溢れる大地の恵みをいただく〜今治・風のレストラン〜

さて、なぜ今治がサイクリストのメッカなのでしょうか？それは、ずばり「しまなみ海道」があるからです。しまなみ海道は日本で唯一の自転車・歩行者道併設の高速道路です。専用の道路のおかげで今治市から広島県尾道市まで安全に自転車で走ることが出来るんですよ。

さぁ！出発だ！…ぐぅ…。お腹がすいたままでは元気に自転車は漕げませんね。そんなときは、サンライズ糸山館内にある「風のレストラン」に行きましょう！地産地消をテーマにするこちらのレストラン。平日もリピーター客や、サイクリストの方でいっぱいになるという人気店です。この日もまだオープンしたばかりだというのに、続々お客さんがやってきました。

店内には大きな窓があり、しまなみ海道を間近に見られます。まるで絵画のような景色が食事のスパイスとなり、更に食事を楽しむことが出来ます。しまなみ海道への期待も高まってきます。

今回注文したのは人気メニューの「風のプレートランチ　￥1,219」。美しい彩の食事に食欲をそそられます。どの料理も美味しいのですが、中でも力を入れて作られているのが黒い器に入ったオーブン料理。こちらは月替わりで、この日は「今治産春キャベツとサーモンのタルタルチーズあぶり焼き」でした。「野菜はこんなに甘くて香りがあったの！？」というくらい素材本来の味が生かされています。料理にはなるべく地元のものを使用するようにしているとのことで、どの料理も取れたての大地の味を感じられました。薄めの味付けなので、これだけボリュームがあっても飽きることなくいただくことが出来ました。

風のレストランではデザートにもこだわりがあります。今回いただいたのは「さくらロール　￥600」です。しまなみ海道の今治から２つ目の島、伯方島の「Patisserie T’s cafe」に店長の松村　崇央さんが惚れ込みお取り寄せしているとのこと。さくら餡が練りこんであり、しっとりとしてほんのり甘くまるで和菓子のよう。お食事に続き幸せな気持ちになりました。本当に美味しいものをお客様に届けたいという松村さん、そしてスタッフのみなさんの気持ちが伝わってきました。このロールケーキ、シーズンごとに違うものを出しているとのことで次回来た時の楽しみになりました。

東京にお住いの方に朗報です。風のレストランの姉妹店が東京にもあるんです！「四国味遍路　88屋　丸の内店」。こちらは今治の味だけでなく、四国の味を楽しむことが出来るお店です。四国のお酒もあり、まさに四国三昧です。四国に行きたいけど、なかなか時間がない。そんなあなたも今晩仕事の帰りに寄ってみてはいかがですか。

心地よい食事の時間を過ごしたら、さぁいよいよ自転車に乗って出発です。次回はサイクリストの味方となってくれる今治の施設をご紹介します。

「風と走る瀬戸内〜今治・サイクリストに味方の施設〜」