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環境にも人にもやさしく。工業用クレープ紙から生まれた「crep」のレジャーシート

ピクニックやバーベキューなど、アウトドアで過ごすイベントが増える季節になりました。そんな時の必須アイテムといえばレジャーシートですよね。おしゃれなだけでなく、機能性に優れた「crep(クレプ)」を見つけたのでご紹介します。

環境にも人にもやさしく。工業用クレープ紙から生まれた「crep」のレジャーシート

開発のきっかけは、社員発案のレジャーシート

crepの元素材となるクレープ紙

crepは、独特のシワから生まれる強度と伸縮性、紙としてはめずらしい耐水性も兼ね備えた高機能再生紙です。その製造工程を遡ると、工業用クレープ紙にたどり着きます。
工業用クレープ紙とは、電線類を包装する紙やセメント袋の口縫い用テープとして使われてきた素材のこと。crepを手掛ける山陽製紙株式会社は、工業用クレープ紙の製造会社でもあります。
「紙創りを通して循環型社会に貢献する」という経営理念のもと新商品のアイデアを全社員に募集したところ、工業用クレープ紙の端材を活用したレジャーシートの提案があり、crepの開発へとつながっていきました。その後、デザインやネーミングの変更なども含めた試行錯誤の末、2016年にcrepが誕生したのです。

crepの元素材となるクレープ紙2

同社には、毎日、工業用クレープ紙の原料となる古紙が運び込まれます。その量は、なんと約15トン。紙づくりは多くの水資源を必要とするものですが、できる限り排水をきれいにして地球環境に還すため、2018年1月からは、活性炭ろ過方式の排水処理設備を稼働させてcrepの生産を行っています。

水がにじみにくくしみにくい「ピクニックラグ」

crepのレジャーシートたち

crepの第一弾商品として登場したのはピクニックラグです。表面には水がにじみにくい加工が施されており、たとえば水をこぼしてしまっても、すぐに拭き取ればシミになりにくくお手入れが簡単です。ただし、ワインなどのアルコールや油などは、はじかないためご注意ください。
また、裏面にはポリエチレンラミネート加工が施され、濡れた地面に直接敷いても水がしみてこない仕様になっています。角にはハトメが付いているので、濡れた場所で使ったあとは、フックなどに引っ掛けて乾かすことができます。
そして、シワが生み出す凸凹も魅力の一つです。べたつき感が少なく肌触りがサラサラ。座り心地にも、きっと満足できると思います。
ピクニックラグは、S・M・Lの3サイズがあり、200×110cmのLサイズでも1,500円(税別)とリーズナブル。柄やカラーも豊富なので、公式サイトでチェックしてみてください。

環境への負荷を考慮した材料やパッケージ

crepのレジャーシートを使っている図

crepには、ピクニックラグのほかにも、星見るラグ(850円・税別)とピクニックピロー(1,500円・税別)、テーブルマット(900円・税別)があります。
いずれもナチュラルな紙の質感を活かした自然になじむデザインが素敵です。

crepのラグとテーブルマット

屋外での使用を目的としたピクニックピローには、中身にオーガニックコットンを使用。また、テーブルマットは紙帯のみでパッケージするなど、できるだけ環境に負担がかからない材料やパッケージを心がけています。

crepのレジャーシートを使ってピクニックする図

ピクニックやお花見のときブルーシートを使う人が多いものですが、crepならおしゃれで気分が上がるに違いありません。新緑がきれいな季節や夏のキャンプシーズンにも活躍するcrepで、ひと味違うリラックスタイムを過ごしてみてはいかがでしょうか。

photo / 山陽製紙株式会社

この記事を書いた人

酒井 牧子 新潟県生まれ。ライター、編集者。編集プロダクション、求人広告の制作会社などを経て2003年よりフリー。会員誌、会社案内、環境報告書、社内報、学校案内、通販カタロ...

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