「古い・使いづらい」をDIYと模様替えで解消。【築47年リノベ団地・2LDK】ナチュラルインテリア実例
約築50年の団地に3人のお子さんと暮らすトトトさん。2LDKの部屋を思い切ったDIYや頻繁な模様替えで使いやすくし、好みの観葉植物や雑貨のディスプレイも楽しんでいます。使いやすさにつながる工夫や、おしゃれに見えるポイントを探ってみました。
- 2024.12.17
- ライフスタイル
雑貨のディスプレイも楽しむ部屋づくり
柔らかな日の光が差し込むキッチンやダイニング。トトトさんが小学生以下の3人の息子さんたちと暮らす、築年数47年ほどのリノベーション団地、2LDKの一角です。57平米ほどの部屋は、当初は狭さや不便さが気になったそうですが、DIYや模様替えなどで使いやすく改良。ナチュラルな木製家具とグレーカラーをベースに、観葉植物とカラフルなアイテムも散りばめています。
ご自身もお子さんたちも暮らしやすく、好みのインテリアも楽しめる、そんな部屋づくりのポイントを教えていただきました。
ご自身もお子さんたちも暮らしやすく、好みのインテリアも楽しめる、そんな部屋づくりのポイントを教えていただきました。
お気に入りの家具に観葉植物と雑貨を並べたリビング・ダイニング
部屋のテーマにしている「グレーベース+カラフル」が現れているのが、家族みんなが食事をしたり、遊んだりと多くの時間を過ごすLDK。中央には天板に白いリメイクシートを貼ったダイニングテーブルを置き、周りの家具を頻繁に動かして気分を変えています。
基本のグレーでまとまっているキッチン周り。無印良品のステンレスのスタッキングシェルフに、調理家電や鍋などを余白をあけて配置しています。器は吊戸棚や引き出し中に収納。お子さんたちの器は低い位置にある引き出しにしまい、各自で出し入れできるようにしています。
リビングの壁際には、取り外した引き戸を立てかけ、手前にデスクやワゴン、ディスプレイ棚に。基本的に白と木目のものでまとめていて、ナチュラルでクリーンな印象です。
観葉植物とのバランスを見ながらカラフルな雑貨を配置
LDKはところどころにグリーンを置き、白やピンク、赤など明るい色の雑貨もディスプレイ。すっきりとした印象を保ちつつ、楽しげな雰囲気ができています。
トトトさんは、色にこだわらずにデザインが好きなものを集めていると言いますが、配置には一工夫。
「観葉植物のグリーンも配色のひとつとして考えて、バランスを見て配置します。そのとき、小物を密集させすぎないようにも心がけています。」(トトトさん)
トトトさんは、色にこだわらずにデザインが好きなものを集めていると言いますが、配置には一工夫。
「観葉植物のグリーンも配色のひとつとして考えて、バランスを見て配置します。そのとき、小物を密集させすぎないようにも心がけています。」(トトトさん)
家具を暮らしにフィットさせる、大胆なDIY
リビング・ダイニングには、DYIのアイテムもたくさんあります。もとは3段だった木製のワゴンはお気に入りでしたが、ホワイトやグレーの家具のなかで少し浮いてしまうのが気になるように。
そこで、思い切って上部をカットして2段に。空間になじみやすく、大きめの観葉植物も安定感のある状態で置けるようになりました。
壁面収納として使うホワイトのディスプレイ棚は、もともと背が高いものを横にして置くことで圧迫感を抑えていました。
今ではそれを、DIYで半分にカット。ひとつはリビングに、もうひとつはキッチンや子ども部屋にと、移動してさまざまなところで使えるようにしています。
スペースを広く開けた寝室
リビングの隣の居室は寝室です。マットレスで寝ているため、昼間は畳んでスペースをあけけられ、お子さんたちが遊んだり、トトトさんがパソコンを使ったりと多目的に使えます。床には通気性のよい畳を敷き詰めることで、マットレスの湿気とカビの対策ができるようになったそう。
押入れの横のデッドスペースは、寝具の置き場兼お昼寝スペース。以前は上部に設置した突っ張り棒にたくさんの服を掛けていましたが、今は一掃してすっきり。下に置いた引き出しも減らし、押し入れの中で使用しています。
押し入れの中がこちら。左半分にお子さんたちの服を掛け、引き出しにボトムスや靴下、リュックなどのバッグを収納。右半分はトトトさん用で、かごにパジャマや靴下などを、引き出しにニットやバッグなどをしまっています。実は奥の見えにくい場所にオフシーズンのものを掛けているのだとか。
収納家具、押入れ内もこまめに変更。片付けやすい子ども部屋
もうひとつの4.5畳の居室は子ども部屋。床にはフロアシートを貼って、走り回ることもできるようにしています。
子ども部屋でも頻繁に模様替えをしています。一時期は、コの字型家具を机代わりに。
そのあとはデスクや本棚を置いて…と、お子さんたちの使いやすさや持ち物の量を考えて、家具を入れ替え。
押し入れは引き戸を外し、小学生2人のお子さん用の収納に。ゆるく半分に区切り、それぞれのエリアに持ち物をしまうようにしています。収納アイテムは奥に置き、手前に余白も確保。次第に散らかってきたら「片付けにくい?」のサインと受け取り、仕組みを見直してどんどん変更しているそうです。
DIYで好みの見た目と収納を叶えた洗面所
洗面所もDIYで使いやすくしています。2×4材とカインズのアジャスターで支柱を作り、有孔ボードで覆ってカバー。そこに好みの鏡を取り付け、歯ブラシやコップなどを吊るしています。洗濯機の上には1×4材を横に渡して、ものを置ける棚に。
洗面台横の隙間には、使っていないデスクの天板を立てかけ、100円ショップのフィルムリングフックとハンギングステンレスピンチで歯磨き粉とタオルを吊るしています。壁に穴をあけられないときの参考になりそうなアイデアです。
暮らしに合わせたDIYや模様替えで過ごしやすく
狭かったり、古かったりする団地の部屋でも、無理なく、ご自身もお子さんたちも暮らしやすいよう工夫しているトトトさん。DIYのほか、小物の飾り方や収納の仕方など、できるところから取り入れて、自分らしい部屋づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
photo / トトト
トトト(@bonjojonbo)
築年数47年のリノベーション団地、2LDKに3人のお子さんと暮らす。狭さや使いにくさを感じる団地でのDIYや家具レイアウトの工夫、模様替えの記録などをInstagramに投稿。お子さんたちと日々楽しみながら部屋づくりを楽しんでいます。
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