趣ある古民家にショップと人が集う複合施設。マルシェやイベントも楽しい「上野桜木あたり」

江戸からつながる東京の古い暮らしのよさが色濃く残る町、上野桜木。表通りからちょっと入った静かなところに「上野桜木あたり」はあります。路地でつながった木造の三軒家は、昭和の初め頃に建てられたもの。その建物を再生した「あたり」は、町の中からも外からも人が集まり一緒に楽しめる場所として生まれ変わりました。
3つの家屋はそれぞれ「あたり1〜3」と呼ばれ、パン屋さんやビアホールなどのお店が入居しているほか、イベントを開催できるコミュニティスペースとしても利用されています。

谷中の粋を感じながら、気軽にビールが飲めるビアホールです。ここでしか飲めない「谷中ビール」をはじめ、いろんな種類のクラフトビールが楽しめます。土鍋を使った『和のBBQ』もビールによく合います。
また、4月からは「谷中ビール」瓶ビールの販売もはじまりました。お友達へのお土産にしてもよし、家で谷中の空気を感じながら飲むのもよし、ゆったりとした時間を過ごせるはずです。

「あたり」から歩いて2分のところにある谷中の人気喫茶店、「カヤバ珈琲」と姉妹店のパン屋さんです。日本の食材・食文化を意識しながら、こだわりのハード系からあんパン・クリームパンまで取りそろえています。

日本で初めての「塩とオリーブオイルの専門店」です。商品はすべて試食できるのでいろいろ比べながら買い物を楽しめますし、オリーブオイル・コンシェルジュにも相談ができます。「甘酒ブロッサム桜」「オリーブラテ」などここでしか飲めないオリジナルのドリンクもあります。

路地を通り抜けたいちばん奥の一軒家が「みんなのざしき」です。畳敷きで床の間あり、濡れ縁（ウッドデッキ）あり。趣のある素敵な和のスペースです。イベントやワークショップなどが開けます。畳の部屋なのでお茶会やヨガにぴったりですね。

「みんなのろじ」はお店とお店をつなぐ通路としてだけではなく、みんなが集まる場所としての役割があります。庭先のような道のような誰のものでもないような、自然と人が集まってくる路地の心地よさ。マルシェやイベントが開催されることも。

「上野桜木あたり」は、昔ながらの風情と人情が残った昭和の路地裏が復活したようなところです。路地でゆるくつながった空間は、誰でもなんとなくやってきてゆっくり過ごせる安心な場所。そして、集まってきた人によってどのようにも変わっていく余白もたくさんあります。ここに来れば、大切なものや人との、うれしい出会いがあるかもしれませんよ。