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ドキュメンタリー映画『愛と法』で知る社会問題と「自分らしい幸せ」

ドキュメンタリー映画『愛と法』で知る社会問題と「自分らしい幸せ」

大阪で「なんもり法律事務所」を営む弁護士夫夫(ふうふ)を追ったドキュメンタリー『愛と法』が9月29日(土)から全国公開になります。全国を奔走する2人を追うことで見えてきたのは日本が抱える様々な社会問題。実情はシビアでも、ほっこり和みながら楽しめる作品の魅力をご紹介します。

国際映画祭で称賛を集めた『愛と法』はどんな作品?

ドキュメンタリー映画『愛と法』のワンシーン3

「大胆かつ軽いタッチで、多様性、個性、勇気、愛について、力強いメッセージを届けた」と評され、2017年の東京国際映画祭、日本映画スプラッシュ部門で作品賞を、香港国際映画祭では最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した『愛と法』が9月29日(土)より全国の劇場で公開されます。公私共にパートナーである、南和行弁護士と吉田昌史弁護士の日常を追うことで見えてくるのは、日本が抱える様々な社会問題。シリアスなテーマを扱っているものの構えて観る必要はありません。登場する人々の微笑ましいエピソードが散りばめられ、頑張って生きる人々に向けた人生賛歌ともいえる、愛と希望に満ちた作品です。

2人への相談者から見えてくる、現代社会が抱える問題とは?

ドキュメンタリー映画『愛と法』のワンシーン2

大阪で「なんもり法律事務所」を営む、カズこと南和行弁護士とフミこと吉田昌史弁護士。家族や友人に祝福された結婚式もすまし、ベスト夫夫の2人ですが、法律上は他人のまま。現状では望む家族の形になれないものの、困っている人々のために、法をもって問題を解決すべく、東奔西走します。

そんな2人の元には、全国から困っている人たちが相談にやって来ます。養護が必要な子どもたち、セクシュアル・マイノリティ、「君が代不起立」で処分された先生、作品が罪に問われたアーティスト…。

なかでも目から鱗が落ちたのは、無戸籍者の裁判。日本には1万人を超える無戸籍者がいると言われているそうです。主な原因は、「婚姻中に懐胎した子は夫の子と推定する」「法的離婚後300日以内に生まれた子どもは前夫の子と推定する」という明治時代から続く民法の規定や、経済的な問題などにより、出生届を提出できないことだとか。無戸籍者はパスポートや運転免許、国家試験といった資格を取得できないだけでなく、就学や就職を妨げる原因になることも。依頼人の国籍を取得するため、2人は奔走します。その結果は劇場でチェックしてみてください。

ドキュメンタリー作家、戸田ひかる監督の温かい視点

ドキュメンタリー映画『愛と法』の監督・戸田ひかる

弁護士夫夫にカメラを向けたのは、戸田ひかる監督です。ヨーロッパで活躍してきた監督は、カップルとして喧嘩しながらも、お互いの弱い部分もすべて受け入れる姿に惹かれ、2人を撮るためにロンドンから大阪に引っ越してきたといいます。すごい情熱ですよね!

本作で浮き彫りになる問題は世知辛いものばかりですが、戸田監督がカメラを向ける人々が魅力的に映し出され、さらには希望を感じられます。たとえば、作品が罪に問われている、自称芸術家のろくでなし子さんの一場面。ワイセツ罪で逮捕起訴後も無罪を主張し、国と闘う彼女のことを「誇りに思う」と話すろくでなし子さんのお父さん。娘を信じ、温かく見守る父親の愛情が伝わってきて、心がほっこり和みます。さらに、そんなろくでなし子さんの父親を尊敬してやまないカズ弁護士。お父さんを安心させたい一心で、必死で状況を説明するカズ弁護士の姿は微笑ましいものがあります。ろくでなし子さんの勇気と行動力に感化されるだけでなく、彼女をサポートする人々の姿にも心が動かされます。

自分らしい幸せのカタチを考えるきっかけに

問題を抱えながらも幸せを掴むために頑張っている人々の姿が映し出された本作は、「自分らしい幸せとは何か」と問いかけられているようにも感じます。『愛と法』を観ることで、たまには社会や自分と向き合う時間を作ってみるのもいいかもしれません。

photo / Nanmori Films

『愛と法』
監督:戸田ひかる 
出演:南和行 吉田昌史 南ヤヱ カズマ ろくでなし子 辻本博子 井戸まさえ 山本なつお(17/日・英・仏/94分)
配給:東風
9月22日(土)より大阪 シネ・リーブル梅田にて先行上映、9月29日(土)より東京渋谷 ユーロスペースほか全国順次公開
(c)Nanmori Films

http://aitohou-movie.com/

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