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おしゃれで可愛いだけじゃない。シュールで奥深く芸術的なチェコアニメの魅力

「もぐらのクルテク」など日本でも注目を集めているチェコアニメ。只今渋谷のUPLINK・FACTORYでは様々なチェコアニメ映画が上映される「This is チェコアニメ! 2017」が開催中です。今回は、チェコアニメ作品を日本に紹介している眞部学さんに、チェコアニメやキャラクターの魅力を伺ってきました。

おしゃれで可愛いだけじゃない。シュールで奥深く芸術的なチェコアニメの魅力

かわいいキャラクターたちが生まれた背景

チェコは、これまでにチェコ語での出版や演劇が禁じられた時代、表現の規制を受けた時代がありました。そんなときでも、人形劇や子供向けアニメーションだけは規制がゆるかったのです。そのため、活路を見出した表現者たちがこぞってアニメを作成したそうです。チェコアニメは子供だけでなく大人たちにとっても大切な娯楽であり、表現手段でもあったのですね。

森の妖精アマ―ルカ

(写真左)日本でも女性を中心に人気のキャラクターです。おしゃれで少しおすまし屋な「アマ―ルカ」には、女の子らしいかわいさのエッセンスが詰まっています。

森の妖精アマールカ~森番をやっつけた日~(1973年/7分)監督:ヴァーツラフ・ベドジフ
Ⓒ V.Bedrich, B.Siska, Licence by Czech TV

もぐらのクルテク

(写真右)チェコのあちこちで見かけるもぐらの「クルテク」は、好奇心旺盛で友達思い。健気で明るい性格は道徳的模範にもなっており、世界80か国で出版、放送され「子どもに見せたいアニメNo.1」と言われています。

もぐらくんとひよこのたび(1975年/7分)監督:ズデニェック・ミレル
Ⓒ Země pohádek,a.s. ,Zdeněk Miler, Little Mole a. s.

チェコアニメ独特のシュールな世界

約100年前まで他民族に支配されていたチェコスロヴァキア。日本とは異なる価値観を持った国で生まれた作品は風刺や皮肉が効いており、描写も衝撃的に感じるかもしれません。圧倒的な説得を持つチェコアニメのシュールな世界を覗いてみませんか?

ベルリン国際映画祭五冠王パヴェル・コウツキー

(写真左)ベルリン国際映画祭で5度の受賞歴を持つ現役アニメ作家のパヴェル・コウツキー。人間が起こす愚かな行為を題材にした作品が多く、些細なことを最大のデフォルメで表現することに長けています。彼は自分の過去の作品にはまったく興味がなく、これからの作品に熱中しているそうです。

メディア(2000年/5分)監督:パヴェル・コウツキー
©Krátký Film Praha,a.s., P.K.

多くの人気作品を生み出したズデニェック・スメタナ

(写真右)人気作家の多いチェコですが、その中でもトップクラスの成功した作家と言えます。チェコの子供たちが眠る前に見る、アニメ番組『ヴェチェルニーチェク(おやすみアニメ)』において、欠かせない作家のひとり。強弱のあるスケッチの線、おさえた色使い、親しみやすいキャラクター造形が特徴で海外での評価も高いです。

めがね(19644年/11分)監督:ズデニェック・スメタナ
©Krátký Film Praha,a.s.,

This is チェコアニメ! 2017【シュールシュールシュール】
開催日時:2017年8月19日(土)18:30開場/18:45開演

夢の世界で癒されるメルヘンチックな作品

チェコの書店には『絵本コーナー』の代わりに、『Pohadky(ポハードキー)』というコーナーがあるのだそう。ポハードキーとは“おとぎ話”という意味。心温まるチェコのポハードキー作品をご紹介します。

「おいしいケーキを焼いたお話」

(写真左)元気でのんびり屋の犬のペルセクと、賢くて優しい猫のコチチュカ。人間のすることを一生懸命に真似しますが、いつもおかしな具合になるのです。
「こいぬとこねこのペイセクとコチチュカ」作者のヨゼフ・チャペックは、ナチスに捕らえられ収容所で亡くなりました。人間にとって大切なことを教えてくれるキャラクターたちの物語を、彼は理想の世界として描いていたのかもしれません。

おいしいケーキを焼いたお話(9分)作・画:ヨゼフ・チャペック
ペイセクとコチチュカ Ⓒ Země pohádek,a.s. , Josef Čapek-heirs/DILIA, Prague

「小さな道化師ファンファロン」

(写真右)もはやアニメーションの一つのジャンルとも言われる、ブジェチスラフ・ポヤルの作品。有名な作品をいくつも手掛け、チェコアニメの世界的な評価を高めた人物です。戦後始まったチェコアニメの“黄金時代”から、2012年にこの世を去るまでチェコアニメを支え続けました。彼の作品を見れば、チェコアニメとのその素晴らしさが分かるはず。

小さな道化師ファンファロン(1968年/16分)監督:ブジェチスラフ・ポヤル
ブジェチスラフ・ポヤル Ⓒ Krátký Film Praha, a.s.

This is チェコアニメ! 2017【クリスマス前は心温まるおとぎ話を】
開催日時:2017年12月16日(土)18:30開場/18:45開演

どこで会えるの?チェコアニメキャラクター

おしゃれで可愛いだけじゃない。シュールで奥深く芸術的なチェコアニメの魅力出典:http://www.uplink.co.jp

眞部さんがオーガナイザーを務める「This is チェコアニメ! 2017」で、お気に入り作品を探してみてはいかがでしょう。またウェブサイト「チェコ・チェコランド」では、チェコアニメのたくさんのキャラクターや絵本などが紹介されており、DVDや絵本、グッズの購入もできます。
チェコという国が生み出した、独特でアニメキャラクターたち。チェコアニメには大人の女性でも楽しめる、かわいらしさ、オシャレさ、そして考えさせられる深い背景がありますので、気になった方はぜひウェブサイトをチェックしてみてください。

『This is チェコアニメ! 2017』
2017年4月15日(土)、6月17日(土)、8月19日(土)、10月14日(土)、12月16日(土) 18:30開場/18:45開演
上映後10分休憩を挟みトークショーを開催
料金:¥1,800(ドリンク付)
会場:アップリンク渋谷 FACTORY(1F)
東京都渋谷区宇田川町37-18 トツネビル

http://www.uplink.co.jp/event/2016/46673

チェコ・チェコランド

http://a-a-agallery.org/

この記事を書いた人

前田 郁 ライター、シナリオライター。webやミニコミ誌等で街の楽しい情報をお伝えしています。朗読劇などの脚本執筆のかたわら、舞台のお手伝いも。取材時の相棒であるカメラも...

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