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猫が教えてくれること「空っぽ」/画家&絵本作家・松田奈那子さんの場合vol.3

猫が教えてくれること「空っぽ」/画家&絵本作家・松田奈那子さんの場合vol.3

猫の猫らしい行動に、自分の生き方を重ねてハッとする瞬間があります。画家・絵本作家の松田奈那子さんも、その一人。仕事とプライベートのオン・オフがうまくいかなかった松田さんに、5ヵ月の兄妹猫がくれたのは「空っぽの時間」でした。

猫を描く理由

絵本作家・松田奈那子さん

牛乳が多めのミルクティーのような色をした茶トラのタンタン(オス)。ランダムで個性的な模様と凛とした佇まいに知性を感じる三毛猫のミミ(メス)。二匹は生後5ヵ月の兄妹猫です。飼い主は、画家・絵本作家の松田奈那子さん。
松田さんは、タンタンとミミを飼い始めるずっと前から、『みつけてくれる?』(あかね書房)や『わたしは ねこ』(リトルモア)など、猫が登場する絵本を数多く書かれています。

「私は北海道出身なんですけど、小さい頃から隣に住む祖父母の家には何匹も猫がいて、実家でも中学生くらいの頃に、祖父母の家で保護した猫を飼い始めて、一番多い時で3匹。野趣あふれる庭やそこに集まる虫たちと同じように、原風景の中にいつも猫がいたというのが、猫を描きたくなる理由のひとつです。
もうひとつは、猫のように生きたいという憧れから。好きなものは好き。嫌いなものは嫌い。今はこうしたい。猫は自分の気持ちに正直な生き物です。昔は私もそうだったみたいなんですよ。お友だちが遊ぼうと訪ねて来ても『今日は家でゆっくりしたい日なの』と大人びた断り方をしたり(笑)。
でも、実際の大人になってみたらできない…。ずいぶん間を置いて、再び猫と暮らし始めたことで、原点回帰できたらいいな、なんて思っていたりします」

猫というオフ・スイッチ

大きな口を開けてあくびをする茶トラの子猫

甘えん坊のタンタンは、松田さんの膝に座り、パタンと体を預けたかと思えば、「これで遊んで」とおもちゃをくわえて持って来たり、まるで人の子のよう。一方、ツンデレで猫らしいミミは、窓越しに電柱に止まった鳥を見ながら「カカカカカッ」と声を出して野性的。

「家で仕事をしているとプライベートと仕事の境目がなくなってしまって、ちょっと休憩しようと思ってテレビをつけても、スマホを開いても、目に飛び込んでくる情報の波に、逆に気持ちが急き立てられたりして、全然、気が休まらない。
でも、タンタンとミミを見ていると、本能のまま、気の向くままに行動していいんだと教えられると同時に、ここ数年味わったことのない『空っぽ』になれるんです。
そういう時間を持てるようになったことで、脳がリフレッシュするんでしょうね。急に新しいアイデアが浮かんできたりして嬉しい効果です」

川の字のお昼寝

窓のサッシに座って様子をうかがうミケの子猫

今、スマホを開くのは、もっぱら猫たちの写真を撮るためと松田さん。

「性格的に向いていないのかSNSはずっと放置していて、他の作家さんは小まめに更新してるのに…と、スマホを開くたびに焦ったりしていたんですけど、タンタンとミミが来たことで、『見て見て!うちの子』というノリでSNSを再開することができました。
重い腰が持ち上がったことで、ほとんどは猫ネタですけど、仕事のことも気負いなく発信できるようになり、猫たちに感謝です」

大きな口を開けてあくびをするミケの子猫

ちょっと休憩とタンタンとミミの様子を見に行って、二匹がじゃれ合う様子をボーッと眺めているうちにウトウト…。気づいたら3人(1人+2匹)で川の字になって眠っていたなんていうこともあるそう。

スポーツをして汗を流したり、心静かに禅を組んだり、松田さんのように猫と過ごしたり…人によって「空っぽになれる時間」を手に入れる方法は様々。でも、その時間があるおかげで得られる平穏と活力は一緒なのかもしれません。情報から逃れて無心になれる時間、大切ですね。タンタン、ミミ、そして松田さん、たくさんの教えをありがとうございました!

筒井聖子

画家・絵本作家/松田奈那子

https://www.nanaco-mazda.net/

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