「女性たちを助けたい」そんな想いから生まれたブランド
「NadeNa(ナデナ)」はエクアドルの首都、キト南部で活動するNGO団体“CENIT”と“NADENA”というプロジェクトが連携して作ったアクセサリーブランド。“CENIT”とは児童労働に従事する女児に対し支援を行う団体で、教育・職業訓練・栄養プログラムなど幅広い活動を通して女性たちが過酷な貧困状態から抜け出せるための環境づくりを行っています。エクアドルでは過酷な貧困状態でありながら6人以上の子供を抱える大家族が多く、家庭を支えるために多くの女性たちが働かざるを得ないというのが現状。そんな中で女性の自立を目的に始められたのが、このアクセサリーブランド「NadeNa(ナデナ)」です。“Nada De Nada(何もないところからは何も生まれない)”というスペイン語のフレーズに由来を持つこのピアスは、“動き始めることで何かが変わっていく”という希望をエクアドルの女性たちに与えているのです。
また、無価値と思われた廃棄物から様々なアクセサリーを生み出す試みには、製作する女性たちへ「希望があることを知ってほしい」という願いも込められています。様々な苦しさに耐えること以外何もできなかったエクアドルの女性たちは「NadeNa」を通して自分の価値を見出すことができています。捨てられるはずだった、古紙という価値のなかったものにピアスという未来を生み出し、世界に届けることができている。そんな彼女たちの“ゼロから未来を生み出せる”という明るい希望が、このピアスには宿っているのです。
ユニークな形が目を引くデザインのピアスたち
「NadeNa」の特徴といえばユニークなアンティーク調の色味。1度は誰かの手に渡ったことのある古紙ならではのあたたかさと深みのある色合いがこのブランドの特徴です。左上のピアスは新モデル『moonlit(=月明かり)』です。印象的な形なので、ストールやタートルネックなど首元の詰まった服を着ることも多くなる秋冬コーデのワンポイントにもおすすめです。また、金属部分以外はすべて樹脂と古紙で作られているためとても軽い付け心地なのも嬉しいですね。左下のパールがついたピアスは、パールだけで使うこともでき、1つで2つの楽しみ方があります。普段使いはパールオンリーで、休日は古紙の部分をつけてポイントとして使ってみてはいかがでしょうか。
「NadeNa」のピアスはカラフルな古紙と新聞の文字などの細やかな柄が可愛らしいので、身に着ける日は髪をまとめるなどして、ピアスをしっかりと見せて使っていただくのがおすすめです。
「NadeNa」のピアスはカラフルな古紙と新聞の文字などの細やかな柄が可愛らしいので、身に着ける日は髪をまとめるなどして、ピアスをしっかりと見せて使っていただくのがおすすめです。
ひとつひとつが女性たちの希望
「NadeNa」のピアスは都内はもちろん全国各地のセレクトショップでも販売されています。気になった方は、ぜひHPやInstagramでチェックしてみてくださいね。ゼロから作る未来への希望がテーマのこちらのアクセサリーには、日本人である私たちが作るアクセサリーとはまた違った美しさを持っています。さまざまな家庭環境の中で生活する決して豊かとはいえない女性たちが作るピアスは、身に着けると私たちに新たな一歩を踏み出す強さを与えてくれそうです。ヴィンテージなアクセサリーがお好みの方にはもちろんですが、これから何かを始めようとしている方も是非手に入れてみてはいかがでしょうか。「NadeNa」のアクセサリーが皆さんにあと一歩を踏み出す強さを与えてくれるかもしれませんよ。
photo / NadeNa