重ねたり、ばらしたり、お弁当箱にしたり。暮らしの中で使い方広がる「畑漆器店」の蓋つき器

450年もの間培われてきた木工轆轤（ろくろ）挽きの技術を基に製造される、石川県加賀市に伝わる山中漆器。「畑漆器店（はたしっきてん）」では、その技術を用いて数多くの暮らしの道具を制作しています。良質な素材、美しく機能的なデザイン、そして扱いやすく丈夫であることを念頭に置きながら生み出されるプロダクトの中から、今回は何かと便利な蓋つきの器たちをご紹介。

こちらは、平たいフォルムと木の素朴なぬくもりに和やかさを感じる「SOJI」シリーズ。蓋はブラウン、レッド、ナチュラルと色分けされているので、ブラウンにはネックレスを、レッドにはピアスを、などと、種類を分けてわかりやすく収納したい時にも便利です。蓋を閉めれば重ねることができ、ドレッサーや机の上でもあまり場所を取りません。
日常的に使う小物を収納するのにぴったりですが、水洗いもできるので、食材を入れてお弁当箱として使用することも可能。

SOJI hako S（brown・red・natural）／各4,104円（税込）

こちらの「KOMA」はソーサー付きの湯飲み椀のシリーズですが、ソーサーは蓋としても使えます。例えば来客時にお茶を出す際には、蓋の上にお菓子を添えて出すなんていう使い方も。ナチュラルな木目とカラフルな蓋との組み合わせが、まるでおもちゃのような、でもどこか洗練されたような雰囲気で楽しい時間を彩ります。もちろんソーサーとして使ってもかわいいので、その日の気分で色々と使い方を試してみてください。

KOMA（red・blue・mint・grey・natural）／各3,564円（税込）

こちらは3つの器がセットになった「BORDER」シリーズ。タワーのように重ねて小物を収納するのもいいですし、それぞればらばらに食卓に並べて小鉢として使うこともできます。香りの強いお料理や、少し冷蔵庫で保管しておきたいおかずなどがあるときは、一番上の蓋が大活躍。そしてお片付けの際にはかっちり重ねて収納できるのでとても便利です。ポップでかわいいボーダーが、さまざまなシーンで暮らしを彩ってくれます。

BORDER／7,020円（税込）～

ただの器としてのみではなく、蓋がついていることで使い道が何通りにも増えていく畑漆器店の蓋つきの器、いかがでしたか？どれも、机の上や食器棚の中など、生活のあらゆるシーンで便利に使えること間違いなし。また、その実用性はもちろんですが、見ていて楽しくなるような色使いや、思わず手に取ってしまう愛らしいフォルム、木のやさしげな雰囲気にも魅力を感じざるを得ません。古くからの伝統的な工芸技術に、現代の生活にもよく馴染むデザインを落とし込みながら制作を行っている畑漆器店のプロダクトを、ぜひ一度お手に取ってご覧になってみてください。