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猫が教えてくれること「当たり前」/陶芸家&イラストレーター・山中正大さんの場合vol.3

猫が教えてくれること「当たり前」/陶芸家&イラストレーター・山中正大さんの場合vol.3

猫の猫らしい行動に、自分の生き方を重ねてハッとする瞬間があります。陶芸家&イラストレーターの山中正大さんも、その一人。猫の「ウキウキ」と暮らし始めて1年が経ったある夜、ウキウキが取った意外な行動とは?

メインクーンは人懐こい?

棚の上からこちらを見るイラストレーター山中正大さんが飼っている黒猫

ウキウキ(以下、ウキ)という名前とはうらはらに、どっしりとした見た目、悠々とした身のこなし、こちらに向ける落ち着きのある眼差し。そんなウキ様(オス・5歳)の飼い主は、陶芸家&イラストレーターの山中正大さんです。

「ウキという名前は、1歳のウキに初めて会った時、もう既についていた名前です。1年もそう呼ばれてきたわけだし、自分のネーミングセンスをあまり信用していないこともあって、そのままウキと呼ばせてもらうことにしました。
メインクーンという種類の猫は人懐こく、実際、ウキの兄妹たちは、初対面の僕の膝や肩に飛び乗って来るほどでした。でも、ウキだけは、遠くからじっーとこちらを見つめるだけで、全然近寄ってこなかった。そんなウキに魅かれたんです」

バフバフバフという音の正体

窓際にたたずむイラストレーター山中正大さんが飼っている黒猫

決して人懐こい方ではないウキが、山中さんの家にやってきて1年が経った頃でした。夜、山中さんがいつものように自分の布団に入ると、普段は掛け布団の上、山中さんの足元のあたりで眠るはずのウキが…。

「僕の掛けていた布団の裾を前足でバフバフバフと叩くんです。半信半疑でそっと裾を持ち上げると、するりと布団の中に入って来て。びっくりしました。
もう十分に慣れてくれたと思っていたけど、本当の意味ではまだ慣れていなかったんだとわかりました。ウキは1年かけてやっと、僕にも、この家にも、慣れてくれたんです。その頃からです。家に誰が訪ねて来ても、ウキが隠れないようになったのは」

ウキは1年かけて、山中さんを通し、「人」という生き物が信用に値する仲間だと認めたんですね。

体も大きいけど、存在自体が大きい

棚の上からこちらを見るイラストレーター山中正大さんが飼っている黒猫2

同じ布団に潜って眠るのは、あの日から、ふたりの日課になりました。ウキは山中さんが腕で持ち上げた布団のトンネルを進むと、腰のあたりでUターンし、山中さんの腕にあごを乗せて眠るそうです。「寝て起きるのも一緒なら、今ではトイレのタイミングまで一緒です」と山中さん。

ウキが山中さんに教えたのは、そんな「当たり前のしあわせ」でした。バフバフバフと前足で掛け布団を叩く音。山中さんはもう半分寝ていても、ウキを布団に招き入れることができます。でも、あの夜、初めて布団に入って来たウキの気持ち、驚きと嬉しさを昨日のことのように語ります。

「ウキは体も大きいけど、僕にとっては、その存在自体も大きいんです」

当たり前のしあわせが、当たり前でないことを知っている。自分が持っている当たり前のしあわせを噛みしめるように生きたいと思いました。山中さん、そして、ウキ様、いろんな教えをありがとうございます!

photo/筒井聖子

陶芸家&イラストレーター
山中正大

http://yamanaka-m.com/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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