店舗を持たない古本屋さん。ここにしかない一冊と出逢える「analog books」

デザイン、アートなどのビジュアルブックや絵本を中心に取り扱っている「analog books（アナログブックス）」は、店舗を持たない古本屋さん。TSUTAYA宇都宮駅東口店に常設の販売スペースがあるほか、手創り市や古本市などのさまざまなイベントに出張本屋として出店し、その都度、イベントの雰囲気やコンセプトなどに合わせて選んだ本の数々を並べています。

各種イベントに出店する際のブースの中には、いつもたくさんの本たちが。普通の本屋さんと変わらないようなレイアウトがされていて、これがテントの中とは思えませんね。「analog books」に集まるのは、絶版の絵本や写真集、外国の古い雑誌、シリーズで揃った豆本など、ここでしか出逢うことができないと言っても過言ではない古本たちです。

たとえばこちらは、アメリカの絵本作家『エリックカール』のボードブック。みなさんも一度は読んだことがあるであろう“はらぺこあおむし”の作者です。その独特な絵のタッチにどこか懐かしさを憶えませんか？何冊かコレクションして、お部屋に飾っておきたくなるような表紙が愛らしいですね。

こちらはファンにはたまらないアンティーク洋書。遥か昔、この本たちが読まれていた時代を思い浮かべながら、思う存分目の前に広がる世界に浸ってみてはいかがでしょうか。また、アンティークならではの古びた風合いは置いておくだけで雰囲気抜群。ディスプレイとしても大活躍します。

中には、スウェーデン出身の『リサ・ラーソン』や、ウィーン出身の『ルーシー・リー』など、世界で活躍した陶芸家たちの展示図録も。そのほか、画家の画集や部数限定の写真集などを見つけることもできるかも。古本屋さんで自分の趣味に合った本を発見すると、なんだか嬉しくなりますよね。

「analog books」には、購入して読み終わった後も、ただ本棚にしまっておくのはもったいないような本ばかりが揃っています。また、お店のお取り扱いジャンルに関わらず本の買い取りも行っているとのこと。もう読まなくなった本があればぜひ、「analog books」が作り出す空間へ仲間入りをさせてあげてください。そうして誰かの手にその本が渡り、その人の生活を豊かに彩ってくれたら素敵ですよね。

イベントへの出店情報は、HPやSNSなどでチェックすることができます。参加するイベントごとに変わるラインナップも楽しみのひとつとして、ぜひさまざまな会場へ足を運んで、そこだけにある古本との出逢いを心ゆくまで堪能してくださいね。