今年の「父の日ギフト」は変化球で。鳥のさえずりが響く徳利＆炙り鉢の「おうち呑み」グッズ

グラフィック・web・プロダクトなどのデザインを手掛ける「セメントプロデュースデザイン」が、日本各地の町工場や工芸の職人たちと共に考えてつくったコトやモノを提案しているECサイト「コトモノミチ」。

今回はその中から、父の日ギフトにぴったりな「おうち呑み」アイテムの2つをピックアップ。お酒を注ぐたび鳥がさえずるような心地よい音が響く「鳴き徳利」と、おつまみなどを炙ってお酒の肴の旨さを引き出す「石乃炙り鉢」を紹介します。

そっとお酒を注ぐと、ピーッ、ピヨッ、と鳥のさえずりのような、なんとも愛らしい音を響かせる鳴き徳利。徳利の内部は特殊な構造になっており、空気の出入りによって音が鳴る仕組みになっています。

この鳴き徳利、庶民にお酒が親しまれるようになった江戸時代に、先人の遊び心から誕生した伝統的な酒器。美濃焼の産地でもある岐阜県土岐市の窯元との協業で、可愛らしいデザインに仕上がりました。

音声を聞きたい方は動画をどうぞ。

色味は（左から）パステルグリーン、パステルレッド、ビビットブルーの3種類。注ぎ口付近にちょこんと乗った鳥モチーフや柔らかい水彩風タッチのグラフィックは、今までの徳利の概念を覆すほどモダンでおしゃれ。徳利としてはもちろん、インテリアに映えるので一輪挿しとして使うのもおすすめです。

鳴き徳利は、おちょこが2つ付いたセットで販売しているので、お父さんだけでなくお母さんと一緒に使ってもらうのもよいですね。夫婦水入らずのおうち居酒屋の提案もまた、親孝行です。

鳴き徳利（徳利とおちょこ2個セット）　8,000円（税抜）

美味しいお酒には美味しい肴が欲しいところ。日本酒に合わせるなら、干したホタルイカを炙ったものなんか最高ですよね。この「石乃炙り鉢」は、みかげ石で作られた炙り鉢。外寸の幅120㎜×奥行120㎜×高さ100㎜、約2kgのコンパクトサイズなので、食卓の上でも使用可能です。

富山県滑川市にて四代にわたり墓石、神社仏閣、建築などの石材工事を行ってきた「石乃濱田」が、確かな石工の目でみかげ石を選び抜き、手作業で一つひとつ作られたもの。食材を乗せて炙ることで風味や香りを引き出し、表面はパリッと、そしてギュっとうま味を閉じ込めます。
また、みかげ石の特性である遠赤外線効果で、長時間温めることが可能。お餅や干し芋、野菜などは芯から温め、ふっくら、ほくほくに。この効果は焼き芋器によく使われるセラミック製よりも高いのだとか。

石乃炙り鉢 / Sサイズ・黒（焼き網1枚・キャンドル1ケ付き）　11,000円（税抜）

石乃炙り鉢とおつまみのセットもあるので、そちらもチェック。
そのおつまみ「漁師のおやつ」は、創業以来100余年にわたり、最高の富山湾産ほたるいかの加工一筋に邁進してきた「カネツル砂子商店」のもの。日本酒はもちろん、白ワインなど様々なシーンに合うように、味やデザインを繰り返し思考錯誤して生まれたおつまみです。

漁師のおやつは、ほたるいか素干し、ほたるいかたまり干し、白えび燻製、墨干し、げんげ塩バジルの全5種類。ほたるいかは石乃炙り鉢で炙ると、中のワタが溶けだし香ばしい風味が広がります。セットで贈るとすぐに楽しめてよいですね。

石乃炙り鉢 / Sサイズ 漁師のおやつセット　13,500円～（税抜）
（石乃炙り鉢は黄・赤・黒から一つを選択。詳細はサイトでご確認ください）

おうち居酒屋が本格的に楽しめる「おうち呑み」グッズ。嬉しそうにお酒と肴に舌鼓を打つお父さんの姿が目に浮かびます。今年の父の日は、こんなふうに日常を楽しんでもらうプレゼントもよいかもしれませんね。