フードロスやバルクフードって?クイズで学ぶ!今知るべき食のサステナブルキーワード10
「サステナブル」や「SDGs」の言葉が定着しつつある今、食に関しても環境に配慮した商品や考え方が広がりを見せています。以前から目にする「オーガニック」や「フェアトレード」などもそれにつながるものですが、きちんと説明できるという方は意外と少ないのでは?この機会に、クイズでキーワードを学んでみませんか?
- 2021.12.30
- グルメ・食
目次
1. 形が悪いことで市場に出回らない野菜をなんと言う?
答え:規格外野菜
規格外野菜とは、大きさや形、色などが定められた規格におさまっていない野菜のこと。最近はスーパーでも規格外野菜、不揃い野菜コーナーなどがあって、フードロス削減への働きを見かけることも多いのではないでしょうか。
野菜は市場で流通される際、大きさがS・M・Lに分けられるように、形や品質、色などにもさまざまな規格が定められているのです。
規格があるために、産地が異なる野菜も価格を統一して販売できるなど、効率的になるという利点がありますが、規格から外れた野菜はほとんどが出荷されずに処分されてしまいます。廃棄が促されてしまう大きな理由の一つは、形が整ったきれいな野菜の方が売れるという事実です。
規格外野菜は、見た目に少し癖があるだけで、味や品質に変わりはありません。それを捨ててしまうなんて「もったいない」と、廃棄せずに利用する取り組みも増えてきています。例えば、規格外野菜を購入できる通販サイト「食べチョク」や「みためとあじはちがう店」のほか、規格外野菜を加工した新たな商品などもあります。
写真は、ビオセボンで販売されている、規格外野菜をシート化した「オーガニックベジート」。手巻き寿司のように巻いて食べたり、カットして料理にトッピングにしたりすることができます。規格外の野菜自体を積極的に購入する以外に、こうしたものを取り入れてみることも、廃棄を減らすことにつながります。
野菜は市場で流通される際、大きさがS・M・Lに分けられるように、形や品質、色などにもさまざまな規格が定められているのです。
規格があるために、産地が異なる野菜も価格を統一して販売できるなど、効率的になるという利点がありますが、規格から外れた野菜はほとんどが出荷されずに処分されてしまいます。廃棄が促されてしまう大きな理由の一つは、形が整ったきれいな野菜の方が売れるという事実です。
規格外野菜は、見た目に少し癖があるだけで、味や品質に変わりはありません。それを捨ててしまうなんて「もったいない」と、廃棄せずに利用する取り組みも増えてきています。例えば、規格外野菜を購入できる通販サイト「食べチョク」や「みためとあじはちがう店」のほか、規格外野菜を加工した新たな商品などもあります。
写真は、ビオセボンで販売されている、規格外野菜をシート化した「オーガニックベジート」。手巻き寿司のように巻いて食べたり、カットして料理にトッピングにしたりすることができます。規格外の野菜自体を積極的に購入する以外に、こうしたものを取り入れてみることも、廃棄を減らすことにつながります。
2. 食べられるのに捨てられてしまう食品をなんと呼ぶ?
