本を素敵に飾ろう。暮らしに溶けこむ「自宅ライブラリー」のつくり方
- 公開:2020.8.1
- ライフスタイル
「活字離れ」という言葉を耳にする機会が多くなった現代ですが、やはり本から受ける刺激は代えがたいものです。おでかけがままならない日々のなかで、本の魅力を再確認した人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな本を楽しく収納する「自分だけのライブラリーづくり」のポイントをご紹介します。
自分のお部屋に「ライブラリー」を
誰にだって、いつもそばに置いておきたい「お気に入りの本」があるのではないでしょうか。そんな本たちにスポットを当てられるのが「自宅ライブラリー」です。暮らしに溶けこむ自分だけの読書スペースがあれば、自然に本に親しむことができるのでは。本に囲まれた暮らしに憧れる人や、読書習慣をつけたいという人にトライしてみてほしいアイデアです。
自宅ライブラリーをつくるメリットは?
あなたのお家には、眠っている本はありませんか。年代やその時の状況によって選ぶ本は変わるもの。本は、自分の心を映す鏡でもあります。気づくとお家のあちこちに本が分散している、いつのまにか増えていることもよくあるのでは。
でも、あまり読まなくなった本はダンボールに入れてクローゼットの奥に、なんて見えない場所に追いやられてしまうことも。そんな本たちのなかにも、もしかすると今の自分に勇気や癒しを与えてくれる1冊があるかもしれません。
自宅ライブラリーをつくれば、そんな「忘れ去られた自分にとって特別な一冊」に再び出合うことができるかもしれません。また、持っていないと勘違いして同じ本を買ってしまう失敗もなくなるかも。自分の内面とゆっくりと向き合えたり、本を大切に扱う気持ちが高まったりと良いことがたくさんあるのです。
それでは、自宅ライブラリーのつくり方を3つのステップに分けてみていきましょう。
でも、あまり読まなくなった本はダンボールに入れてクローゼットの奥に、なんて見えない場所に追いやられてしまうことも。そんな本たちのなかにも、もしかすると今の自分に勇気や癒しを与えてくれる1冊があるかもしれません。
自宅ライブラリーをつくれば、そんな「忘れ去られた自分にとって特別な一冊」に再び出合うことができるかもしれません。また、持っていないと勘違いして同じ本を買ってしまう失敗もなくなるかも。自分の内面とゆっくりと向き合えたり、本を大切に扱う気持ちが高まったりと良いことがたくさんあるのです。
それでは、自宅ライブラリーのつくり方を3つのステップに分けてみていきましょう。
「自宅ライブラリー」をつくる3ステップ
ステップ1:家じゅうの本を一箇所に集める
まずは、自分の持っている本を一箇所に集めて把握することからはじめます。本のジャンルは何でもOKです。書籍や文庫本だけでなく、雑誌・写真集・漫画・絵本など、何でも構いません。そのなかから、これからも持っておきたい本を丁寧に選び取り、それ以外はリサイクルするなど手放すと心も空間もすっきりするはずです。
ステップ2:大容量の本棚を用意
残す本が選べたら、収納する棚を用意しましょう。生活感をおさえたい場合は扉付きの本棚も良いのですが、ライブラリーを意識するならオープンタイプの本棚を選ぶのがおすすめです。本を詰め込み過ぎず、ほどよくゆとりを持たせて並べるのが素敵に収納するコツ。また、本と一緒にお気に入りの雑貨やインテリアグリーンなどをディスプレイするのも素敵です。ところどころ余白をつくりながら、ランダムに並べるだけでも絵になりますよ。
注意点は、本棚の転倒や本の落下。災害などによって危険なことが起こらないよう、できるだけ低めの棚にする、造作棚にする、本の落下、棚の転倒防止グッズを取り入れるなど、各ご家庭で対策をしておくことが大切です。
注意点は、本棚の転倒や本の落下。災害などによって危険なことが起こらないよう、できるだけ低めの棚にする、造作棚にする、本の落下、棚の転倒防止グッズを取り入れるなど、各ご家庭で対策をしておくことが大切です。
ステップ3:座り心地の良いチェア、またはラグを敷く
本棚の近くには、ちょっとした読書スペースをつくっておくのも心地よさのポイント。ゆったりと体を預けられる一人掛けチェアやソファ、床にはラグを敷いてゆったりと足を伸ばせる環境をつくっておくと良いですね。小さくても、本棚のそばにぜひつくっておきたいスペースです。
本を見せながら飾る。素敵に並べるコツは?
並べ方に迷ったら「高さ」を揃えて
棚板の位置を自由に変えられる可動式の棚を選べば、本の高さに合わせて調節できるため便利。写真集などの大きめの本、書籍や文庫本などの小さな本を一箇所に収納するのに適しています。本の並べ方に迷ったら、ジャンルだけでなく高さを意識すると上手くいきます。背比べをして高さを揃えて並べるだけでも、美しくまとまりますよ。
薄い本はファイルボックスを使って
舞台や映画のプログラムなど、薄い本は自立せず収納しづらいことも。そんな時には、ファイルボックスを使うのがおすすめです。ジャンル別でファイルボックスに入れて収納すれば、どこに何があるのか一目瞭然。ファイルボックスは同サイズ同色で揃えれば、インテリアに統一感が生まれます。
表紙を見せてアートのように
表紙が素敵な絵本や写真集などは、表紙を見せて飾りながら収納するのも素敵。アートのように印象的なアイキャッチになります。テイストや色合いを揃えて飾りながら収納すれば、自分だけのとっておきのギャラリーに。
縦置きと横置きをランダムに
棚板が可動できない、本の高さが棚板の幅に合わないこともありますよね。そんな時には、本を縦置きと横置きを組み合わせて並べてみてはいかがでしょう。かっちりとしすぎないラフさが、気取らないカフェのようにおしゃれな雰囲気を醸し出します。
あなただけの「ライブラリー」で本に親しんで
忙しい日々のなかで、読書をする時間をつくることは難しいもの。でも、本格的に読書に没頭しなくても、ふと本をめくって出てくる言葉に勇気や前向きな気持ちをもらえることもあります。そんな本の魅力を身近に感じられるのが「自宅ライブラリー」。
もしかすると、忘れていた本やまだ読んでいない本に再び出合えるきっかけになるかもしれません。あなたもぜひ、自分だけのライブラリーで本に親しんでみてはいかがでしょうか。
もしかすると、忘れていた本やまだ読んでいない本に再び出合えるきっかけになるかもしれません。あなたもぜひ、自分だけのライブラリーで本に親しんでみてはいかがでしょうか。
photo / Shutterstock
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト2級 取得