クラフトビールと焼きたてパンで、グッスリ良い眠りを。ビアパブ「good sleep baker」が松陰神社前にオープン
- 公開:2016.7.11
- グルメ・食
「good sleep baker」は、国産の樽生クラフトビールと焼きたてのパンが楽しめるビアパブ。がんばった1日の終わり、ビールで気持ちをほぐして、朝食のための美味しいパンを買って、明日をワクワクしながら迎えよう。そんな気持ちにしてくれる素敵なお店が、松陰神社前に誕生しました。
焼きたてパンが食べられる、「ベイカー」という名のビアパブ
ゴトンゴトンとのんびり走る世田谷線。「good sleep baker」は、その線路沿い、長屋をリノベーションした施設「松陰PLAT」のはしっこにあります。店頭に掲げられているのは、麦とフクロウがデザインされた愛らしい看板。店名の下には、「BEER & BREAD」の文字が見えます。
「ビールとパンのお店」というと、ちょっと聞き慣れないかもしれません。でも、店主の小林由美さんにとって、このふたつを一緒に味わうのはとても自然なこと。実は小林さん、20代で製パン業に就き、その後ビアパブ勤務を経てこのお店をオープンさせたという経歴の持ち主。パンとビール、双方の美味しさをよく知る小林さんのお店ならば、この組み合わせ、ぜひ試してみたくなります。
個性的な国産クラフトビールをセレクト、ラインナップはどんどん更新
メインとなるビールは、日本各地で作られたクラフトビールの中から、その時々で異なる3種類をセレクト、オンタップで提供しています。セレクトの基準は、「自分が飲んで美味しかったもの、自分の飲んでみたいものを基準にしつつ、3種類のバランスを考えて選んでいます」とのこと。口当たりが優しく飲みやすいもの、どっしりと重みがあるもの、特徴的なフレーバーがあるものなど、さまざまな個性のものを幅広く楽しんでもらえるよう、仕入れの際は気を配っているそうです。
ビールのメニューの下には、開栓待ちの3種類を表示。ひとつ樽が空くと、次の1種類が開栓されて飲めるようになります。お目当てのビールを目指し、すぐに再訪する人も少なくないとか。
ビールのメニューの下には、開栓待ちの3種類を表示。ひとつ樽が空くと、次の1種類が開栓されて飲めるようになります。お目当てのビールを目指し、すぐに再訪する人も少なくないとか。
この日注文したビールは2種類。まずオーダーしたのは、国産のはと麦を使用したビール(1,100円/パイント)。はと麦らしい香ばしい風味の中に、アメリカンホップのフルーティーなアロマが立ち、さらっと飲みやすい1杯です。もう1種類は、芳醇な香りと軽い口当たりが魅力のペールエール(650円/ハーフパイント)。程よい苦みと爽やかな柑橘系の香りが絶妙で、ペールエール初心者の方もゴクゴクと飲めてしまいそう。
さっぱりと食べられる「鶏とパクチーのサラダ」(600円)や、骨付きソーセージの「リブフランク」(700円)など、ビールにぴったりのフードメニューも充実。定番の「フライドポテト」(500円)は、プラス100円でサワークリーム&スイートチリをかけてもらうのが人気です。
さっぱりと食べられる「鶏とパクチーのサラダ」(600円)や、骨付きソーセージの「リブフランク」(700円)など、ビールにぴったりのフードメニューも充実。定番の「フライドポテト」(500円)は、プラス100円でサワークリーム&スイートチリをかけてもらうのが人気です。
クラフトビールと相性ぴったりのパンは、焼きたてのアツアツをどうぞ
クラフトビールと並ぶこのお店のもうひとつの魅力は、なんといっても焼きたてのパン。なんと、すべてカウンター内のオーブンで焼かれています。写真は、人気商品の「パクチーとベーコン」(300円)。ベーコンの塩気とパクチーの風味、そこにほんのり香る胡麻油がたまりません。
目の前でこんがりと焼き上がっていくパンを見ていれば、つい食べてみたくなるもの。カウンターのお客さんから、「いま焼いてるパン、焼き上がったらひとつください!」と声が挙がることもしばしば。焼き上がりのタイミングに立ち会えたなら、できたてのアツアツをぜひ味わってみてはいかがでしょう?
目の前でこんがりと焼き上がっていくパンを見ていれば、つい食べてみたくなるもの。カウンターのお客さんから、「いま焼いてるパン、焼き上がったらひとつください!」と声が挙がることもしばしば。焼き上がりのタイミングに立ち会えたなら、できたてのアツアツをぜひ味わってみてはいかがでしょう?
仕事帰りで遅くなっても、美味しいパンが買える場所
「good sleep baker」では、パンのテイクアウトもOK。入り口に備え付けられた棚には、「キャラウェイとゴーダ」(250円)や「黒ビールのフルーツケーキ」(500円)など、オープンに合わせて焼き上げられたパンと焼き菓子およそ10種類が並びます。もちろん、日常使いのパン屋さんとして、お買い物に立ち寄るだけでも大丈夫。実際、夕方から夜遅くまで、パンを買いに立ち寄るお客さまが続々といらっしゃいます。
夜型のお店だけど、ショーケースには焼きたてを揃えよう。そう決めたのには、こんな想いがありました。「きっかけは友人の何気ない言葉なんです。仕事で遅くなった帰り、明日の朝食のパンを買って帰ろうにも、もうパン屋さんは閉まっていたり、焼かれてから時間の経ったものしか残っていなかったりするって。だから、夜遅くなっても明日の朝食が楽しみになるパンが買える、そういうお店にしたかったんです。」
グッスリ良く眠って、ワクワクしながら明日を迎えられるように
「店名の『good sleep baker』って、略すと『グッスリ』になるんですよ。」と笑う小林さん。絵本の中に出てきそうな可愛らしい名前には、「がんばった一日の終わり、ビールを飲みながらリラックスして、明日の朝食のパンを楽しみに良い眠りにつけるように」という温かな願いが込められているそうです。
美味しいクラフトビールで気持ちをオフにして、明日のためのパンを思い浮かべつつ夢の中へ。日常の中のそんな幸せは、生活にささやかな彩りを与えてくれるのではないでしょうか。
通常は夕方17時からの営業ですが、日曜日は15時からオープン。お休みの日、町歩きの途中で明るいうちからちょっと1杯、というのも良いですね。
美味しいクラフトビールで気持ちをオフにして、明日のためのパンを思い浮かべつつ夢の中へ。日常の中のそんな幸せは、生活にささやかな彩りを与えてくれるのではないでしょうか。
通常は夕方17時からの営業ですが、日曜日は15時からオープン。お休みの日、町歩きの途中で明るいうちからちょっと1杯、というのも良いですね。
photo / 松崎 雅子
good sleep baker
東京都世田谷区世田谷4-13-20 松陰PLAT 1F-D
営業時間:17時〜25時(日曜日は15時〜23時)
定休日:水曜日