答え:フードロス(食品ロス)
フードロスとは、食品から発生する廃棄物全体の「食品廃棄物」のうち、まだ食べられる部分のことを指します。バナナなら、皮は「食品廃棄物」で、中の果肉は「フードロス」です。
日本でのフードロスは年間約570万トンで、日本人一人あたりは1年で約45kg分を捨てていることになるのだとか。
それは、私たちが家庭で使い切れなかったり、食べきれずに捨ててしまうものだけではありません。農業や漁業の生産現場から保管場所や食品工場に運ばれ、スーパー・レストラン、家庭へと届く流通の段階でも、上でご紹介した規格外野菜のように廃棄されてしまうものがあるのです。
食べ残しを減らす心がけはできても、さすがに流通過程のものまでは手が出せない…と思ってしまう方もいるかもしれません。ですが、私たち一般消費者が貢献できる取り組みを行っているブランドもあります。
例えば「FOOD TEXTILE(フードテキスタイル)」というブランドでは、通常なら捨てられてしまうカット野菜の切れ端やコーヒーの出し殻などを食品関連企業や農家から買い取って染めたバッグ(写真)などのファッションアイテムを生み出しています。こういった取り組みをされている企業はいろいろあるのでチェックしてみてください。
日本でのフードロスは年間約570万トンで、日本人一人あたりは1年で約45kg分を捨てていることになるのだとか。
それは、私たちが家庭で使い切れなかったり、食べきれずに捨ててしまうものだけではありません。農業や漁業の生産現場から保管場所や食品工場に運ばれ、スーパー・レストラン、家庭へと届く流通の段階でも、上でご紹介した規格外野菜のように廃棄されてしまうものがあるのです。
食べ残しを減らす心がけはできても、さすがに流通過程のものまでは手が出せない…と思ってしまう方もいるかもしれません。ですが、私たち一般消費者が貢献できる取り組みを行っているブランドもあります。
例えば「FOOD TEXTILE(フードテキスタイル)」というブランドでは、通常なら捨てられてしまうカット野菜の切れ端やコーヒーの出し殻などを食品関連企業や農家から買い取って染めたバッグ(写真)などのファッションアイテムを生み出しています。こういった取り組みをされている企業はいろいろあるのでチェックしてみてください。
3. 化学肥料や農薬に頼らない栽培方法とは?
答え:有機栽培(オーガニック)
有機栽培(有機農業)とは、化学的に合成された肥料や農薬、また遺伝子組換え技術を使わず、環境への負荷をできる限り減らして行われる栽培方法。以前からスーパーやレストランなどでもよく目にする「オーガニック」の食品も同様です。化学肥料や殺虫剤など合成された農薬を使うことなく、有機肥料による栽培方法で作られたものを指します。
有機栽培・オーガニックの食品を探すのに目印になるのが、「有機JASマーク」です。農林水産省が設けている品質と生産方法の基準を満たしたものだけが有機JASマークを付けることができ、それがなければ「有機栽培」や「オーガニック」と表示することはできません。
有機栽培の食品そのものや、それが積極的に使われた製品を選べば、体にも環境にもやさしい農業を支持することになります。
写真のジンジャーシロップは、主に生姜を主役としたシロップやドリンクを展開する「UNE TABLE(ユヌターブル)」のもの。高知県の契約農家から仕入れる有機栽培生姜と砂糖のみで作られています。今後なにか食べ物を買うときには、このように有機栽培のものかどうかもチェックしながら選んではいかがでしょうか?
有機栽培・オーガニックの食品を探すのに目印になるのが、「有機JASマーク」です。農林水産省が設けている品質と生産方法の基準を満たしたものだけが有機JASマークを付けることができ、それがなければ「有機栽培」や「オーガニック」と表示することはできません。
有機栽培の食品そのものや、それが積極的に使われた製品を選べば、体にも環境にもやさしい農業を支持することになります。
写真のジンジャーシロップは、主に生姜を主役としたシロップやドリンクを展開する「UNE TABLE(ユヌターブル)」のもの。高知県の契約農家から仕入れる有機栽培生姜と砂糖のみで作られています。今後なにか食べ物を買うときには、このように有機栽培のものかどうかもチェックしながら選んではいかがでしょうか?
4. 途上国のものを適正価格で購入し続ける貿易の仕組みとは?
