淡く映る琵琶湖の水面。その美しさを連想させる「KIKOF」の食器
- 公開:2016.5.26
- インテリア・生活雑貨
滋賀県が誇る、日本一大きい湖の琵琶湖。それを“日本の大きな器”ととらえ、その雄大さを連想させる刻印やカラーがクリエーションに落とし込まれている、スタイリッシュな多面体のデザインが特徴的な「KIKOF(キコフ)」の器たち。
KIKOFとは
「KIKOF」は、グラフィックやファッションなど幅広いクリエイションを生み出している「キギ」と、滋賀県の琵琶湖周辺を拠点として活動する伝統工芸の技術者たちによって誕生したプロダクトブランドです。
水を満々と湛えた琵琶湖は「日本の大きな器」である
1stプロダクトとして 私たちは丸滋製陶さんと一緒に
「器湖」という名の器をつくることにしました
そしてKIKOFというブランドを立ち上げました
私たちは 日本の母なる湖からモノが生まれ
伝統文化が絶えることなく脈々と受け継がれていくことを願います
1stプロダクトとして 私たちは丸滋製陶さんと一緒に
「器湖」という名の器をつくることにしました
そしてKIKOFというブランドを立ち上げました
私たちは 日本の母なる湖からモノが生まれ
伝統文化が絶えることなく脈々と受け継がれていくことを願います
まるで紙で作られているかのようなデザイン
直線のみで構成された八角形ベースのデザインが特徴的なKIKOFの器たち。うすくごく軽い質感は、まるで紙で形作ったようなシンプルさで洗練されたイメージをもたらします。
直線的なかたさと、陶器の持つ柔らかい印象、何度も調整した釉薬の色合いが独特の素材感をつくりだし、磁器では表現できない味わいが特徴となっています。
紙の薄さや角度を再現するため、製造工程には様々な試行錯誤がなされました。
火に強く、大きなものをつくるのに適した特性を持つ信楽の土だからこそ可能となったかたちです。
紙の薄さや角度を再現するため、製造工程には様々な試行錯誤がなされました。
火に強く、大きなものをつくるのに適した特性を持つ信楽の土だからこそ可能となったかたちです。
2~300万年前はもっと南に位置していたという琵琶湖。KIKOFの器に使われている土は、古琵琶湖層の粘土層です。質感がざっくりとしていて素朴な雰囲気を生み出す粘土質は、KIKOFのクリエイションにぴったり。
琵琶湖に寄り添う器づくり
KIKOFの器に刻まれている「670.25」という数字。これは、日本一大きい琵琶湖の表面積です。また、器の色は朝・昼・晩と琵琶湖の湖面に映し出される色を表現しているとのこと。それぞれ「Morning blue」「Noon white」「Sunset pink」「Moon night」と名付けられています。
それぞれの色使いが淡いので、アイテムによってどの色を組み合わせても使いやすいのです。もちろん色が同じものを揃えるのも素敵。その直線的なフォルムのシンプルさと色合いの安心感は、シリーズで揃えたくなってしまいそう。
琵琶湖に浮かぶ月をイメージした上絵付け
ワイドタイプのプレートの「Moon night」(グレー)には夜の琵琶湖に浮かぶ月をイメージした金色の上絵付けが施されており、淡い湖面にぼんやりと浮かんでいる月に魅了されます。夜をテーマとした「Moon night」ならではのデザイン。
おわりに
KIKOFの商品はオンラインストアで購入することができます。また、国内外問わずさまざまな展覧会やイベントにも参加しているとのこと。
滋賀県が誇る雄大な琵琶湖。その美しさを連想させる器たちに心惹かれます。ぜひ一度お手に取ってご覧になってみてください。
滋賀県が誇る雄大な琵琶湖。その美しさを連想させる器たちに心惹かれます。ぜひ一度お手に取ってご覧になってみてください。
KIKOF