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自然の恵みをおしゃれなインテリアとして取り入れる「スワッグ」のある暮らし

せっかくお気に入りの花を買ってきたのに、数日で枯らしてしまったという経験はありませんか? そんな人にぴったりなのがスワッグ。花や緑をより長く楽しめる、スワッグの魅力を、アトリエ「ふたつの月」を主催する、フラワースタイリストの平松朋子さんにうかがいました。

自然の恵みをおしゃれなインテリアとして取り入れる「スワッグ」のある暮らし

ヨーロッパのナチュラル系インテリア、人気急上昇の「スワッグ」って?

部屋に飾られたスワッグの写真

ドイツ語で「壁飾り」を意味する「スワッグ」。葉のついた木の枝や、草花を花束のようにまとめて逆さまにして壁に吊るしたもののことです。ヨーロッパではクリスマスになると、リース同様、多くの家がモミやヒイラギなどのグリーンをベースにしたスワッグを部屋の中に飾るそう。 最近では、クリスマスだけでなく一年中、季節の草花やハーブなどを楽しむ人が増えているといいます。日本でも、リースよりも手軽で季節を選ばないことから人気急上昇中。

お部屋が森に早がわり?自然のアロマでリラックス効果も!

花瓶に生けたグリーンをスワッグに再利用の写真

スワッグにはこれといったルールはないのだとか。平松さんによると、まずは、好みのグリーンや花を買ってきたら数日間、切り花として楽しみ、その後、それらをまとめて風通しのいい場所に吊るし、自然乾燥するだけでも、立派なスワッグが完成するとのこと。完成品を買って来るのもいいですが、自分で作れば、生の花が徐々に乾燥して、ドライフラワー状になっていく経過も楽しめるのがいいですね。ユーカリの葉やハーブを使えば、まるで森の中にいるような爽やかな香りが部屋にほのかに漂って、身も心も癒やされます。ただ壁に吊るしておくだけで、水替えなどの手間もいりませんから、ずぼらさんでも簡単にチャレンジできるのも魅力のひとつ。生花と違って、長期間楽しめるので経済的なのも嬉しい。

まずはグリーン系の素材1種類の簡単スワッグから始めよう

壁に飾られたスワッグの写真

とはいえ、何種類もの花材を用意するのはお金もかかってハードルが高いですよね。そんな人に平松さんがお勧めしてくれたのは、1種類だけのシンプルなスワッグ。グリーン系の素材を使えば、それなりにボリュームも出るし、どんなインテリアにも馴染みます。たとえば写真のように、ユーカリの葉だけで作ったスワッグに麻の繊維をまきつけるだけで、自然の風合いある素朴な仕上がりに。

チューリップだってスワッグに!繊細な花びらが天然のレースのような風合いに大変身!!

自然の恵みをおしゃれなインテリアとして取り入れる「スワッグ」のある暮らし

基本的にはスワッグにできない植物はないそうなので、お部屋のインテリアに合わせた好みの素材からスタートしてみましょう。たとえば写真のようなバンクシャーや、バーゼリアといったフォルムに特徴のあるワイルドフラワーなどを使うと、インテリアのいいアクセントになります。また、チューリップなど、一見水分が多くて難しそうな草花も、乾燥に時間がかかりますが、繊細な花びらのかたちが、独特の風合いをかもし出すので、まずは自分の好きな草花から挑戦してみるのもいいかもしれません。

五感で四季を感じられるスワッグで、心が豊かになる暮らしを

壁に飾られたスワッグの写真

スワッグを結ぶ素材に布やレースなどを使えばガーリーな雰囲気に早がわり。その他、赤や金のリボンを使えばクリスマス風、ロープを使えばワイルドな大人のインテリアに。素材を替えるだけで、その表情はがらりと変わるので、一年を通して、楽しめます。仕事や家事など、日々の暮らしに追われがちな毎日。ふと、手をとめて季節を感じる瞬間は、現代人にとって、なによりも贅沢な時間かもしれません。季節を、目で見て、手で触れ、香りで感じられるスワッグを生活に取り入れて、心が豊かになる暮らしを始めてみませんか。

photo / 川村尚子

フラワースタイリスト平松朋子さんの写真

【教えてくれた人】

平松朋子
フラワースタイリスト。京都の自然あふれる田園に育ち、幼い頃から日々の暮らしの中に植物があふれていた。上京後、東京のローカルな雰囲気ただよう世田谷、松陰神社前を拠点に暮らしに寄り添う花を提案。ギフトオーダー・結婚式・レッスン・移動花屋・活け込みなどをおこなう「ふたつの月」を主宰するほか、定期的にゆかりのある京都にて花の活動をおこなっている。

http://futatsunotsuki-hana.com/

この記事を書いた人

カオリーヌ 女性情報誌、グルメ系雑誌などでライターとして執筆。そのほか、文芸小説の編集も担当。担当作品が山本周五郎賞の最終候補作品にノミネートされる。プライベートでは、...

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