「部分」への関心をアクセサリーのデザインに落とし込んでいます
「bubun(ブブン)」は、陣 めぐみさんと陣 信行さんが2016年に立ち上げたアクセサリーブランドです。そのブランド名の通り、アクセサリーづくりにおいて大切にしているのは「部分」への関心。アクセサリー全体のデザイン性はもちろん、それを構成する一つひとつのパーツにも美しさを感じるものづくりを行っています。
2列に編まれたガラスの間に腕を通す新感覚のブレスレット
まずはじめにご紹介するこちらのブレスレットは、bubunを象徴するアイテムのひとつ「solo SLIT bracelet」。棒状のガラスを透明な糸で2列に編み、その隙間に腕を通して着用します。一つひとつバラバラになっているパーツが連なっているので、身体の動きに合わせて形を変え、さまざまな表情を見せてくれます。動くたびに変わる曲線の躍動感にプラスして、一本の小さなガラスがそれぞれ光を反射するさまも楽しめます。
バックルつきのブレスレットは手首に合わせて調節が可能
こちらも先ほどのブレスレットと同じく、棒状のガラスを編みあげた「solo」シリーズのもの。バックルがついていてベルトのように長さ調節ができ、自分の腕に合わせて着用することが可能なので、なかなか手首にしっくりくるブレスレットを見つけられていない方にもおすすめ。シリーズの中では一番細幅でありながら、ガラスパーツの太さを他のブレスレットよりランダムにすることによって光の反射に差ができ、独特な輝きを表現しています。
ガラスの粒を平面的に並べたバングル
こちらは一粒ずつ削り出して焼成したガラスの粒を平面的に編み込んだ「organ」シリーズのバングル。糸が通る溝が側面に作られているので組み合わせている箇所が見えず、正面から見るとまるでガラスの粒が浮いているかのように手首の周りを飾ります。みずみずしい小さな粒の列が5段重なり、ボリュームのあるデザインですが、ガラスならではの透明感が上品で、装いに女性らしさをプラスしてくれそう。
あなたにとっても、ひとつの「部分」となるガラスアクセサリー
bubunのアクセサリーは「部分」にフォーカスをあてて制作されていると言えど、部分的なディテールと全体的な雰囲気との調和が取れていることでその美しさが成立しています。今回はブレスレットとバングルをご紹介しましたが、その他にもイヤーアクセサリーやリングなど、細部にまでこだわりが見えるアイテムが数多く制作されているので、ぜひ一度実物を手に取ってご覧になってみてください。幻想的な世界を演出するガラスアクセサリーは、きっと身に着けるあなた自身の一つの「部分」となって日常をきらめかせてくれます。
photo / bubun
bubun(ブブン)