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見知らぬ街で新たな人生を歩む親子の物語。イタリアから届いた感動作「はじまりの街」

見知らぬ街で新たな人生を歩む親子の物語。イタリアから届いた感動作「はじまりの街」

この大きな世界の片隅で新たな一歩を踏み出す一組の親子と、彼らを見守る心優しい人たちが紡ぐイタリアから届いた映画「はじまりの街」。ほんの少しの勇気と愛があれば、人生はとても素晴らしいものだと感じさせてくれる物語をご紹介します。

未来へと進み始めるまでを描いた珠玉の作品

夫のDVから逃れて、13歳の息子ヴァレリオと共に、ローマから親友カルラが暮らすトリノにやってきたアンナ。トリノ駅に迎えに来たカルラは傷心のアンナとヴァレリオを笑顔で抱きしめ、自身が住む小さな家の一部屋を明け渡してくれます。

見知らぬ土地で新たな生活を切り開くため、一刻も早く生活の基盤を築こうと仕事探しに焦るアンナ。一方、活発なサッカー少年だったヴァレリオは孤独をかかえてひとりで寂しい時間を過ごし、自転車で走り回るだけの日々。そんなある日、夫からアンナの父親を介してヴァレリオ宛てに小包が届きます。息子にとって自分の選択は正しいのだろうかと心乱されたアンナは、その手紙をヴァレリオから隠してしまいます。

ついにアンナの仕事が決まり、足取り軽く帰宅した彼女を待っていたのは、手紙を読んでしまったヴァレリオの失踪。近所のビストロオーナーであるマチューの助けもあり、ヴァレリオを見つけますが、彼の心は硬い鎧をまとったままでした。人々の心に支えられ人生の再スタートに向けて歩もうとするアンナとヴァレリオに、ある朝小さな奇跡が訪れますー。

美しい街トリノに息づく人間模様

「はじまりの街」の舞台はイタリア・トリノ

一面の落葉が黄金色に輝く公園、規則的な美しい石畳の裏通り、アーチ橋の下を流れる河のきらめき、親子で訪れる国立映画博物館…。アンナとヴァレリオの心情に呼応するかのように、ある時は刹那的に寒々しく、ある時は陽光降り注ぐ光景にと、様々な顔を見せる美しいトリノの街がこの物語の舞台です。ヴァレリオの孤独に共鳴する淡い恋心を抱く東欧出身のストリートガールや、過去をささやかれるフランス出身の元サッカー選手など、アンナとヴァレリオ以外にも故郷を離れて生きる人々の日常が丁寧に描かれています。

豊かな人情味溢れるトリノだからこそ、生活感に根ざした庶民の温かさやおかしさが、新しい住人である2人を応援しているかのように映し出されていました。カメラが追っていく美しい街並みに迷い込み、あなたもトリノの住人になったつもりで観てみてはいかがでしょうか。

人生は“はじまり”で溢れている

「はじまりの街」で息子 ヴァレリオを演じるアンドレア・ピットリーノ

監督を務めたのは、“いつだって人生はやり直すことができる”という力強いメッセージを託し、家族をテーマとした映画作品で社会の弱者に寄り添ってきたイヴァーノ・デ・マッテオ。監督のみならず、俳優、ドキュメンタリスト、舞台などでも活躍しています。

息子・ヴァレリオを視線の主として傍観させるのではなく、当事者としてのポジションも与えることにより、画面に映し出される登場人物の心情に重なるよう共感を誘い出します。
このような配慮がこの作品に微妙なバランスをもたらし、ノスタルジックな雰囲気の情景が、変わろうとするアンナとヴァレリオを支えていると感じました。過ちを嘆いたり、幸運を忘れたり、それでも人生より素晴らしいものはないと生きる勇気を与えてくれる素敵な作品です。ラストに見えるささやかながらも確かな一歩が感動の涙を誘うことでしょう。

「はじまりの街」

10月28日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー
監督:イヴァーノ・デ・マッテオ
出演:マルゲリータ・ブイ、ヴァレリア・ゴリーノ、アンドレア・ピットリーノ、ブリュノ・トデスキーニ

http://www.crest-inter.co.jp/hajimarinomachi/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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