いつもよりちょっと上質な食卓を。「器屋にしやま」の心に残る和食器たち
- 公開:2017.11.26
- インテリア・生活雑貨
ふだんのちょっとした料理でも、器が素敵だとおいしく感じます。今回ご紹介するのは、九州をはじめとする全国各地の窯元をめぐり、厳選した和食器を取り扱う「器屋にしやま」。日常をちょっと上質にしてくれる器たち、そして食卓のつくり方を株式会社ニシヤマの社長、太田徹さんに伺ってきました。
日常をちょっと上質にしてくれる『うつわ』たち
福岡の博多で、長く和食器の卸販売を行うニシヤマがプロデュースする「器屋にしやま」。こちらでは創業時から取り扱いのある有田焼や波佐見焼を中心に、全国各地の優れた和食器を厳選して取り揃えています。
「器屋にしやま」が提案するのは、友達のような『うつわ』との関係。食事は朝昼晩、毎日変わっていくものですが、食器はいつでも変わらず使っていけます。こちらのお店は、そんな友達のように寄り添う『うつわ』にこだわっており、お気に入りを探してほしい、という思いが込められています。
「器屋にしやま」が提案するのは、友達のような『うつわ』との関係。食事は朝昼晩、毎日変わっていくものですが、食器はいつでも変わらず使っていけます。こちらのお店は、そんな友達のように寄り添う『うつわ』にこだわっており、お気に入りを探してほしい、という思いが込められています。
有田焼 『KIHARA小紋シリーズ』
日本国内のみならず、世界中で人気を集める有田焼。手触りは硬く丈夫で、透明感のある白磁に、藍色や赤・黄・金など多彩で繊細なデザインが魅力です。有田焼を取り入れることで、食卓にワンランク上の高級感をもたらします。
その中でも、今回注目したのが『KIHARA 小紋シリーズ』。取り分け皿として使ったり、フルーツやおやつを盛り付ける器としてなど、さまざまなシーンで重宝する豆皿に、日本に古くから伝わる伝統文様をモダンに表現した器です。何枚あっても嬉しいシンプルなデザインと、縁起の良い伝統文様のインパクトで、おもてなしの器としても最適です。
その中でも、今回注目したのが『KIHARA 小紋シリーズ』。取り分け皿として使ったり、フルーツやおやつを盛り付ける器としてなど、さまざまなシーンで重宝する豆皿に、日本に古くから伝わる伝統文様をモダンに表現した器です。何枚あっても嬉しいシンプルなデザインと、縁起の良い伝統文様のインパクトで、おもてなしの器としても最適です。
食卓に自然に馴染みながらも華やかさを添えるデザインが魅力の『小紋シリーズ』。美しい深みのある青をベースとした絵柄は、有田焼で古くから採用されてきた伝統技法“染付”で仕上げられています。
一つひとつの豆皿には、伝統文様にまつわる意味があります。例えば、上の写真の『豆皿 波千鳥(税込648円)』は、「扇形の波が末広がりを意味し、千鳥は水面近くを群れをなして飛び、難を避ける」といわれています。そんな絵柄の意味合いが各プレートに記載されているので、意味を知りながら、好きな器を選ぶ時間も楽しいひとときです。箱入りの5枚セットもあるため、ギフトにもぴったり。
一つひとつの豆皿には、伝統文様にまつわる意味があります。例えば、上の写真の『豆皿 波千鳥(税込648円)』は、「扇形の波が末広がりを意味し、千鳥は水面近くを群れをなして飛び、難を避ける」といわれています。そんな絵柄の意味合いが各プレートに記載されているので、意味を知りながら、好きな器を選ぶ時間も楽しいひとときです。箱入りの5枚セットもあるため、ギフトにもぴったり。
波佐見焼 白山陶器「ブルームシリーズ」
全国的にも、日常使いのモダンな和食器として人気の高い波佐見焼。透けるような白磁の美しさと、呉須(藍色)で絵付けされた“染付”の技法で知られています。今回注目したのは、『白山陶器ブルームシリーズ』です。
世代を問わず人気シリーズのため、既に持っているという方も多いのではないでしょうか。『ブルームシリーズ』の特長は、時代に左右されない普遍的なデザイン。この鮮やかな色合いは、優れたデザイナーが多く在籍する白山陶器ならではの技法によって生み出されているそうです。
