使い古したエコラップ、そろそろ寿命?
使うたびにゴミになる使い捨てのラップ。反して、プラゴミを出さないエコラップを普段から愛用している方も多いはず。ただ、何度も使っているうちに筋が入ったり、粉が吹いたりしてきて、そろそろ買い替えようかと考えている方もいるかもしれません。ですが、市販の蜜蝋とアイロンなどがあれば、ひと手間で元通り使えるようになりますよ。
蜜蝋と家にある道具で簡単。蜜蝋ラップを復活させる方法
使い古した蜜蝋ラップの白くなった部分は、蜜蝋が落ちてしまったところ。こうなると粘着力がなくなるだけではなく、抗菌作用も低下してしまいます。蜜蝋を加えて復活する方法を早速見てみましょう。
材料
- 使い古しの蜜蝋ラップ
- 蜜蝋(ビーズワックス)適量(20cm×20cmの蜜蝋ラップに対して10g程度)
- お好みで植物性オイル適量。厚めのラップに使用すると柔らかな仕上がりになります
道具
- アイロン
- キッチンスケール(量り)
- クッキングシート蜜蝋ラップに対し余裕のある大きさで2枚以上使用(今回の例では30cm幅)
- 段ボールクッキングシートより大きめのサイズを使用
蜜蝋・ビーズワックス(Beeswax)は、粒状やブロック状のものが販売されています。オンラインでも購入でき、香りの有無など種類が豊富なので、お好みのものを選んでください。
蜜蝋ラップを復活させる手順 3ステップ
1. 段ボールを敷いた上にクッキングシートを敷きます。その上に使い古した蜜蝋ラップをのせ、ビースワックスを均等に広げたら、上からお好みで植物性オイルを数滴垂らします。
2. クッキングシートを上から被せ、中温に温めたアイロンをのせ、ビーズワックスを溶かします。このとき、ビーズワックスが溶ける前にアイロンを動かすと、シートや蜜蝋ラップが動いてしまいます。初めはアイロンをのせるだけにし、ビーズが全て溶けてからアイロンを滑らせ、ムラがないよう広げましょう。
シートをはがしてみると、蜜蝋がしみ込んだ部分は色が変わっているのが見え、ムラの有無を確認できます。一旦シートをはがすと、空気に触れた部分はすぐに蜜蝋が乾いて白くなりますが、再度アイロンをすると溶けるので、ムラがなくなるまで何度もやり直しが可能です。このとき、ビーズワックスが足りないようであれば足してください。
3. ムラなく蜜蝋がしみ込んだら、クッキングシートをサッとはがして干します。このとき、できるだけ手際よく行うのがポイント。ゆっくりしていると、すぐに蜜蠟が固まってくっついてしまいます。
干したらすぐに乾くので、これで完了です。
干したらすぐに乾くので、これで完了です。
その他、作業時のアドバイス
作業に使用したクッキングシートは、何枚かの蜜蝋ラップを復活させるのに繰り返し使うことができてエコに。ただし、繰り返し使いすぎるとシートに穴が開くことがあるので、その際は適宜新しいシートに替えてください。
・作業しているうちに蜜蝋がシートからはみ出てアイロンについてしまうことがあります。濡れた布巾などを用意しておき、汚れたらその都度拭くのがおすすめです。
・作業しているうちに蜜蝋がシートからはみ出てアイロンについてしまうことがあります。濡れた布巾などを用意しておき、汚れたらその都度拭くのがおすすめです。
捨てずにまだまだ使い続けられる蜜蝋ラップ
使い古した蜜蝋ラップも、蜜蝋を用意すれば簡単に再生できます。ひと手間で使い続けられれば環境にもお財布にもエコになり、より愛着をもてるようになるはず。ぜひ挑戦してみてください。
また、この再生方法と同じような手順で、お気に入りの布で蜜蝋ラップを作ることも可能。Sheageには蜜蝋ラップの作り方をご紹介している記事もあるので、ぜひご活用ください。
また、この再生方法と同じような手順で、お気に入りの布で蜜蝋ラップを作ることも可能。Sheageには蜜蝋ラップの作り方をご紹介している記事もあるので、ぜひご活用ください。
楽しいファブリック雑貨に出会える「KIRIN NO YUME」
今回蜜蝋ラップの再生方法を教えてくれたのは、アフリカのファブリックアイテムを販売している「KIRIN NO YUME(キリンの夢)」。サステナブルな暮らしに寄りそうファッションアイテムや雑貨を揃えています。売上金の一部を、タンザニアの子どもたちの学費に活用するNGO団体に寄付する取り組みも行うお店。気持ちも明るくなるような色や柄のアイテムがたくさんあるので、気になる方はチェックしてみてください。
KIRIN NO YUME(キリンの夢)
イベント出店情報はサイトのお知らせやInstagram(@kirinno_yume)にてご確認ください。
※掲載内容は記事公開時点のものです。最新情報は、各企業・店舗等へお問い合わせください。
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