未来都市シンガポールで、自然に還るような時間を
- 公開:2026.3.29
- 旅行・お出かけ
高層ビルが立ち並ぶ都市国家シンガポール。けれど街を歩いていると、思いのほか緑が多いことに気づきます。自然と共生する建築や、多文化が重なり合う食文化など、都市の魅力を感じる場所を巡りました。羽田から約7時間で訪れられる、進化するシンガポールの旅をご紹介します。

緑と文化が息づく、シンガポール

空港を出て街へ向かう車の窓から、まず目に入るのは背の高い街路樹でした。南国らしいレインツリーやブーゲンビリアが道路沿いに並び、都市の風景の中に緑の気配が続いています。
シンガポールは高層ビルが立ち並ぶ都市国家として知られていますが、実際に歩いてみると、建物の屋上に庭園があり、街路樹が日差しを和らげ、道路の中央分離帯にも植物が植えられていることに気づきます。都市と自然が、対立するものではなく同じ風景の中に存在している。そんな街のあり方が、この国の魅力なのかもしれません。
シンガポールは高層ビルが立ち並ぶ都市国家として知られていますが、実際に歩いてみると、建物の屋上に庭園があり、街路樹が日差しを和らげ、道路の中央分離帯にも植物が植えられていることに気づきます。都市と自然が、対立するものではなく同じ風景の中に存在している。そんな街のあり方が、この国の魅力なのかもしれません。

羽田から飛行機でおよそ7時間。距離としては決して遠くありませんが、訪れてみると日本とは少し違う未来の都市を歩いているような感覚があります。都市の機能性と、緑の豊かさ。その二つが共存している景色は、歩くたびに新しい発見があります。そんなシンガポールの都市の魅力を巡ってみました。
緑のテラスが重なるホテル
Pan Pacific Orchard Singapore
シンガポールの中心部、ショッピングモールやレストランが並ぶ賑やかなエリアにあるホテル。遠くから見ると建物のあちこちに緑が広がっているのが印象的です。建物は段々の構造になっていて、それぞれの階に広いテラスがあり、そこには植物が植えられ、庭園のような空間がつくられています。建築そのものが都市の緑地の一部のようです。
特に印象的なのが、プールのあるテラス。水面の向こうには高層ビル群が広がり、都市の真ん中にいることを思い出します。
周囲には緑が多く、どこかリゾートのような空気が流れていました。
このホテルでは環境への配慮も取り入れられています。客室にはペットボトルではなくガラスボトルが置かれ、浄水された水を補充して使う仕組みになっています。また、部屋に人がいないときには空調が自動でオフになるなど、エネルギーを抑えるための工夫もあるそうです。
こうした取り組みは特別に強調されているわけではありませんが、滞在していると自然と共生する考え方が空間の中にさりげなく取り入れられていることが伝わってきます。都市の真ん中にありながら、緑に包まれて過ごす時間はとても穏やかでした。
多文化が生んだシンガポールの味
Bibik Violet
シンガポールの食文化を語るとき、よく登場する言葉があります。「プラナカン」です。中国系移民と現地の人々との間に生まれた子孫や、彼らが育み融合した文化で、料理にもその歴史が表れています。「Bibik Violet(ビビック・ヴァイオレット)」のテーブルに並んだ料理は色鮮やかで、スパイスの香りがふんわりと広がります。
中でも印象的だったのが「クエ・パイ・ティー」という料理でした。小さな器のような形をした生地の中に、野菜や卵、エビなどの具材を詰めて食べる一皿です。ひと口サイズですが、甘みやスパイスの香りが重なり合い、奥行きのある味が広がります。
シンガポールでは中国系、マレー系、インド系などさまざまな文化が共存しています。料理にもその多様性が表れていて、街を歩くだけでもさまざまな味に出合うことができます。
異なる文化が交わることで、新しい料理が生まれてきた。そんな歴史を感じながら食事をすると、一皿の味わいも少し違って感じられるようでした。
異なる文化が交わることで、新しい料理が生まれてきた。そんな歴史を感じながら食事をすると、一皿の味わいも少し違って感じられるようでした。
洗練された空間で味わう、ローカル料理
Choon Hoy Parlor
クラシカルな建物が並ぶエリアにあるモダン・シンガポール料理レストラン「Choon Hoy Parlor(チュン・ホイ・パーラー)」。店内に入ると、どこか懐かしさを感じさせるインテリアと、洗練された空気が心地よく広がっています。
ローカルフードをベースにしながらも、現代的にアップデートされたシンガポール料理が楽しめるのが特徴です。伝統的な味わいを大切にしつつ、盛り付けや空間の演出によって、特別な一皿として提供されています。
ここでいただいたのは、シンガポールの定番料理「チキンライス」。しっとりとやわらかく仕上げられた鶏肉に、コクのあるソースがかかり、シンプルながらも奥行きのある味わいです。添えられたライスにも鶏の旨みがしっかりと染み込み、ひと口ごとに満足感が広がります。
プレートに添えられたチリソースやダークソイソースで味の変化を楽しめるのも、この料理ならでは。自分の好みに合わせて調整しながら食べ進める時間もまた、楽しいひとときです。
プレートに添えられたチリソースやダークソイソースで味の変化を楽しめるのも、この料理ならでは。自分の好みに合わせて調整しながら食べ進める時間もまた、楽しいひとときです。
テーブルにはそのほかにも、豚肉をスパイスで煮込んだバクテーや、彩り豊かなサラダなどが並びます。どれもローカルの味をベースにしながら、丁寧に仕上げられていて、シェアしながら少しずつ楽しめる構成です。
一皿ごとに多彩なスパイスの風味が絶妙に重なり合い、多文化・多民族が息づくシンガポールならではの魅力を感じました。
一皿ごとに多彩なスパイスの風味が絶妙に重なり合い、多文化・多民族が息づくシンガポールならではの魅力を感じました。
海と都市が重なる、シンガポールを象徴する風景
Merlion Park
マリーナ湾にあるマーライオン像は、シンガポールを代表する観光スポットの一つです。像の前に立つと、海風が心地よく吹き抜けます。
背後には高層ビル群が並び、都市の景色が広がっています。けれど周囲には公園の緑もあり、海と都市と自然が同じ風景の中に存在しています。
観光客が写真を撮る場所として知られていますが、少し離れて景色を眺めていると、この街がどのように発展してきたのかを想像したくなります。
海に面した小さな港町から、国際都市へと成長してきた、その歴史の象徴のような場所なのかもしれません。
都市でありながら、自然の気配を身近に感じられるシンガポール。建築や食文化、街の風景の中に、多様な文化と自然との共生が息づいています。街を歩くだけでも、この国の新しい魅力に出合うことができました。次回は、都市の先に広がる熱帯雨林の世界「Mandai(マンダイ)」エリアの自然体験をご紹介します。
Pan Pacific Orchard
10 Claymore Road, Singapore 229540
+65 6991 6888
https://www.panpacific.com/ja/hotels-and-resorts/pp-orchard-sg.html
Bibik Violet
28 Orchard Road Temasek Shophouse,Singapore 238832
Choon Hoy Parlor
15 Stamford Road, #01-84A Capitol, Singapore, The Arcade, 178905
+ 65 8598 6804
























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