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遠方からお客さんがわざわざ買いに来る隠れた名店。札幌近郊にある「パン屋きみかげ」

「すずらんの別名が君影草(きみかげ)というんです。すずらんが好きなので店名に付けました」。そう話すのは、ご夫婦で「パン屋きみかげ」を営む店主の山本さん。北海道・小樽と札幌のパン屋で7年ほどパンづくりを学んだ後、4年前に独立して当別町に移住。薪窯で焼き上げる小さなパン屋をオープンさせました。

遠方からお客さんがわざわざ買いに来る隠れた名店。札幌近郊にある「パン屋きみかげ」

店内は古材をいかした温かみのある空間

北海道の「パン屋きみかげ」の外観

お店は店舗兼住宅の一軒家。周辺には小麦畑ののどかな田園風景が広がります。一見、ふつうの住宅かと思ってしまう外観とは裏腹に、お店の扉を開けると目の前のテーブルにはたくさんのパンがびっしり。店内の広さは10畳にも満たず、大人2〜3人が入るといっぱいになってしまうほどですが、店主の山本さんは「カフェスペースもないですし、夫婦でできる手の届く範囲でこのくらいの大きさが理想でした」と話します。

北海道の「パン屋きみかげ」の店内写真1

パン屋きみかげがある当別町までは札幌中心部から北へ車で約45分。
「薪窯でパンを作るので、街中では狭さの問題からなかなかいい場所が見つからず、広い土地を探していました。この町は札幌にも近く、ちょうど良いのどかさがあって。目の前に広がる田園風景も魅力です」と山本さんが話すように、当別町は札幌近郊にありながら、北海道ならではの風景や自然を気軽に感じられます。

レンガ職人が手作りした薪窯で焼いたパン

北海道の「パン屋きみかげ」の店内写真2

パン屋きみかげのパンは、レンガ職人の方に作ってもらったという大きな薪窯で焼き上げています。薪は地元にあるシラカバやナラなどの丸太を仕入れ、薪割りは自分たちで。薪で蓄熱した遠赤外線で焼きあがるパンは、外はバリッと、中はしっとり。適度に水分を含んでいて食感も抜群です。

ハード系のパンを中心に約20種類が並ぶ

北海道の「パン屋きみかげ」のおすすめパン2

店内にはハード系を中心に田舎パン(パン・ド・カンパーニュ)をはじめバゲット、山型食パン、クロワッサンなど約20種類のパンが並びます。ハード系で何も入っていないシンプルなパンが好きだという方はカンパーニュやパン・コンプレなど全粒粉の多いパン。ハード系のパンが苦手という方には食パンやクロワッサン、フルーツが入ったパンが人気です。

北海道の「パン屋きみかげ」のおすすめパン3

数あるパンの中でもおすすめなのは「ブルーベリーとクリームチーズのパン」(324円)。ハード系のパン生地は噛みしめるたびに滋味深く、中にぎっしりと詰まった滑らかなクリームチーズとの相性もぴったり。

北海道の「パン屋きみかげ」のおすすめパン4

自家製酵母種を使用した水分量の多いロデブのパンもぜひ食べておきたいところ。「フルーツ入りのロデブのパン」(量り売り2.4円/g+税)はオレンジやぶどう、くるみが入って、噛みしめるたびに溢れる小麦の旨みと果実の甘みを感じることができます。「チーズとベーコン入りのロデブ」(量り売り2.5円/g+税)も食べ応えがあり、どちらも表面はパリッとした皮で、中はもちっとした食感がたまりません。

よりシンプルにパンの美味しさを楽しむなら

北海道の「パン屋きみかげ」のおすすめパン5

酸味のあるライ麦パンの「田舎パン」(小864円・大1,728円)は素朴な味わいが特徴。北海道産小麦と当別町の豆乳を使用した「豆乳山食」(734円)はほんのり甘くて、しっとりした食感です。どちらもそのまま食べることで、よりシンプルにパンの美味しさを楽しむことができます。

北海道の「パン屋きみかげ」の看板

パンが出揃うのはお店がオープンする10時頃。パンを1日2回焼く日は、12時頃にふたたび焼きあがったパンが並びます。小麦の収穫を迎える北海道の夏を感じながら、パン屋を巡るドライブはいかがでしょうか。遠方でなかなか行くことができないという方は地方発送もしてくれますよ。

photo / 渡邊 孝明

パン屋きみかげ

北海道当別町東裏1756-18
TEL:0133-27-6021
営業時間:10:00〜17:30
定休日:日・月曜

https://www.facebook.com/pankimikage

この記事を書いた人

渡邊 孝明 エディター&ライター/関心と取材のテーマは、旅と北海道とものづくりとライフスタイルとアートと歴史とまちと乗りものと温泉と麺類と。だいたいのファクターは、旅の...

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※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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