元マキシマリストの私が“増やさない体質”を手に入れた理由。スッキリした部屋を保つ3ステップ
- 公開:2025.6.11
- ライフスタイル
かつては、床が見えないほどのものであふれた部屋に住んでいたというminiさん。片付けが苦手で“いつか使うかも”と手放せない性格でしたが、今ではすっきりと片付いた空間をキープできるようになりました。今回は、そんなminiさんに聞いた「ものを手放すコツ」と「増やさない体質のつくり方」を3つのステップでご紹介します。
ステップ1:手放す理由を明確に
「手放すにあたり、まず何が必要ですか?」と聞かれたら、私は迷わず「マインド」と答えます。単にすっきりとした空間で暮らしたいという漠然とした気持ちだけでは、途中で挫折してしまう可能性が高いからです。
日々の育児・家事・仕事に追われながら「なんとなく片付けたい」と思っているだけでは、なかなかうまく進みません。片付けの目的や意志を最初にしっかり固めることが大切です。
日々の育児・家事・仕事に追われながら「なんとなく片付けたい」と思っているだけでは、なかなかうまく進みません。片付けの目的や意志を最初にしっかり固めることが大切です。
ステップ2:具体的な目標を立てる
手放す理由を明確にしたら、次に具体的な目標を立てます。例えば「この家具を手放したい」「クローゼットに入るだけの服の量にしたい」「ひと部屋空にしたい」など、まずは小さな目標からはじめてみるのがおすすめです。
私が最初に立てた目標は「和室の押し入れを空にする」こと。もので溢れかえっていましたが、実際に使っていたものはほとんどなく、中身の9割を手放すことができました。手放すかどうか迷う場面も増えましたが、少しずつ鍛えていくような感覚で続けました。
私が最初に立てた目標は「和室の押し入れを空にする」こと。もので溢れかえっていましたが、実際に使っていたものはほとんどなく、中身の9割を手放すことができました。手放すかどうか迷う場面も増えましたが、少しずつ鍛えていくような感覚で続けました。
ステップ3:定期的に「手放す時間」を持つ
片付けは、一度きりで終わらせるのではなく、暮らしに根付いた習慣にすることが大切です。定期的に「手放す時間」を設けることで、ものの循環が生まれ、不要なものが溜まりにくくなります。心のリセットにもつながり、自分の価値観を見直す良い機会です。
私は半年に一度、家の持ち物をすべて見直す日を設けています。引き出しの中身をすべて出して、ネジひとつ、ヘアピン1本まで確認し、徹底的に「いまの自分に必要かどうか」を見極めるのです。また、場所ごとに定期的なチェックを取り入れています。
私は半年に一度、家の持ち物をすべて見直す日を設けています。引き出しの中身をすべて出して、ネジひとつ、ヘアピン1本まで確認し、徹底的に「いまの自分に必要かどうか」を見極めるのです。また、場所ごとに定期的なチェックを取り入れています。
定期的なチェック場所と頻度
①冷蔵庫:月に1回
食材を無駄なく使い切るため、月に1回は中身をすべて出して並べ、整理します。余っている食材、期限が切れそうな調味料を紙に書き出して使い切ります。
②服:シーズンごと
季節の変わり目にはクローゼットを見直します。今シーズン着なかった服は、翌年の出番を期待せず、潔く手放す。そう決めてから、服の数が劇的に減りました。
③本:3年に1回
唯一「捨てなければよかった」と後悔したのが本。何度も読み返したい、禅の書籍や専門書などもあるため、見直しは長いスパンで。3年に1回、手放せる本だけを手放すと決めています。
食材を無駄なく使い切るため、月に1回は中身をすべて出して並べ、整理します。余っている食材、期限が切れそうな調味料を紙に書き出して使い切ります。
②服:シーズンごと
季節の変わり目にはクローゼットを見直します。今シーズン着なかった服は、翌年の出番を期待せず、潔く手放す。そう決めてから、服の数が劇的に減りました。
③本:3年に1回
唯一「捨てなければよかった」と後悔したのが本。何度も読み返したい、禅の書籍や専門書などもあるため、見直しは長いスパンで。3年に1回、手放せる本だけを手放すと決めています。
片付けを継続することで、自然と「増やさない体質」になる
禅に「生活のすべてが道場である」という教えがあります。道場とは、生活を整え、心を研ぎ澄ますための場所のこと。つまり、日々の暮らしそのものが、自分を鍛える場になるという考え方です。
片付けも例外ではありません。「訓練」として続けることで、判断力や決断力は少しずつ育っていきます。それはやがて、片付けにとどまらず、仕事や人間関係、人生のさまざまな選択にも応用できるようになるのです。
片付けも例外ではありません。「訓練」として続けることで、判断力や決断力は少しずつ育っていきます。それはやがて、片付けにとどまらず、仕事や人間関係、人生のさまざまな選択にも応用できるようになるのです。
続きは『9割捨てたら叶った。好きなものだけに囲まれるシンプルな暮らし』で
ものを手放した結果、miniさんの人生がどのように変わったのか。書籍『9割捨てたら叶った。好きなものだけに囲まれるシンプルな暮らし』では、miniさんの思考の変遷や、より具体的な片付けの方法などを詳しく綴っています。
『9割捨てたら叶った。好きなものだけに囲まれるシンプルな暮らし』
著・禅的シンプリスト mini
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photo / mini