グリーンでお部屋を華やかに。「叢 – Qusamura」が選ぶ“いい顔”してる植物

広島県広島市に本店を構えている「叢 - Qusamura」（くさむら）は、2012年にスタートした植物屋さん。その植物選びの基準は整った美しさではなく、“いい顔”をしているかどうか。店主の小田康平さん自らが国内外から集めた植物たちと、それらの特徴・魅力を最大限に引き出す器を合わせて提案しています。

その「叢 - Qusamura」という店名は、店主である小田さんが植物を見つける場所を「叢（くさむら）」と呼んでいたことからつけられました。また、「Qusamura」の“Q”は「Question」からとったものだそう。叢の植物を見た時に感じる「？」から、その世界へと入ってほしいという願いが込められています。そこで出合える植物たちは、不思議を感じる個性的なものばかり。そんな愛らしい個体たちをいくつかご紹介していきます。

子株がちょこんと乗っている造形がユニークなこちらの「エキノプシス 大豪丸」。とっても強健で、管理が簡単なのでサボテン初心者の方にもおすすめ。やわらかい色合いをしたグレーの器に色鮮やかな緑がよく映えます。お部屋に彩りを添え、和やかな空気を演出してくれることでしょう。

エキノプシス 大豪丸／13,000円（税抜）

こちらはもしゃもしゃとした白い毛が全体を覆っているサボテン「エスポストア 白楽翁綴化（はくらくおうてっか）」。その風貌はまるで愛らしいおばけのようですが、やわらかそうな毛の裏側には鋭い刺が潜んでいるとのこと。そんな意外性も魅力の一つですね。

エスポストア 白楽翁綴化／30,000 円（税抜）

「叢 - Qusamura」の商品ページには豊富な種類の個体が並び、新しい植物も続々登場します。ドーム状のバランスが見事な「エリオカクタス 姫英冠玉（ひめえいかんぎょく）」や、春になると白い綿毛の隙間からピンク色をした王冠のような花を咲かせるという「マミラリア 希望丸」なども。個性に溢れ、あまり見たことのないような新鮮味のある植物たちにたくさん出合うことができるので、是非HPをこまめにチェックしてくださいね。

写真左：エリオカクタス 姫英冠玉／20,000円（税抜）
写真右：マミラリア 希望丸／9,000円（税抜）

植物販売のほか、企業や店舗、個人邸の植栽、有名ブランドのウィンドウディスプレイやアートイベントのインスタレーションの装飾なども手掛けてきた「叢 - Qusamura」。植物を植える環境や企画のテーマにあわせて、考え抜いたデザインを提案しています。そんな数々のプロジェクトを見た中で、私が特に心に響いたのはこちらの言葉。

命ある限り、生長することをやめない植物たち。その過程を見る楽しみや育てる喜びなどのすべてがその魅力とも言えます。「叢 - Qusamura」の植物は、広島本店のほか、東京のセレクトショップでもお取り扱いがあるのでぜひ一度ご覧になってみてください。何気ない毎日に迎え入れたくなる、“いい顔”してる植物たちにきっと出合えるはずです。