世代を問わず人気シリーズのため、既に持っているという方も多いのではないでしょうか。『ブルームシリーズ』の特長は、時代に左右されない普遍的なデザイン。この鮮やかな色合いは、優れたデザイナーが多く在籍する白山陶器ならではの技法によって生み出されているそうです。
太田さんご自身も、和洋問わずどんな食事にも合うこちらの器を愛用されているのだとか。北欧食器のようなモダンさのなかに、どこか懐かしさを感じさせるデザインは家庭料理をより素敵に演出してくれそう。
店頭では、写真のようにテーブルコーディネートもディスプレイされています。「家ではカレーを盛り付けてみようかな」「ワンプレートとして使ってみたいな」など、実際に食卓に並んだ時のイメージが湧くのも、お店に足を運ぶ醍醐味です。
店頭では、写真のようにテーブルコーディネートもディスプレイされています。「家ではカレーを盛り付けてみようかな」「ワンプレートとして使ってみたいな」など、実際に食卓に並んだ時のイメージが湧くのも、お店に足を運ぶ醍醐味です。
小石原焼 器屋にしやまオリジナルの『小石原スタイル』
生活雑器として、“用の美”を確立した小石原焼。飛びかんな、はけ目、櫛目、指猫、流し掛け、打掛けなどの独特の技法が特長です。
写真は、太田さん自らがデザインし、新進気鋭の窯元であるマルワ窯の太田富隆氏とコラボレーションした『小石原シリーズ』。伝統的な小石原焼の温かみのある素朴な風合いに、可愛らしい色や、現代の食卓に合わせた洗練されたデザインが取り入れられています。
写真は、太田さん自らがデザインし、新進気鋭の窯元であるマルワ窯の太田富隆氏とコラボレーションした『小石原シリーズ』。伝統的な小石原焼の温かみのある素朴な風合いに、可愛らしい色や、現代の食卓に合わせた洗練されたデザインが取り入れられています。
写真は、小石原焼の伝統技法である“飛びかんな”に彩色を施した華やかなマグカップ(税込2,700円)。手作りの温かみを感じさせるぽってりとした、どこか可愛らしいフォルムに癒されます。持ち手が大きいため握りやすく安定感がある逸品。大切な方へのギフトにもおすすめです。
小石原シリーズは、一つひとつが作家さんの手作りによって生み出されています。そのため、大きさや色合い、焼き上がり、釉薬の流れ方に個性があるのも魅力。ゆっくりと手に取り、自分にしっくりくる『友達』を探してみてはいかがでしょうか。
小石原シリーズは、一つひとつが作家さんの手作りによって生み出されています。そのため、大きさや色合い、焼き上がり、釉薬の流れ方に個性があるのも魅力。ゆっくりと手に取り、自分にしっくりくる『友達』を探してみてはいかがでしょうか。
器がもたらす豊かで心に残る食卓
和食器は国内外問わず注目されていますが、意外に専門店として販売しているお店は少ないもの。福岡、博多から長きにわたり和食器の素晴らしさを発信してきたニシヤマは、日本の優れた和食器文化を「器屋にしやま」を通して、身近なかたちで私たちに届けてくれます。
「これからも『器の良さ』を広めていきたいと思っています」と語る太田さん。
和食器は、少し上質な日常を叶えてくれる食卓の華。いつもよりちょっとだけこだわって選ぶことで、料理がよりおいしく感じられたり、暮らしの風景として家族の思い出を繋いでくれたり…。素朴な家庭料理でも、素敵な『うつわ』が家族やゲストの心に残る食卓づくりをお手伝いしてくれるはずです。あなたもぜひ、今日の食卓に「ちょっと良い器」を取り入れてみませんか。
「これからも『器の良さ』を広めていきたいと思っています」と語る太田さん。
和食器は、少し上質な日常を叶えてくれる食卓の華。いつもよりちょっとだけこだわって選ぶことで、料理がよりおいしく感じられたり、暮らしの風景として家族の思い出を繋いでくれたり…。素朴な家庭料理でも、素敵な『うつわ』が家族やゲストの心に残る食卓づくりをお手伝いしてくれるはずです。あなたもぜひ、今日の食卓に「ちょっと良い器」を取り入れてみませんか。
photo / naomi.spring
器屋にしやま 博多リバレインモール店
福岡市博多区下川端町3番1号 博多リバレインモール 地下2階
TEL:080-3370-2480
営業時間:10:30~19:30
店休日:年中無休(元日以外)
オンラインショップ器屋にしやま
https://www.e-nisiyama.com/