日本の伝統が耳元を飾る。「RITUAL the crafts」の水引イヤーアクセサリー

遠い昔、中国から持ち帰られた献上品に巻かれていた紐を、日本人が贈答品の装飾と捉えたことからその歴史が始まった水引。現在もご祝儀などの飾りには欠かせないものとして知られています。デザイナーの仲田 慎吾さんが手掛けている「RITUAL the crafts」は、そんな水引を用いたアクセサリーを制作しているブランド。水引産業の町・長野県飯田市の工房にて、水引の新しい可能性を引き出す、これまで見たことがないようなデザインのアイテムを生み出しています。

RITUAL the craftsのアイテムはどれも、水引ならではの上品な光沢感が魅力的。日本の伝統を感じさせる素材感は、洋服だけではなく和服にもとても似合います。ネックレスやリングなどさまざまなアクセサリーが展開されていますが、今回はその光沢感で耳元を華やかに彩るイヤーアクセサリーをご紹介。

紐という線が集まって面になり、その面が形を作ることで生み出されるRITUAL the craftsのイヤーアクセサリー。こちらのスクエア型のピアスは、直線のみで構成されたシンプルなデザインと程よいサイズ感がポイント。小さな囲いの中をまっすぐに走るラインがシャープな印象を感じさせ、さりげなく耳元から輝きを放ちます。そのスマートさが、大人っぽいシックな装いはよりクールに引き締め、カジュアルなスタイルには上品な女性らしさをプラスしてくれます。

こちらは、スクエア型の下にフープを下げたデザインのピアス。水引は原材料が紙のため、大ぶりですがとても軽い着け心地です。長時間着けていても疲れず、普段使いにもぴったり。原材料が紙と言えど表面に防水加工が施されているので、安心して身につけることができます。スクエアとフープといった対照的なモチーフが組み合わさっていてユニークなアイテム。水引のカラフルさとやさしいゴールドのきらめきが、その日の装いにさりげないインパクトを与えます。

こちらはトライアングルとフープのコンビネーション。フープの曲線と水引のやさしげな素材感が三角形のシャープさを和らげ、個性的ながらも顔まわりに馴染みやすいデザインになっています。RITUAL the craftsのアイテムは、色の組み合わせが無限。同系色を集めたものから数色使ったカラフルなものまで作られているので、きっとあなた好みの色合いやデザインのものが見つかりますよ。

RITUAL the craftsでは、今回ご紹介したピアスの他にも魅力的なアクセサリーが盛りだくさん。アクセサリー以外にも、一輪挿しやアート作品なども生み出されています。水引という日本独自の素材と、仲田さんの独創的なアイデアが掛け合わさたこれまでにないアイテムの数々を、ぜひご覧になってみてください。