音楽を味わう、旅と遊び心から生まれた湯布院の楽しいスイーツ「ジャズ羊羹」

「ジャズ羊羹」は湯布院をはじめ、魅力的な全国の旅先でコンサートシリーズ『旅する音楽』を企画している「ジャズとようかん（旧 CREEKS.）」が、見た目から楽しさが伝わるように鍵盤にこだわり、約一年をかけて完成させた和菓子です。湯布院のメインストリート、湯の坪街道沿いにあるセレクトショップで販売しています。
『旅する音楽』はこれまでに新潟（長岡）、兵庫（篠山）、長崎、台北で開催しており、6月3・4日には、金沢21世紀美術館で金沢篇を開催するそうです。

店内にはオリジナルCDをはじめ、ファッションや雑貨など、音楽をテーマにした「ジャズとようかん（旧 CREEKS.）」ならではのオリジナルを取り揃え、中でもカウンターのショーケースでひときわ目を引くのが「ジャズ羊羹」です。

「音楽をテーマに、見た目もワクワクするような和菓子を作りたかったんです」。そう話すのはジャズとようかん（旧 CREEKS.）の谷川なぎささん。音楽と旅を愛し、これまで世界各地を旅してきた谷川さんにとって、湯布院は豊かな自然があり、音楽を奏でるにはとてもいい環境。そんな湯布院で音楽をテーマに日本の魅力を和菓子の代名詞といえる羊羹で表現したのが、ほかにはないピアノのかたちをした「ジャズ羊羹」でした。

鍵盤の部分は伝統技法「刷り込み」を用いています。渋柿を和紙に塗って乾かした「渋紙」で型紙を作り、その上から刷毛で刷り込んで表現し、一つひとつ丁寧に仕上げてます。味わいだけではなく、見た目の細部にまでこだわった和菓子でもあるのです。
ジャズ羊羹は定番の「classic（クラシック）」と「ginger（ジンジャー）」の2種類と、冬季限定の「chocolat（ショコラ）」があります。

おすすめは定番の「クラシック」。切り口から赤ワインに一昼夜漬け込んだ2種類のドライいちじくが顔を覗かせます。コクのある味わいは沖縄産の黒糖を使っているから。黒糖の風味とともにやさしい食感、そして上品な甘さ。和菓子、羊羹という概念を覆したスイーツは甘いものや和菓子が苦手な方にも好評なのだとか。赤ワインやウィスキー、ブランデーのお供に。エスプレッソやコーヒーにもぴったりです。

和三盆を使用した白あんにドライ生姜を練り込んだ「ジンジャー」は、熊本産のジンジャーエキスと蜂蜜を加えてさっぱり仕上げています。こちらはシャンパンや白ワインであったり、アルコールが苦手な方は紅茶やハーブティーと一緒にどうぞ。
また、高級チョコレート・クーベルチュールを使用し、ドライいちじく、チェリー、レーズンをふんだんに使った冬季限定の「ショコラ」も冬だけの贅沢な一品。12月から3月上旬までの期間限定で販売しています。

「ジャズ羊羹」はインターネットでも販売しています。オリジナルのブレンドコーヒー豆やお皿などのセレクトアイテムとセットにしたギフトが人気なのだとか。音楽好き、コーヒー好き、ワイン好きの方へのプレゼントにいかがでしょうか？