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闘いと狂おしいまでの愛への賛美。フランス映画『愛を綴る女』

世界的に活躍するマリオン・コティヤールが主演を務め、ラベンダー香る南仏プロヴァンス地方を舞台に、一人の女性の自由への希求と理想の愛の行方を描いた繊細で美しい大人のラブストーリー。10月7日(土)より公開の映画『愛を綴る女』をご紹介します。

闘いと狂おしいまでの愛への賛美。フランス映画『愛を綴る女』

神秘的でロマンチックな美しい物語

フランス南部の小さな村で両親と妹と暮らすガブリエルは、“真実の愛”や“結婚”について理想を思い描いていました。地元の教師との一方的な恋に破れ、不本意ながら両親の決めた正直者で情の深いスペイン人労働者ジョゼの妻となります。ジョゼは彼女に献身的に接するのですが、ガブリエルはジョゼを愛することは決してないと誓うのです。そんなある日、流産の原因が持病である腎臓結石にあると診断され、アルプスの療養所で温泉治療することになります。そこで、ガブリエルはインドシナ戦争で負傷した魅力的な帰還兵アンドレと運命的な出会いがきっかけとなり、彼女が綴る愛の物語のはじまりとなるのでしたー。

愛に魂を捧げるヒロインを演じた、マリオン・コティヤール

「愛を綴る女」のヒロイン、マリオン・コティヤール

情熱的なヒロイン、ガブリエルを演じるのは、「エディット・ピアフ〜愛の讃歌〜」で米アカデミー主演女優賞を受賞後、フランスのみならず「インセプション」「マリアンヌ」など世界的に活躍するマリオン・コティヤール。

本作では、家族から変人と疎まれながらも親の言いなりの結婚生活を続け、衝動的な愛に身を委ねる自由奔放な欲望を抑制したリアルな演技で、セザール賞主演女優賞候補となりました。忍耐強い夫へと向ける葛藤、偶然出会った帰還兵への情念、そして突然希望を奪い取られた喪失感と心の痛みを、紙とペンで赤裸々に綴る神秘的かつ官能的な生き様は、現代の女性たちにとっても大いなる共感を呼ぶことでしょう。

胸焦がす嵐の後、心に宿る苦しみを教えてくれる

フランス映画「愛を綴る女」の一シーン

2006年に出版されたイタリア人作家、ミレーネ・アグスのベストセラー小説「祖母の手紙」(新潮社)の設定を、1950年代のフランス本部に差し替えた本作品。昨年、第69回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品して称賛を浴び、フランスのアカデミー賞であるセザール賞では作品賞、監督賞をはじめ、主要8部門にノミネートされた究極のラブストーリーです。
頑なだった一人の女性が波乱に満ちた歳月の果てに知る真実の愛は、私たちの記憶に刻み込まれることでしょう。

photo / © (2016) Les Productions du Trésor - Studiocanal - France 3 Cinéma - Lunanime - Pauline's Angel - My Unity Production

photo

愛を綴る女

10月7日(土)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町 公開
監督:ニコール・ガルシア
脚本:ジャック・フィエスキ、ニコール・ガルシア 
出演:マリオン・コティヤール、ルイ・ガレル、アレックス・ブレンデミュール
原題:Mal de pierres/原作:「祖母の手帖」 (新潮クレスト・ブックス)

http://aiotsuzuru.com

この記事を書いた人

新 麻記子 大阪出身、横浜在住。作詞の仕事をベースに置きながら、WEBサイト運営、編集、ライターを経て、フリーランスに転身。ライフスタイルを豊かにする"文化の向上"を掲げ、ア...

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