答え:フェアトレード
「フェアトレード」と書かれた製品を店頭で見たことがある方も多いのではないでしょうか?英語から直訳すると、意味は「公平・公正な貿易」。発展途上国で作られる食品や日用品などを適正な価格で継続して購入することで、生産者や労働者の生活の改善と自立を促す貿易の仕組みのことです。
日本では、途上国で生産されたものが驚くほど安い価格で売られていることがあります。その裏では、正当な対価が生産者に支払われていなかったり、生産性を上げようと必要以上の農薬が使われて環境が破壊され、生産者の健康に害が及んでいたりという実態があるかもしれないのです。
ものを買うときは安さに惹かれてしまいがちですが、生産者のことも考えたもの選びをすることも大切。輸入されたものなら、「国際フェアトレード認証ラベル」があるかをチェックしてみてください。フェアトレードの明確な基準を守った製品に貼られるラベルなので、それがあれば公正な取引で届けられたのだと判断できます。
写真は、フェアトレードに重点を置いたチョコレート「Myrrh Chocolate(ミルラチョコレート)」です。原料はすべて有機栽培で、生産から輸送までのあらゆる工程で価格や賃金が公正になるよう配慮されています。そうした背景も知りながら一つひとつのものを選び、じっくり味わえれば、私たちの食卓もより豊かになりそうです。
日本では、途上国で生産されたものが驚くほど安い価格で売られていることがあります。その裏では、正当な対価が生産者に支払われていなかったり、生産性を上げようと必要以上の農薬が使われて環境が破壊され、生産者の健康に害が及んでいたりという実態があるかもしれないのです。
ものを買うときは安さに惹かれてしまいがちですが、生産者のことも考えたもの選びをすることも大切。輸入されたものなら、「国際フェアトレード認証ラベル」があるかをチェックしてみてください。フェアトレードの明確な基準を守った製品に貼られるラベルなので、それがあれば公正な取引で届けられたのだと判断できます。
写真は、フェアトレードに重点を置いたチョコレート「Myrrh Chocolate(ミルラチョコレート)」です。原料はすべて有機栽培で、生産から輸送までのあらゆる工程で価格や賃金が公正になるよう配慮されています。そうした背景も知りながら一つひとつのものを選び、じっくり味わえれば、私たちの食卓もより豊かになりそうです。
5. 食材を必要な量だけ購入できる販売方法とは?
答え:量り売り(バルクフード)
スーパーの精肉コーナーやお菓子の売り場などでも見ることがある量り売り。その言葉のとおり、パッケージに詰められたものではなく、必要な分だけ重量を量って買うことができるものです。
余分に買い過ぎて食べきれないということが防げ、容器を持参すれば包装のゴミも減らせるので、環境にやさしい販売方法と言えます。欧米では量り売りの店舗が増えており、日本でも注目され、青果だけでなく、チョコ・ナッツなどのお菓子、味噌、調味料、お酒などを購入できるお店も出てきているんです。
例えば、写真は東京・上目黒にある食品や雑貨、日用品のお店「siki(シキ)」。食品はできる限り量り売りにすることで、お客さんがマイバッグなどを活用できるようにしたり、使用済みの瓶を回収して再利用したりと、「ゼロ・ウェイスト」(ごみをゼロにする)にも取り組んでいます。こうした量り売りのお店で、さまざまな食材を自分の食べられる量だけ少しずつ買う、財布にも環境にもやさしい暮らしを始めませんか?
余分に買い過ぎて食べきれないということが防げ、容器を持参すれば包装のゴミも減らせるので、環境にやさしい販売方法と言えます。欧米では量り売りの店舗が増えており、日本でも注目され、青果だけでなく、チョコ・ナッツなどのお菓子、味噌、調味料、お酒などを購入できるお店も出てきているんです。
例えば、写真は東京・上目黒にある食品や雑貨、日用品のお店「siki(シキ)」。食品はできる限り量り売りにすることで、お客さんがマイバッグなどを活用できるようにしたり、使用済みの瓶を回収して再利用したりと、「ゼロ・ウェイスト」(ごみをゼロにする)にも取り組んでいます。こうした量り売りのお店で、さまざまな食材を自分の食べられる量だけ少しずつ買う、財布にも環境にもやさしい暮らしを始めませんか?
6. 地元で生産されたものを地元で消費することをなんと言う?
