命を無駄にしたくないという想いから生まれた「INOCHIKA」レザー。鹿革で作られた革小物

ご飯をいただく時に必ず手を合わせて言う「いただきます」という言葉。今からいただく命や、それを作った人、環境に感謝する言葉ですが、よく考えてみればそれは食べ物だけに限った言葉ではないなと、INOCHIKAのアイテムに出会い感じました。

地球の環境の変化から年々増えているために年間約40万頭近くの猪や鹿が駆除されています。その命を無駄にしたくないという想いから、駆除された野生の猪や鹿に新たな命を吹き込んだのが「INOCHIKA」。動物の柔らかさと温かみが感じられるINOCHIKAのプロダクトを今回はご紹介いたします。

INOCHIKAというブランドは、REBIRTH PROJECT（リバースプロジェクト）が企画しているプロジェクトの1つ。「人類が地球に生き残るために」の問いのもと2008年より始まったREBIRTH PROJECT。未来におけるサステナブルな生活のあり方を追求するために、様々な才能溢れるアーティストやクリエイター達と社会の課題解決に取り組んで来られました。

私がREBIRTH PROJECTを知ったのは、tabitoという足袋型のスニーカーブランドとコラボされていたのがきっかけ。スニーカーに自動車のエアバック生地を使用するという発想にただただ驚き、モノの人生の最終回はないのかもしれないとさえ感じました。
そんなモノの命を延命、むしろ人生２回目のチャンスを与えるREBIRTH PROJECTの取り組みに心を奪われてしまいました。

INOCHIKAは駆除されてしまったINOSHISHI（猪）とSHIKA（鹿）にINOCHI（命）を吹き込み、動物の命を大切にし、環境にも配慮された加工を施した本革ブランドなのです。

AirPodsProを購入したタイミングで、AirPodsに傷を付けたくなかったためにケースを探し始めたのがINOCHIKAとの出会いでした。バッグのような見た目と、シンプルなデザインに一目惚れしました。
鹿革でできたケースを実際に手に取ってみると、すっと手に馴染んでくるようなやわらかく、なめらかでしっとりとした質感、キメの細かさに惚れ惚れとしてしまいました。
鹿革は日本古代に最も愛されていた革なんだそうです。レザー界のカシミアとも呼ばれ、繊維がとても細かく、触るとホッとするテクスチャー。それが、古代から鹿革が愛され続けた理由なのかもしれません。

使い込むと写真のように程よい光沢感が出てきます
AirPodsProのケースは、バッグのような形に、ポチっとした金具で開閉ができる仕組み。
後ろにはINOCHIKAとREBIRTH PROJECTと刻印が刻まれています。
INOCHIKAのプロダクトは、どれもユニセックスで使えるデザインで、男女お揃いで持っても可愛いケースです。

通常革製品というのは、日常使いしやすく、また量産するために化学物質により処理されていることが多いのだそうです。しかし、INOCHIKAのレザーは環境汚染に配慮するため、化学物質は一切使用せずに、独自の方法で皮をなめす（毛がある状態の動物の皮から、革にするための作業）工程を行っています。
そのため、実際に食べることはもちろんありませんが、もし体内に入ってしまっても害のないレザーなんだそうです。

そして、環境に配慮してなめされたINOCHIKAレザーは、日本の工場で縫製されています。繊細でしなやかな鹿革は縫製がとても難しく、熟練された技術が必要なんだそうです。日本の優れた技術により、INOCHIKAのプロダクトは完成されています。
長財布、折財布、コインケース、カードケースなどシーンに合わせた革小物も展開しているのでぜひ注目してみてください。

【REBIRTH PROJECT】INOCHIKA AirPods Pro case
4,400円（税込）

わたし、身近な誰か、地球にもいいコト起きる“サステナブルな行動”をここからつなげていこう！
暮らしにいいコトの循環“サステナブルな行動”が一人でも多くの人につながってほしい、という思いを込めた、リレー連載企画「#TSUNAGU100」。
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