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初心者でも簡単!ドライフラワーの作り方4選。シリカゲル法・グリセリン法などわかりやすく解説

日々の生活に潤いを添えてくれるドライフラワー。今回はお気に入りの切り花からドライフラワーを作る方法をご紹介。吊るすだけの基本のハンギング法からドライインウォーター法、シリカゲル法、グリセリン法など意外に簡単なドライフラワーの作り方をご紹介します。

初心者でも簡単!ドライフラワーの作り方4選。シリカゲル法・グリセリン法などわかりやすく解説

ドライフラワーって、そもそもどういうもの?

いろいろな花の種類からドライフラワーを作る様子

ドライフラワーとは、文字通り生の花から水分が抜けた状態のもの。お水をやる必要はないし、長期保存が可能です。誰かにきれいな花束をもらったときなど、せっかくだから逆さにつるして、ドライフラワーにしてみようと思ったことはありませんか?たしかにドライフラワーは、吊すだけでできるのですが、花によってはきれいに仕上がらないことも。それは、花の性質や水分量の問題です。

たとえば、カラーや百合、多肉植物などは花に含まれる水分の量が多いので、乾くのに時間がかかります。その間に、花びらが劣化したり色が落ちたりしてきれいなドライフラワーにはなりません。また、花びらが小さな花、乾くと縮まりやすい花もドライフラワーに向いていないと言えます。

これらを総合して考えると、ドライフラワーに向いているのは、
・水分量が少ない
・乾いても変色しにくい
・花びらの数が多い(乾燥しても縮まらない)
という性質を持っている花ということになります。
ドライフラワーとしてよく目にする、バラやミモザ、ラベンダー、かすみ草などは上記の条件を満たしているので、ドライフラワーに向いていると言えるでしょう。

主なドライフラワーの作り方4つ

花からドライフラワーを作る様子

ドライフラワーとは、水分が抜けて乾燥した花ですが、作り方にはいくつか方法があります。

ドライフラワーの主な作り方は次の4通り。

1.ハンギング法(茎を紐で縛って、風通しの良いところに吊して乾かす作り方)
2.ドライインウォーター法(花を挿してある花瓶の水を少量にして徐々に乾かす作り方)
3.シリカゲル法(シリカゲルの中に花を埋めて水分を抜く作り方)
4.グリセリン法(花にグリセリンを吸わせて水分を抜く作り方)

最近では、この他に、特殊な乾燥剤、埋設材の中に花を入れて乾燥させるという作り方もありますが、よく行われているのは上記の4種です。
それぞれ長所・短所があって、花によっては向き不向きがあることも。自分がドライフラワーにしたい花によって作り方を選ぶと良いでしょう。
次にそれぞれの作り方の具体的なやり方とメリット・デメリットについてご紹介します。

ドライフラワーの作り方1:一番ポピュラーなハンギング法

ハンギング法という花を吊るす作り方でドライフラワーを作る様子

誰でも思いついたときに気軽にできるのが、このハンギング法。吊しておくだけで簡単にドライフラワーが作れる方法ですが、いくつかポイントはあります。

【ハンギング法のやり方】
1.花の茎の部分を一本ずつ紐で縛り、風通しが良く日の当たらないところにぶら下げる。花瓶に挿していた花の場合は、水に浸かっていた部分は切り落とし、余分な葉は落としておくと早く乾きやすい
2.時々、花の向きを変えながら、1~2週間置く

このようにハンギング法は、特別な道具など不要なのでとても簡単。ただし、乾くまで時間がかかり、その間に花が変色してしまいがちなのが難点です。ドライフラワーはいかに早く水分を抜けるかがポイントなので、扇風機や浴室乾燥機などを使うと、より綺麗に仕上がるでしょう。
このハンギング法に向いているのは、ラベンダーやミモザ、千日紅などです。ラベンダーは水分が少なく花びらが厚いので乾いても縮まりにくいという特色が。またミモザは、色が退色しにくいのが向いている理由です。花ではありませんが、爽やかな香りが特徴のハーブ、ユーカリもハンギング法に向いている植物です。色あせにくく、お部屋を飾るグリーンインテリアとしてもぴったり。

ドライフラワーの作り方2:ドライインウォーター法

ドライインウォーター法という作り方でドライフラワーを作る様子

花瓶に挿したまま水分を抜いていくドライインウォーター法は、花の形が崩れにくいのがメリット。方法は次の通りです。

【ドライインウォーター法のやり方】
1.花瓶の中の水を1~1.5cmほどにして花を挿し、そのまま風通しの良い場所に置いておく
2.1~2週間ほどで水分が蒸発してドライフラワーになる

これも、特別な道具などが不要なので簡単な方法ですが、ハンギング法と同様に時間がかかるのがデメリット。花を縦にして乾かしていくので、茎や枝が弱い植物は曲がってしまうことがありますから、この方法には向いていません。向いているのは、かすみ草やアジサイなど、ふんわりとしたボリュームが魅力の植物。ハンギング法のように逆さにすることがないので、花の形をそのままに保つことができます。

