どんな装いにもそっと上品さをプラス。表情やわらかな田中友紀さんのアクセサリー

愛知県東海市出身の田中 友紀（たなかゆき）さんは、主に金属を用いてアクセサリーやカトラリーなどの暮らしの道具を制作している作家さんです。名古屋芸術大学デザイン学科メタル＆ジュエリーコース専攻にて金属について学びながら、異素材にも興味を持ち始めて作品制作を行い、2014年に作家として独立したのだそう。今回は、数ある作品の中からアクセサリーたちをご紹介。田中さんがつくるアクセサリーは、カジュアルスタイルでもフォーマルスタイルでも、そっと上品さをプラスしてくれる静かな輝きを放っています。

こちらは、ひとつひとつ丁寧に叩きの加工が施されたバングルです。絶妙に表現されたテクスチャが華奢ながらも独特な存在感を演出。留め具やアジャスターがなく、出がけにさっとつけてお出かけができます。細めのバングルには腕を細く見せてくれる効果もあるので、腕を出す機会が増える夏のファッションにとってもおすすめ。

こちらは、どこか力強さを感じる表面の加工と、月のようなまるい形が美しいヘアゴム。それぞれ違ったデザインでありながらも、どれも女性らしいやわらかさと凛とした印象を兼ね備えています。髪をまとめた後ろ姿に素敵なアクセントを加えてくれそうですね。髪を結ばない時は、手首に着けてブレスレットとしても使えます。

ころころとかわいらしいピンブローチは、胸元をさりげなく、ほどよくカラフルに彩ってくれます。いくつか並べてつけたいサイズ感で、毎日のコーディネートを考えるのを楽しくさせてくれそう。もちろんひとつだけつけてワンポイントにするのも素敵。たとえば、白シャツ・ブラウスなどのシンプルなデザインのお洋服に映えさせるのもいいですね。お洋服だけではなく、バッグや帽子など、つけるアイテムやつける位置、並べる配置によっていくつもの表情の変化を楽しむことができます。

アクセサリー以外にも、スプーンや箸置き、菓子切りなどのカトラリーも制作している田中さん。装いを彩るのと同じようにテーブルにもそのやわらかい輝きを添えれば、いつもの食事の時間も更に素敵なものになりそう。しっとりと落ち着きのあるアイテムたちは、あなたの日常を見守っていてくれるかのようにあたたかな表情をしています。
そんな作品たちは、各地のいくつかのセレクトショップでお取り扱いがあるとのことです。また、手創り市や合同展などの数多くのイベントでも販売が行われているとのこと。6月以降もすでにたくさんのイベントへの参加が決定しているそうなので、お近くの方はぜひ足を運んでみてくださいね。