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猫が教えてくれること「伝わらないかもしれないけど伝える」/写真家・中村早さんの場合vol.3

猫が教えてくれること「伝わらないかもしれないけど伝える」/写真家・中村早さんの場合vol.3

猫の猫らしい行動に、自分の生き方を重ねてハッとする瞬間があります。写真家の中村早さんもその一人。猫に話しかけられる前に、話しかけていることが多いという中村さん。猫たちの研ぎ澄まされた五感に届くと信じて、中村さんは猫たちに語りかけます。

入れないはずの寝室にスーが入れた理由

写真家・中村早さんの愛猫2

兄妹猫の「スー」(オス・2歳半)と「ミン」(メス・2歳半)が抱き合って眠る姿に、冬の訪れを感じたと話すのは、写真家の中村早さん。2匹と過ごす、2回目の冬を迎えました。

「スーとミンの身を寄せ合う時間が増えたり、お気に入りの場所にお風呂のふたの上が加わると、冬の訪れを感じます。どんなに仕事が忙しくても、気が急いていても、スーとミンの行動で季節の移り変わりを感じることができるんです。

それに、スーとミンが来てからというもの、ごはんやトイレなど、毎日必ずやらなければいけないことができて、一日のリズムが取り戻せました。とはいっても、色々なことが起こりますよね。

猫たちが来てから間もない頃、スーが布団にオシッコをしたことがあったので、一度、寝室のふすまを閉めて、猫たちが入れないようにしたことがあったんです。でも、朝、起きるとスーが寝室で鳴いていて…。まさかと思ってふすまを見ると、スーが体当たりして突き破った大きな穴が開いていました(笑)」

写真家・中村早さんの愛猫3

「でもその後、スーがオシッコしてしまった原因も考えず、こちらの都合だけでふすまを閉めて、猫たちの生活する空間を急に変えてしまったことが、本当によかったのかな?と反省しました。猫たちの行動の変化が何かのサインであることを忘れないよう、大きな穴の開いたふすまは今もそのままにしています」

猫と目が合ったら「どうしたの?」

写真家・中村早さんの愛猫4

伝わらないかもしれないけど「言葉」で伝えるため、中村さんは猫たちによく話しかけると言います。

「人から言われて気づいたんですけど、私、猫と目が合うと『どうしたの?』って聞くらしいんです。それはもう口癖なのだと思います。スーは元々おしゃべりだから、私の問いかけにニャーニャーと答えてくれますけど、無口なミンは無言のまま(笑)。

『どうしたの?』『おはよう』『今日は暖かいね』『何が見える?』と問いかけたり、名前を呼んだり。猫から声をかけられるよりも先に、私から声をかけていることの方が多いです。

何を言っているかは伝わらないかもしれないけど、猫たちの五感は常に研ぎ澄まされているから、私の声色に感じ取るものがあるはずなんです。スーやミンは目や耳や尻尾の先まで、全身を使って気持ちを伝えようとしてくれます。だから私も伝わらないと思わずに伝えようって」

猫も触って欲しかったんだと気づく瞬間

写真家・中村早さんの愛猫5

「散々話しかけてから触ります。そういえば、いきなりは触らないかもしれません。私が猫を必要としていても、猫がそうでない時もあるからです。逆にお互いに必要としている時もあって、そういう時って、自分が猫に触れて癒されるだけでなく、猫も触って欲しかったんだっていうのが、触れたところからひしひしと伝わってくる。

そういう感情を触れることで確かめるのは、とっても大切なことですよね。お互いがお互いを必要としていたことが痛いほどわかるからかな?私、猫に触れている時、『ありがとう』と言ってることが多い気がします」

写真家・中村早さんの愛猫6

言葉に言葉以上の感情を読み取れるのは猫だけではありませんよね。「伝わらないかもしれないけど伝える」、怠らないようにしようと思います。スー、ミン、そして中村さん、たくさんの教えをありがとうございました!

photo / 中村早

写真家・中村早

http://nakamurasaki.com

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猫が教えてくれること

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