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きっかけは1通のメールから。木と革の融合がなんとも言えない風合いを纏う革製品「VARCO」

きっかけは1通のメールから。木と革の融合がなんとも言えない風合いを纏う革製品「VARCO」

木と革。これらを使った製品は自然の素材ゆえ、使い込むほどに味が出てくるもの。一方は柔らかく、一方は堅い、対照的な性質を持つふたつの素材を組み合わた、画期的な製品に出会いました。その誕生の経緯をうかがいます。

異色な組み合わせもトータルで愛着に

VARCOのコインケースの写真

革製品ブランド「VARCO(ヴァーコ)」の製品で目を引くのは、革ともうひとつ、木目調のパーツです。これは、ウッドシートと言って、ブラックウォールナットの木材に特殊な加工をして、薄い生地のような状態に仕上げたもの。曲げても折れませんし縫製もできるので、革と縫い合わせることによって独特な風合いが生まれます。財布やカードケースなどの小物から、バッグや携帯ケースまで、男女問わず虜にするのは、革と木という異色な組み合わせに、落ち着いた色味、波形のフォルムなど、愛着の湧く要素がいっぱい詰まっているからなのかもしれません。

父の会社を継いで革製品を作り始める

VARCOの長財布の写真

「VARCO」を立ち上げたのは株式会社レザーデベロップメントの代表・梶谷明宏さん。中学から大学までラグビーに打ち込み、卒業後は化粧品メーカーへ就職。営業の仕事を2年ほど続けたのち、実家の会社を継ぐことにしたのだそうです。「父親が、百貨店や航空会社などの企業の制服のベルトを作る会社を経営していました。でも、僕が大学の時に亡くなってしまったんです。工場はどんどん人件費の安い海外に移っていく時代で、細々と仕事は続けていたのですが、何とか立て直したいと思って僕が戻ることにしました」(梶谷さん)。革製品など作ったことはないので、最初は営業として、さまざまな会社を訪ね、注文を取ってくる仕事を担当。しかし、自分が売るものを、自分が作れないのはおかしいと考えて、試行錯誤しながら革製品を作り始めたのだそうです。

デザインから制作まで見よう見まねでやってみたことが大きな力に

VARCOのバッグの写真

しかし、時代の波には逆らえず、父親の会社は一旦収束へ。とは言え、メーカーの仕事は面白いと思ったので、母親に手伝ってもらって、ひとりで革製品を作る会社を立ち上げました。「雑誌を見て、自分が作れそうな製品を見つけると、その会社に何か作らせてくださいと、営業に行きました。そんな中、ある大きなオートバイ専門店のオーナーの息子さんと意気投合して、ベルトやジャケット、財布にサドルバッグなど、いろいろ作らせてもらいました。でも、僕は革製品作りを専門に習ったわけではないので、見よう見まねです。手縫いなら何とかなるもので、手間はかかるけど味が出て、結構高く売れたんですよ」(梶谷さん)。自ら営業に行くからこそ、相手が何を欲しているかが分かる。この時期、デザインから制作まで自分で手がけたことが、梶谷さんにとって大きな力になったことは間違いないでしょう。

大事なのは、人の関心を引っ張る製品を作ること

VARCOのフリスクケースの写真

自ら見よう見まねで製品を作り始めた梶谷さんに転機が訪れます。それは大学時代のラグビー仲間が代官山にショップを開いたこと。「大学卒業後、就職もしないでヨーロッパに行っていた友人が帰国して代官山に雑貨を扱う店を開きました。そのショップで、ある方に出会ったんです。有名なファッションデザイナーの血を引く人で、先見の明がありました。売れそうなものだけを狙って作るのではなく、売れないかも知れないけれども面白かったり、可愛かったり。ブランドの世界観を楽しんでいただくために、お客様の関心を引っ張るような斬新で新しい商品を考えることが大事なのだということを、その方に教わったんです」(梶谷さん)。その教えから生まれたと言えるのが、この車の形をしたフリスクケース。ちいさな箱形のフリスクを見ていて、あの形で何かできないかなと考えているとき、車のボディに似ていることに気づき、作ってみたのだそう。

ベーシックな中に変わった要素を入れることで長く愛される製品に

VARCOのアイコスケースの写真

これまで梶谷さんには、要所要所で大切な出会いがあったようです。VARCOの大きな特徴であるウッドシートとの出会いも、きっかけは会社に送られた1通のメールでした。「ある日、会社のHP経由でメールが入っていて、最初はスルーしてたんですけど、ふとウッドシートの画像が目に入り、面白いかも知れないと思って、メールの送り主に会ってみたんです。サンプルをいただけたので、自分で小物を作ってみました」(梶谷さん)。大学時代の友人に家具職人がいて、木のスツールの座面を革で作ったりしていたので、木との融合には元々興味があったのだそう。「いつも考えるのは、ベーシックな中にちょっと変わった要素を入れること。スタンダードでみんなに愛されるようなものを作りたいと思います。ずっと持っていても飽きが来なくて、いつ見ても改めて良いなと思えるようなものを今後も作っていきたいですね」(梶谷さん)。今年からは、お客様に自由に色や形を選んでもらえる『セミオーダー』にも力を入れているとのこと。私も早速、お財布のセミオーダーに挑戦してみようと思いました。

photo / VARCO

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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