ・イージーパンツ・ノースリーブワンピースの4型。商品は公式オンラインストアで購入できます。
また、実際に試着してみたい方のための嬉しいサービスも。オンラインストアで「試着チケット」を購入すると、希望商品のサンプルが自宅に届きます。実際に着てサイズ感を確かめたら、返送用封筒で送るだけ。試着しながら、ZOOMを繋いでオンライン相談も受けてくれるそうなので、ぜひ利用してみてくださいね。

paclaを着たら、ポケットに入れるのは、今のあなたに必要な荷物だけ。本当に自分に必要なものは何なのか。そのものが持つ意味。自分にとっての価値とは。paclaを着る事によって、荷物だけでは無く、頭や気持ちも整理され、すっきりとした気分でお出掛けできそうです。