答え:地産地消
日本の食料自給率は38%しかないことをご存じですか?6割以上は海外から入ってきて消費している現実にあります。
地産地消とは、国内の地域で生産された農産物や水産物を、その地域内で消費する取り組み。こちらも昨今注目されており、地元で獲れた野菜を主に使うようにしているレストランやカフェも多くなっています。
地産地消ができれば、運搬・運送にかかるエネルギー消費を抑えられて二酸化炭素の排出削減になり、地球温暖化防止に。それ以外にも、消費者は身近な場所で身近な人が作った新鮮な食材を安く手に入れられ、生産者は流通経費の削減ができ、消費者の反応をダイレクトに受けて生産やサービスが行えるといった多くの利点があります。
私たちもできる限り、地元の生産者さんが作ったものを地元のお店で購入することを意識していきたいもの。地産地消を意識したレストランや食料品店にぜひ目を向けてみましょう。
写真のドーナツは、オーガニックや地産地消にこだわったドーナツ屋さん「koé donuts Kyoto(コエ ドーナツ京都)」のもの。華やかでいてやさしい味わいのドーナツは、テイクアウト以外に店内カフェスペースで味わうことも可能です。このようにおしゃれなお店で美味しいものを食べながら、生産者の方にも環境にもよいことができるのはうれしいですね。
地産地消とは、国内の地域で生産された農産物や水産物を、その地域内で消費する取り組み。こちらも昨今注目されており、地元で獲れた野菜を主に使うようにしているレストランやカフェも多くなっています。
地産地消ができれば、運搬・運送にかかるエネルギー消費を抑えられて二酸化炭素の排出削減になり、地球温暖化防止に。それ以外にも、消費者は身近な場所で身近な人が作った新鮮な食材を安く手に入れられ、生産者は流通経費の削減ができ、消費者の反応をダイレクトに受けて生産やサービスが行えるといった多くの利点があります。
私たちもできる限り、地元の生産者さんが作ったものを地元のお店で購入することを意識していきたいもの。地産地消を意識したレストランや食料品店にぜひ目を向けてみましょう。
写真のドーナツは、オーガニックや地産地消にこだわったドーナツ屋さん「koé donuts Kyoto(コエ ドーナツ京都)」のもの。華やかでいてやさしい味わいのドーナツは、テイクアウト以外に店内カフェスペースで味わうことも可能です。このようにおしゃれなお店で美味しいものを食べながら、生産者の方にも環境にもよいことができるのはうれしいですね。
7. 持続可能な漁業で獲られた天然水産物の認証とは?
答え:MSC認証
年々魚が獲れなくなってきているというのはニュースで聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?実は1984年をピークに、急速に漁獲量が減少しています。理由は海水温度の上昇や、魚の獲りすぎなどさまざまです。結果、魚の値段が値上がってしまうことで、段々と手が届きにくくなり、食卓にのぼる機会も減っていってしまいます。
MSC(海洋管理協議会)認証とは、海洋の自然環境や水産資源に配慮していることを認証された漁業で獲られた、天然のシーフードに与えられる国際的な認証マークです。日本のものには「海のエコラベル」と青いラベルで大きく表示されています。
漁獲量の減少の一つにある過剰漁獲は、現在、世界の水産資源の1/3以上に当てはまると言われています。MSC(海洋管理協議会)はそれに対処するためにこの認証を行っているのです。
スーパーなどで買い物するときに、こうした認証のラベルがついたものを購入することは、持続可能な水産業をサポートになります。
ちなみに養殖の水産物に対するASC(水産養殖管理協議会)認証というマークもあり、どちらも大手スーパーのイオンなどでは積極的に取り扱われているので、自然と手に取っている方も少なくないはずです。
魚を買うときには、ぜひ認証マークがあるかにも注目してみてください。
MSC(海洋管理協議会)認証とは、海洋の自然環境や水産資源に配慮していることを認証された漁業で獲られた、天然のシーフードに与えられる国際的な認証マークです。日本のものには「海のエコラベル」と青いラベルで大きく表示されています。
漁獲量の減少の一つにある過剰漁獲は、現在、世界の水産資源の1/3以上に当てはまると言われています。MSC(海洋管理協議会)はそれに対処するためにこの認証を行っているのです。
スーパーなどで買い物するときに、こうした認証のラベルがついたものを購入することは、持続可能な水産業をサポートになります。
ちなみに養殖の水産物に対するASC(水産養殖管理協議会)認証というマークもあり、どちらも大手スーパーのイオンなどでは積極的に取り扱われているので、自然と手に取っている方も少なくないはずです。
魚を買うときには、ぜひ認証マークがあるかにも注目してみてください。
8. 肉や魚、卵など動物由来のものを食べない人をなんと呼ぶ?