ドライフラワーの作り方3:花の色をきれいに残すシリカゲル法

シリカゲル法という作り方でバラのドライフラワーを作る様子

花をシリカゲルの中に埋めて水分を乾燥させるシリカゲル法は、花の色・形を保ちたい花に向いている方法。代表的なものがバラです。シリカゲルを使えば、ふわっとした花の形のままドライフラワーにすることができます。方法は次の通りです。

【シリカゲル法のやり方】
1.花の下、2cmほどのところで茎をカットする
2.密閉容器にシリカゲルを1cmほど敷き、その上に花を置いて、上からまたシリカゲルを優しく振りかける。すっぽりと花が隠れるくらい振りかけてください。
3.密閉容器の蓋を閉め、1週間ぐらい放置する
4.花びらを壊さないように気をつけながら、花を取り出す

なお、シリカゲルは食品についているものではなく、ドライフラワー用として市販されているものを使いましょう。これは、より粒が細かく粉末状になっているので、花びらの間に入り込みやすく、花の形をきれいに保つことができます。
シリカゲル法に向いているのはバラのほか、桜やカーネーションなど。ただ桜の場合は、花が細かく繊細なので、シリカゲルから取り出すときには注意が必要です。ピンセットなどを使うと良いでしょう。

ドライフラワーの作り方4:花の色も鮮やかに残るグリセリン法

グリセリン法という作り方でドライフラワーを作る様子

グリセリン法は、道具の用意など若干手間がかかるものの、花のきれいな色や形をそのまま残してドライフラワーにできるのがメリットです。グリセリンは、ドラッグストアや通販で購入することができます。方法は次の通りです。

【グリセリン法のやり方】
1.グリセリンと熱湯を1:3で混ぜて冷まし、グリセリン溶液をつくる
2.花瓶などに(1)のグリセリン溶液を入れて花を挿して冷暗所に置く
3.1週間~10日ほどでグリセリン溶液が花全体に行き渡ります。花や葉の表面に溶液がしみ出してくるのが目安。そうなったら花を花瓶から取り出して完成

このグリセリン法は、葉や実のドライフラワーにも使えます。この場合は、やはりグリセリンと熱湯を1:3の割合で混ぜた溶液に葉や実を浸します。1週間ほどで完成するので、取り出して溶液を拭えばOK。

グリセリン法は、水ではなくグリセリンを吸わせる方法なので、吸っていく過程で枯れてしまうような古い花を使うのはNG。できるだけ新鮮で元気な花を選びましょう。また、より溶液を吸い込みやすくなるように、茎の溶液に浸かる部分に切れ目を入れておくことが成功の秘訣です。

グリセリン法は、水分量が多めな花でもドライフラワーにでき、他の方法にはない、しっとりとした仕上がりになるのが長所です。一方で、溶液を吸っていく間に花首が曲がってしまうような茎が細いものには不向きです。ドライインウォーター法にも向いているカーネーションのほか、マリーゴールド、スターチスなども向いています。

アレンジ自由自在。さまざまなドライフラワーの楽しみ方3つ

ダリアのドライフラワーをアレンジしたリース

ドライフラワーができたら、そのまま飾っているだけではもったいない。ドライフラワーを使っていろいろなアレンジも楽しむことができます。

【ドライフラワーの楽しみ方】
・リース:針金などを使って輪っかに加工すれば、飾りやすくなって見た目も可愛く変身

・瓶詰め:花の大きさに合った瓶に入れて密閉すれば、埃も防げてアートっぽく飾ることができます

・ホルダーやラックに飾る:100円ショップなどで売っているアイテムを使って、ドライフラワーを入れるホルダーを作って壁に設置。また、流木などの木材にフック型の金具をつけてドライフラワーを提げるラックなどを作ると、ドアイフラワーをよりおしゃれに部屋に飾ることができます。

ドライフラワーは、もちろんそれだけでもきれいなものですが、飾り方にはこのほかにもいろいろ工夫ができそう。あなたらしい飾り方を探してみてはいかがでしょうか?

ドライフラワーを作るコツ「花が生き生きとしているうちに」

様々な花のドライフラワーの作り方とアレンジ法を楽しむ様子

誰かにきれいな花束をもらったとき、何日かは花瓶に飾って楽しめるのですが、花びらが落ちてきて枯れてしまい、ゴミ箱に捨てるときは、なんとも言えない気持ちになりますね。でも、ドライフラワーにすることができたら、花をもっともっと長時間にわたって楽しめます。ただし、ドライフラワーを上手に作るポイントは、グリセリン法のところでもご紹介しましたが、花がまだ生き生きとしているうちに作ることです。だから、ドライフラワーにするなら、花の楽しみ方が増えると割り切って、生花での鑑賞はほどほどにドライフラワーにしてしまう方がよさそうです。

photo / Shutterstock

この記事を書いた人

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