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フィリピンの暗部を垣間見る、ブリランテ・メンドーサ監督最新作「ローサは密告された」

フィリピンの暗部を垣間見る、ブリランテ・メンドーサ監督最新作「ローサは密告された」

カンヌ国際映画祭監督賞ほか、50を超える賞を獲得するなど、世界が注目する鬼才ブリランテ・メンドーサ監督が手掛け、昨年のカンヌ国際映画祭で、ローサ演じるジャクリン・ホセに東南アジア初の主演女優賞をもたらした「ローサは密告された」をご紹介します。

獰猛にして無慈悲で過酷な世界

東南アジア最大といわれるマニラのスラム街で懸命に生きる女性とその家族を描いたドラマ。
4人の子どもを育てるローサは、マニラのスラム街で小さな雑貨店を経営し、地元の人々の人気者です。彼女と夫・ネストールは家計の足しにするため少量の麻薬を扱っていましたが、そのことが警察に見つかり夫と共に逮捕されてしまいます。麻薬売人の密告、高額な保釈金、警察の要求は恐喝まがい。この国では法は誰も守ってくれません。ローサの子どもたちは腐敗した警察から両親を取り戻すべく奔走しますがー。

闇に切り込む問題作

映画「ローサは密告された」の一場面1photo:© Sari-Sari Store 2016

5人に1人が貧困状態にあるフィリピン。マニラは東南アジア最大といわれるスラムを擁し、麻薬常習者、密売人が多く、犯罪が絶えません。生きるためには相手が知人でも密告し、さらに犯罪者から警察がお金を巻き上げます。ロドリゴ・ドゥテルテ大統領就任後、それまで私腹を肥やしていた警察が自らの悪事がバレるのを恐れて、売人を大量処刑する事件がおきています。そして、麻薬に関わる者は警察・自警団により超法規的に殺され、それに恐れをなした者たちの自首が後を絶たず、刑務所の収監人数を大幅に超えているそうです。この「ローサは密告された」は、一般市民が貧困から麻薬密売に手を出し、警察から命を狙われるという恐怖の連鎖にあるフィリピンの現実を私たちに見せてくれます。

世界の映画祭を席巻するブリランテ・メンドーサ監督

映画「ローサは密告された」の一場面2photo:© Sari-Sari Store 2016

45歳のデビュー作「マニラ・デイドリーム」で第58回ロカルノ国際映画祭ヴィデオ・コンペ部門金豹賞を受賞し、第三黄金期と呼ばれるフィリピン映画界を牽引している鬼才ブリランテ・メンドーサ監督は、世界三大映画祭のコンペ常連であり、タランティーノとショーン・ペンがその才能を絶賛、カンヌ国際映画祭監督賞のほか、世界中で50を超える賞を獲得するなど高い評価を得ています。
本作は第69回カンヌ国際映画祭で、クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロン、イザベル・ユペールらを抑えて、ローサを演じるジャクリン・ホセが東南アジア初の主演女優賞を受賞しました。

人の心をつかんで離さないリアリズム

映画「ローサは密告された」の一場面3photo:© Sari-Sari Store 2016

日本ではなかなか公開されないフィリピン映画。しかし近年は、カンヌ国際映画祭やベルリン映画祭などで次々と受賞を重ね、日本国内でも少しずつ注目を浴びてきています。
本作は、強烈なリアリズムを持たせるためドキュメンタリーのように撮影され、何が起こるか分からない緊張感が見る者の心をつかんで離しません。
この機会に、フィリピンの現実と暗部を垣間見る、ブリランテ・メンドーサ監督最新作「ローサは密告された」を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

photo / © Sari-Sari Store 2016

photo

「ローサは密告された」
7月29日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次ロードショー!
監督:ブリランテ・メンドーサ
脚本:トロイ・エスピリトゥ
出演:ジャクリン・ホセ、フリオ・ディアス、マリア・イサベル・ロペス
2016/フィリピン/110分/MA’ROSA
配給:ビターズ・エンド
Twitter :@ma_rosa2017
Facebook:fb.com/marosa2017

http://www.bitters.co.jp/rosa/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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