答え:ヴィーガン(ビーガン)
ヴィーガンフードやヴィーガンレストランも増えていて、定着しつつあるヴィーガンという言葉。動物性の食品を一切摂取しない人や、その食生活のことを指します。菜食主義者(ベジタリアン)のなかでも食べるものを厳しく取捨選択しているヴィーガンは、肉や魚、卵、乳製品はもちろん、蜜蜂によってもたらされるはちみつや、鶏肉からとられる鶏ガラなども口にしません。
肉や魚などが体質的に合わないためにヴィーガンになる人もいますが、世界的に多いのは宗教上の理由や動物愛護を目的とするもの。そして環境に関わる面も重視されるようになっています。
動物性食品の創造では、実は多くの資源が使われています。例えば、畜産業では放牧用の土地を確保するために森林伐採が行われたり、大量の水が必要になったり。ヴィーガンになり肉や魚の消費量を減らすことで、そうした地球環境への負荷を軽減できると考える人も増えているのです。
一気に肉や魚を食べなくするのは難しいことですが、肉料理ばかり食べているかも…という方は、ときにヴィーガンを意識したお店を利用してみてはいかがでしょうか?東京・恵比寿の「fruits and season(フルーツアンドシーズン)」では、厳選されたフルーツのほかに、オリジナルの豆乳パンと自家製の豆乳クリームのフルーツサンドを作っており、乳製品や卵は使われていません。このように動物性食品を使わない工夫をした商品やお店はたくさんあります。
肉や魚などが体質的に合わないためにヴィーガンになる人もいますが、世界的に多いのは宗教上の理由や動物愛護を目的とするもの。そして環境に関わる面も重視されるようになっています。
動物性食品の創造では、実は多くの資源が使われています。例えば、畜産業では放牧用の土地を確保するために森林伐採が行われたり、大量の水が必要になったり。ヴィーガンになり肉や魚の消費量を減らすことで、そうした地球環境への負荷を軽減できると考える人も増えているのです。
一気に肉や魚を食べなくするのは難しいことですが、肉料理ばかり食べているかも…という方は、ときにヴィーガンを意識したお店を利用してみてはいかがでしょうか?東京・恵比寿の「fruits and season(フルーツアンドシーズン)」では、厳選されたフルーツのほかに、オリジナルの豆乳パンと自家製の豆乳クリームのフルーツサンドを作っており、乳製品や卵は使われていません。このように動物性食品を使わない工夫をした商品やお店はたくさんあります。
9. 野菜以外に乳製品・卵・魚のみを食べる人をなんと呼ぶ?
答え:ペスカタリアン(ペスクタリアン)
ヴィーガンと同じくベジタリアンの一種、ペスカタリアン(pescatarian)という言葉を最近耳にする方もいるのではないでしょうか?たんぱく原として肉は摂らないものの、魚介類や乳製品、卵は食べるベジタリアンのことです。
野菜や豆だけを食べるのでは栄養が偏ってしまいがちなので、このペスカタリアンのように、ベジタリアンであってもタンパク質を別の食品から摂取する人もいます。そのため、実はベジタリアンにはさまざまな分類があるのです。
ベジタリアンの前にラテン語で「乳」を意味するラクト(lacto)が付いたラクトベジタリアンは、乳製品も食べるベジタリアンです。ラテン語で「卵」を意味するオボ(ovo)が付いたオボベジタリアンは、卵を食べるベジタリアン。そして乳製品と卵の両方を食べる人は、ラクト・オボ・ベジタリアンと呼ばれます。
さらに、基本はベジタリアンだけれど、ときと場合により肉・魚も食べるフレキシタリアンの人もいます。それぞれ、自分の体に合い、長く継続できる方法を実践しているのです。
野菜や豆だけを食べるのでは栄養が偏ってしまいがちなので、このペスカタリアンのように、ベジタリアンであってもタンパク質を別の食品から摂取する人もいます。そのため、実はベジタリアンにはさまざまな分類があるのです。
ベジタリアンの前にラテン語で「乳」を意味するラクト(lacto)が付いたラクトベジタリアンは、乳製品も食べるベジタリアンです。ラテン語で「卵」を意味するオボ(ovo)が付いたオボベジタリアンは、卵を食べるベジタリアン。そして乳製品と卵の両方を食べる人は、ラクト・オボ・ベジタリアンと呼ばれます。
さらに、基本はベジタリアンだけれど、ときと場合により肉・魚も食べるフレキシタリアンの人もいます。それぞれ、自分の体に合い、長く継続できる方法を実践しているのです。
10. 植物由来の食べ物を中心とした食事法をなんと言う?
