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インダストリアルなルックスに心惹かれる「スティールキャンバスバスケット」

インテリアのじゃまにならず機能的にも納得できる収納アイテムは意外と少ないもの。アメリカメイドに目を向けてみたら、頼りがいのある男友だちのようなバスケットを見つけました。最近、話題の“男前インテリア”にも馴染むことうけあいです。

インダストリアルなルックスに心惹かれる「スティールキャンバスバスケット」

“とりあえず収納”で活躍する優秀バスケット。

「スティールキャンバスバスケット」

とりこんで畳む前の洗濯物、置き場所に困るルームウェア、山積みになりがちな雑誌……。家の中には、“とりあえず収納”したいものが結構あるものです。
かごを使うのも便利ですが、タオルやニット類だとかごの網目に引っかかってしまわないか心配なことも。また、雑誌を入れるときは、その重さでかごを頼りなく感じることがあります。
そこで、衣類にもやさしく重さがあるものでも安心なバスケットを探してみました。見つけたのは、「スティールキャンバスバスケット」。じつはこれ、インテリアの世界でも注目を集める「インダストリアル=工業用」の逸品なのです。

愛され続ける頑丈さと無駄のないデザイン。

スティールキャンバスバスケットは、製品名であると同時にメーカー名でもあります。アメリカのマサチューセッツの会社で、設立はなんと1921年。これまで100年近くに亘ってバスケットをつくり続けています。
アメリカでの活躍の場は、ホテルや郵便局、工場、大リーグのバックヤードなどです。これほど多岐にわたるのは、やはり頑丈で無駄のないシンプルなデザインだからこそ。古いアメリカ映画に登場することもあるので、スクリーンを通して見掛けたことがある方がいるかもしれません。

置き場所いろいろ。カスタマイズも。

ご家庭で使うなら、ほどよいサイズの「スクエア」タイプがぴったりです。ソファの横に置いて、雑誌やブランケット、ゲスト用のクッションを入れたり、ちょっとだけ袖を通したルームウェアを入れたり。洗面スペースやランドリースペースに置けば、タオルや衣類をたっぷり収納できます。
ヘビーオンスのキャンバス地はしっかりとした厚みがあり、ヌメ革の縁取りが鋲止めされています。使い始めからこなれ感があるのは、ラフにステンシルされた「STEELE」ロゴのおかげかもしれません。
骨組みはスチール製で木製の台座付き。床を傷つける心配が少なく、台座にキャスターを付けてカスタマイズすれば、使うシーンがぐっと広がりそうです。

味わいも愛着も増していくエイジング効果。

アメリカで製造され、海を越えて日本へ届くスティールキャンバスバスケットですが、縁取りのヌメ革は創業当時から間もない仕様を復刻させたもの。現在、本場アメリカで販売されている製品には、トラックの帆などで知られるターポリンが使用されています。
ヌメ革は、使い始めは固く感じられますが、使い込んでいくとクッタリとなじんで色に深みが出てきます。きっと、手に触れる度合いや使う家の陽の入り具合によって異なる風合いへと育っていくはずです。
包容力のある使い勝手のよさと、アメリカメイドの工業用製品らしい武骨なルックス。いまも、これから先も、長く付きあっていきたいバスケットです。

photo / スティールキャンバスバスケット・酒井牧子

photo

スティールキャンバスバスケット

http://www.homesteadltd.com

この記事を書いた人

酒井 牧子 新潟県生まれ。ライター、編集者。編集プロダクション、求人広告の制作会社などを経て2003年よりフリー。会員誌、会社案内、環境報告書、社内報、学校案内、通販カタロ...

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