会員登録

ログイン

  • Facebook
  • Twitter
  • Sheage公式インスタグラム
  • インテリア・生活雑貨
  • ファッション
  • コスメ・ビューティー
  • グルメ・食
  • アート・カルチャー
  • 旅行・お出かけ
  • ライフスタイル
  • サステナビリティ

アカデミー賞W受賞の話題作『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』

3月30日(金)より、“政界一の嫌われ者”から“伝説のリーダー”になったウィンストン・チャーチルの真実の実話『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』が公開されます。第90回アカデミー賞にて主演男優賞、メイクアップ&ヘア賞をW受賞した本作品をご紹介します。

アカデミー賞W受賞の話題作『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』

歴史を変えた型破りな男

1940年5月、第二次世界大戦初期。ヒトラー率いるナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていました。 内閣不信任決議が出されたチェンバレン首相の後任として、外相のハリファックスが最適任者だという声があがりますが、本人は固辞。そこで、国民からの人気は高いけれど、たび重なる失策から政党内の “嫌われ者”である、ウィンストン・チャーチルに白羽の矢が立ちます。国難に陥ったイギリスの新首相に就任したチャーチルは、ドイツとの和平交渉をすすめるチェンバレンとハリファックスらに陰口を叩かれながらも、「決して屈しない」と徹底抗戦を誓います。

そんな中、ドイツ軍に追い込まれた英国軍は、フランス・ダンケルクの海岸まで撤退し孤立状態となってしまいます。「30万人もの兵士が包囲され、救出するすべがない。ならば彼ら兵士を救うべく船をダンケルクへ向かわせるのだ、大型船はもちろん、ボートや小型船など民間の船もすべて召集して…」こうしてダイナモ作戦が実行。

日に日にナチス・ドイツの勢いは増す一方で、英国にも上陸の危機が迫ります。ヒトラーに屈するのか、それとも戦うのか。ヨーロッパのみならず世界の運命がチャーチルの手に委ねられました。日々悩み、葛藤するチャーチル。そんな彼の姿に、就任当初はチャーチルに対して懐疑的だった英国王ジョージ6世も心を開き、二人は絆を育むのでした。

そしてついに、チャーチルは歴史的決断を下すのですがー。

メイクに200時間以上もかけて挑んだ、ゲイリー・オールドマン

アカデミー賞主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマン

本作品『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男』の主役ウィンストン・チャーチルを演じるのは、『レオン』、『ハリー・ポッター』シリーズで知られる、名優ゲイリー・オールドマン。現存する膨大な資料をもとに型破りなチャーチルの人間性を浮かび上がらせました。朝から酒をたしなみ、風呂でもミーティングする変人ぶりと、英国王として「あのヒトラーを怯えさせるほどの男」と言わしめたリーダー力、そして人々に勇気と希望を与えた力強い名言の数々。姿、声、話し方、全てチャーチルになりきった超絶な演技を披露し、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞とアカデミー賞主演男優賞を受賞しました。

そして、そんなゲイリー・オールドマンをチャーチルへと変身させたのは、メイキャップアーティストの辻一弘。ゲイリー・オールドマン直々のオファーにより、数年ぶりに特殊メーキャップアーティストとして参加しました。合計200時間もかけてつくりあげた芸術が評価され、アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞受賞となりました。

他作品と並行することで、多面的に見えてくる戦争

ウィンストン・チャーチル役のゲイリー・オールドマン

本作をより理解するために、併せて観ていただきたい作品を2つご紹介します。
2014年に公開された映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』は、ナチスが用いたエニグマの暗号解読を行う天才数学者学者アラン・チューニングの視点で物語が描かれていますが、その資金援助をしたのはチャーチルであったと言われています。一人の天才数学者の目を通して、戦争というものについて考えさせられることでしょう。

また記憶にも新しいクリストファー・ノーラン監督の『ダンケルク』は、本作でも描かれるダイナモ作戦によってダンケルクを撤退した兵士の視点で紡がれる物語。生々しい兵士の姿から戦地での様子が浮き彫りになっています。

上記で紹介した作品は第二次世界大戦中のイギリスを舞台に描かれており、政界の出来事を描いている本作と併せて鑑賞することで、多面的な視野で戦争を捉えることができ、より深く当時の状況を知ることができるでしょう。

楽しみ方を模索する

ピースマークを掲げるウィンストン・チャーチル役のゲイリー・オールドマン

“政界一の嫌われ者”から“伝説のリーダー”になったウィンストン・チャーチルの偉業だけでなく、その背景に隠れて混在している苦悩の時間にもファーカスを当てている本作品。
ゴールデン・グローブ賞主演男優賞とアカデミー賞主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマンの演技に注目してもよし、チャーチルへと変身させた辻一弘によるメイクアップ&ヘアスタイリングに着目してもよし、はたまた真のリーダーシップとはどのようなものなのかを考えながら鑑賞するのもよし、戦争について多面的に捉えるために鑑賞するのもよしと、様々な映画の楽しみ方ができます。ぜひ劇場のスクリーンに足を運んで、本作品を鑑賞してはいかがでしょうか?

photo / ©️2017 Focus Features LLC. All Rights Reserved.

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男

3月30日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー
監督:ジョー・ライト
出演:ゲイリー・オールドマン、クリスティン・スコット・トーマス、
    リリー・ジェームズ、スティーブン・ディレイン、ロナルド・ピックアップ
原題:Darkest Hour
配給:ビターズ・エンド、パルコ

http://www.churchill-movie.jp

この記事を書いた人

新 麻記子 大阪出身、横浜在住。作詞の仕事をベースに置きながら、WEBサイト運営、編集、ライターを経て、フリーランスに転身。ライフスタイルを豊かにする"文化の向上"を掲げ、ア...

このライターの記事をみる

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
内容について運営スタッフに連絡

関連記事