答え:プラントベース
プラントベースとは、植物由来の原料から作られた食品を中心とする食生活のことです。2010年代にはアメリカで「野菜、果物、全粉穀物、ナッツ、種子、豆類などの植物由来の食べ物から作られるもの」と、より詳しく定義され、近年の健康志向の高まりで取り入れる人が増えています。
ヴィーガンと似ていると考える方もいるかもしれませんが、プラントベースは乳製品や卵をまったく食べないわけではありません。ヴィーガンなどのベジタリアンは、宗教上の理由や環境・動物の保護などを目的とした人もいて、思想や精神的な面が大きく関係しています。
対してプラントベースは「積極的に植物由来の食べ物を取り入れて健康的に過ごそう」という、体のためのもの。「これを食べてはいけない」という厳格なルールはなく、「体によさそうだから」という気軽でポジティブな考え方なので、誰でもすぐに取り組むことができます。
最近では牛乳の代わりになるアーモンドミルクやオーツミルクに、大豆を使った大豆ミートなど、植物由来の食品が豊富になっています。完全に肉や魚を食べないというのは難しいけれど、植物由来のものを食べて健康的に暮らしたいという方は、そうしたものから取り入れてみてはいかがでしょうか?
ヴィーガンと似ていると考える方もいるかもしれませんが、プラントベースは乳製品や卵をまったく食べないわけではありません。ヴィーガンなどのベジタリアンは、宗教上の理由や環境・動物の保護などを目的とした人もいて、思想や精神的な面が大きく関係しています。
対してプラントベースは「積極的に植物由来の食べ物を取り入れて健康的に過ごそう」という、体のためのもの。「これを食べてはいけない」という厳格なルールはなく、「体によさそうだから」という気軽でポジティブな考え方なので、誰でもすぐに取り組むことができます。
最近では牛乳の代わりになるアーモンドミルクやオーツミルクに、大豆を使った大豆ミートなど、植物由来の食品が豊富になっています。完全に肉や魚を食べないというのは難しいけれど、植物由来のものを食べて健康的に暮らしたいという方は、そうしたものから取り入れてみてはいかがでしょうか?
毎日の食事から、サステナブルな暮らしを
食にまつわるサステナブルキーワードを10個ご紹介しました。健康やダイエットなどの観点から注目が集まっていた言葉やその取り組みに、実は環境の保護に関係するものが含まれてると知り驚いた方もいるのではないでしょうか?今後、より積極的にそうしたワードがついた食品やお店を選ぶことが、持続可能な暮らしにつながっていきます。ぜひ普段から意識してみてくださいね。
参考元:
農林水産省「食品ロスとは」
農林水産省「知ってる?日本の食料事情」
Marine Stewardship Council「MSC 「海のエコラベル」とは」
水産庁「平成30年水産白書」
参考元:
農林水産省「食品ロスとは」
農林水産省「知ってる?日本の食料事情」
Marine Stewardship Council「MSC 「海のエコラベル」とは」
水産庁「平成30年水産白書」
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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