本物の宝石のような大人気スイーツを自宅で楽しく作れる。『きらきら鉱物菓子の作り方』

まるで本物の宝石のような美しいお菓子。ギフトにも人気のスイーツですが、それを自分で作ることができるレシピ本『きらきら鉱物菓子の作り方』が登場しました。今回は特別に、「エメラルド」のレシピをご紹介。まだお出かけがちょっと難しそうな今年の夏、おうちでキラキラと輝くスイーツを作るところから楽しみませんか?
 

宝石のようなお菓子を自宅で手づくりできる本

神秘的な色や形、輝きに思わず目を奪われる鉱物の結晶。いつまでも眺めていられそうな美しさですが、実はこちら、食べられるお菓子です。
「食×アート」をテーマに、食にまつわるさまざまな活動をしているフードクリエーター集団「harapecolab (ハラペコラボ)」が作る琥珀糖のお菓子「こうぶつヲカシ」。見た目の華やかさと、外はシャリッ、中はプルンとした食感が楽しく、ギフトにも人気で、販売開始後にすぐ予約がいっぱいになってしまう一品です。

そんな大人気のお菓子を自宅で作ることができるレシピ本『きらきら鉱物菓子の作り方』(KADOKAWA)が発売されました。
寒天やグラニュー糖といった手に入りやすい材料で、水晶・ルビー・ダイヤモンドなどの19の鉱物のお菓子と、アレンジしたスイーツを作ることができます。
今回は本のなかで紹介されている、「エメラルド」の作り方を公開します。

クレオパトラが愛した美しいグリーンの「エメラルド」

エメラルドは、ダイヤモンド・ルビー・サファイアと並ぶ世界四大宝石のひとつ。古代エジプトの女王クレオパトラが愛した石としても知られています。澄んだグリーンの爽やかな色合いは、蒸し暑い時期にも涼しげです。

エメラルドの材料

  • 【洋梨味】
  • 粉寒天8g
  • 280g
  • グラニュー糖520g
  • 洋梨リキュール20g
  • 青色素水、黄色素水(材料 下記参照) 各適量
  • 青色素水、黄色素水の材料
  • 【青色素水】
  • 青色素(スピルリナ青、クチナシ青色素など)1g
  • 小さじ2
  • 【黄色素水】
  • 黄色素(クチナシ黄色素など)1g
  • 小さじ2

作り方

  • 1下準備として、色素水を作ります。青色素、黄色素それぞれの粉末色素を水で溶き、茶こしで濾しておきます。
  • 2鍋に粉寒天と水を入れ、中火にかけます。泡立て器で混ぜながら寒天を溶かし、沸騰したら一旦火を止めます。
  • 3グラニュー糖、洋梨リキュールを鍋に加え、泡立て器でよく混ぜて再び中火にかけます。鍋底からしっかり混ぜてふつふつと沸いたら火からおろし、鍋底を水につけて粗熱を取ります。青色素水、黄色素水を加えて混ぜ、緑色を付けます。
  • 4バットに流し入れ、表面が固まってきたらラップをかけ、冷蔵庫で3時間以上冷やし固めます。
  • 5カットし(手順詳細は下記参照)、数日間乾燥させます。

エメラルドカットの手順

  • 1厚さ約1.5cm の長方形を作り、4つの角を小さくカットします。
  • 2上面それぞれのラインに沿って、厚みの約1/3を薄く面取りします。
  • 3裏返して反対側も同様に面取りをします。

宝石らしく仕上げる切り方もわかりやすく説明

できあがった寒天のお菓子をより鉱物らしく見せるポイントになるのが切り方です。そうはいっても、適切な大きさに切り、角を少し落とすような簡単なもの。本書では一工程ずつ写真付きで丁寧に紹介してくれているのでイメージがつかみやすいですよ。手を動かすたびに、美しい宝石が一つ、また一つとできていくと、ワクワク感がどんどん増していきます。

アレンジメニューで食卓がぐっと華やかに

エメラルド以外の鉱物も作れば、色とりどりの宝石がたくさん集まりぐっと華やかに。そのまま食べるのももちろんですが、アイスと組みわせたり、ヨーグルトやフルーツとバットに入れて固めるヨーグルトバークなどアレンジを加えるのもおすすめ。いつものデザートが特別なスイーツに変身し、お茶の時間がいっそう楽しくなりますよ。
お子さんがいるご家庭ではご家族みんなで作れば、夏休みの印象的な思い出のひとつにもなるはず。ぜひ手に取って、おうち時間を充実させてはいかがでしょうか?

photo / 山田圭

きらきら鉱物菓子の作り方
刊行:KADOKAWA
定価:1,595円(税込)

https://www.kadokawa.co.jp/

※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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